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メガネ業界の将来性は?AIでなくなる仕事なのか?今後の動向を分析した。

眼鏡業界で20年仕事をしています。現在は41歳。年収は約400万円。眼鏡店での仕事としては、販売が主ですが、メガネでは接客コンサルタント、加工製造の業務。補聴器では聴力測定、補聴器を使用した時の効果測定も行います。

また、店長業務となると店舗運営全般を任されます。市場調査、部下の育成、マーケティング前略など多岐にわたります。

やはりこの業界は限りなく縮小しています。業界全体の金額シェアが20年前は1兆円であったのですが、現在では5000億円と大減少です。

その結果、実力のある個人店が先の理由により店をたたむことになっています。

メガネという人体機能を補助する道具であるにも関わらず、一般の認識として地位が低いことが大きな原意です。

ブランドバッグを持っていなくても生きていけますが、メガネが必要な方ですら1円でも安く、おもちゃのようなメガネでも構わないと思っている人が多いです。

目次

AIの導入でメガネ業界の仕事は今後どう変化するのか?

私の見解ですが、資本主義の原理に基づき大きな資本の企業に仕事が集中し、小さな店、チェーン店はより減少していくことになると思います。

中小で働く私の立場としては大きな資本の会社に買い取られて、その社員として働くことになるかもしれません。

閉鎖した業界で、新しいことへのチャレンジが少ないことも特徴です。チャレンジのない企業はジリ貧になっていくでしょう。

その中でJINSやメガネスーパーは新しい価値を模索し、業界として新しいことをみつけ、業界の金額シェアを上げていくことに努力をしており、将来性があると思います。

基本的にはコンサルタントが必要な仕事なのでAIでなくなることはありません。接客販売はAIロボットが進化すればある程度任せられると思います。

フレームの選択、レンズの選択はむしろ販売員の接客よりも説得力があり、お客様のためになるかもしれません。

しかし測定や加工に関しては、ある程度の簡単な目に関してはAIロボットでまかなうことができますが、暗黙知や熟練のノウハウが必須な部分も多いこと。

難しい目の方が多く、その場合の判断はさすがにAIが判断することはできないと思います。

そういう意味ではメガネ業界3年目位の人間の仕事はAI化は可能ですが、熟練スタッフ、眼鏡士(業界内の認定資格)レベルの仕事はAI化は無理です。

ニュースで職場のボスがAIになる、という話を聞きましたが、マーケティング戦略や販売分析など、店舗管理のマネージメントはAIで可能かもしれません。

奇妙な構図ですが、店長はAI、技術知識のスペシャリストとして人が必須で、雑用はAI、という中間に人がいる構造になるかもしれません。

給料は上がりません。メガネを買う人口が増えないからです。実際には微増ですが、その分単価が下がっておりメガネとしての売り上げは減少傾向であるから、補聴器などの販売、他業種展開を当社もしています。

ニーズは増えることもなく、減ることもないでしょう。

私自信が仕事をするうえで考えていたことは、他の人にはできないことができるようになることです。

今はAIという驚異がありますが、過去も人と人との競争があったわけで、その競争で勝つためには自分の能力が必須です。

会社が生き残るために同じ業種の中でも差別化戦略を行うことと同じで、同じ会社のスタッフであっても、自分が他の人にはできないことができる状態を常に作っておりました。

メガネ業界でAIに負けずに生き残るためのスキルとは?


対AIについて考えていることは、人の成せる技に尽きると思います。
接客で言えば心の触れ合いが大切です。

人によっては接客を嫌う方もいます。でもそれは接客ベタ、心配りが足りないスタッフに当たってしまい、残念なことにプロの接客スタッフの中にも多くレベルの低い人がいますからね・・・。

その傷心が原因でそうなってしまうのだと思います。

そうではなく、自分の悩みや問題が解決できる、相談できる人間であることで、「ああ、やはり次に買う時もこの方に相談したい」と思っていただける接客が重要です。

ただ問題に単調に応えるのではなく、その微妙な機微をとらえて反応するというのは、AIでは不可能だと思います。

続いて加工に関してです。

メガネの加工を行うロボットができました。しかしそのロボットで作り上げるメガネはメガネの機能としてはある程度問題ありませんが、そのお客様にあった理想的な状態であるとは限りません。

メガネの出来上がり、その度数や素材の特徴をとらえて、お客様にマッチさせていくことはAIには不可能でしょう。先にも書きました暗黙知がここに多く含まれます。

こと、フィッティングというメガネを調整する技術は我々が一生の勉強と言われるくらい難しいものです。

今後、メガネ業界で役立つ資格と勉強法について

メガネ業界は決して難しい知識はいりません。仕事で外に出ることもあるので車の免許があれば十分です。

当社でなくとも会社に入社してから、きちんと教育する仕組みが作られている会社がほとんどですから、専門的に勉強しておく必要はありません。

ただ、理科的な知識(光学、生理学)に関してはある程度勉強しおいた方が有利です。はやく身につくでしょう。数学的知識は必要ありません。小学生で習う数学程度で十分です。

資格としては接客に携わるわけですから 販売士をとっておくとよいでしょう。

なくてもなんら問題はありませんが、特に店長以上を目指すならば知識として避けて通れない部分がありますので後が楽になります。

また、そういう勉強をせずに業界に入る人も多いため、他との差をつけるためにもあると有利でしょう。

他業種からこの業界に入って来る人もたくさんいます。

不思議なことに、会社をやめても違うメガネ店に移って働く人が多いのもこの業界の特徴です。給料は低い水準ですが、給金を超えたやりがいがあるのも事実です。

困っているお客様の助けになる仕事で、日々感謝されることも多いこと。

またそこから人間関係が密につながっていくこと。

保険会社ほどではありませんが、一生の付き合いになっていくこともこの業界ではある話です。

入社してからは覚えることが多く大変なことも多いのが現状です。

一通り仕事ができるようになるまで3年ほどかかると思った方がよいので、そんなに焦る必要もありません。

日々、お客様との触れ合いを楽しみながら、誠実にまじめに仕事をしていくことで、技術技量を超えた存在価値を生むことができます。

必要なのは人としての人間力だと思います。そのためにはメガネの勉強はもとより、幅広く興味関心を持って、貪欲に勉強することが必要です。

人の視力だけなく心の目を持った販売員にあなたもなってください!応援しています。

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