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大学の事務職員は終わる!AIにどう奪われるのか?冷静に分析する。

現在、私立大学の就職課アドバイザーで、施設課事務職をやっている。勤続年数は12年。今回就活アドバイザーという仕事がどうAIに奪われて消えていくのか?

悲しい現実と今の業界の真実を届けたいと思って筆をとることにした。

【 学生就職課の主な業務が抱える問題点  】

  1. 一般論として少子化の影響
  2. それに対して大学の過剰
  3. 結果として学生レベルの低下
  4. 教員職員とも(優秀な)人材不足
  5. IT対応の遅れ:設備(ハード、ソフトとも)
目次

大学職員の仕事は将来AIで代替できることばかり

では続いて大学の就活アドバイザーの仕事がどこまでAIに代替可能なのか?具体的な作業を一つつ図見て行こうと思います。

1)就職アドバイザーについてはどれを取ってもAIで可能 

①自己分析・・・・

自己分析とは自分を知ることと考えると、学生(若者)には結構困難な作業になるのだが、個々のデータから分析すればそれほど難しいことではない。

つまりまずデータベースが必要なのだが今まではこちらが学生から聞き取ったことを理解し整理し、あるいはパソコンに入力してそのデータをもとに指導していた。

この作業にはかなり不確定な要素があった。

なぜなら中間に人(この場合は職員)が入ることでデータの正確性が確実に落ち、かつ重要性ランク評価に恣意的なものが入り込む可能性がある。

AIではこのような可能性はあり得ないようだ。一度記憶した事象は壊れない限り消えることはないのだから。

② 面接指導・・・

面接にはパターンがあるので我々はそのパターンに沿って指導していた。一番人間的な部分が出る場面で、生き残るとしたらここらあたりではなかろうか?

③ 履歴書の書き方指導・・・・

これもパターンが決まっているので、AIにより先の自己分析結果をもとに指導することは容易である。

2)施設課業務はこの分野はもともとかなりAIとの距離が近い。

ただし実際に作業(営繕や保守、清掃等)を行うのは外部業者つまり人的労働力なのでその部分についてはある意味AI後も生き残れるのではないか?

① 営繕・・・

空調設備、電気設備、給排水設備の異常や不具合、ガラスの破損などを発見もしくは連絡を受け現場を確認し指定業者に依頼する。これはAIで十分置き換え可能だ。

②清掃・・・・

清掃は業者に委託しているのだが、ミスや漏れがありその都度現場確認しやり直しを指示する。これも監視カメラやセンサーをもとにAIに取って代わられるだろう。

③ データ管理・・・・

毎日の事故やクレーム、あるいはお金の流れ(伝票処理)をデータベースに打ち込んで管理していた。この部分は問題なくAIである。

【結論 】以上のように考えると人間がAIに抵抗するのはこの業界(大学における就職関係と施設関係)ではほぼ無駄な抵抗だと言える。将来性(給料が上がりニーズが増える)は考えられない。

今後大学職員の仕事で生き残るコツは?

自身を数十年前と置き換えて考えてみると話は違ってくる。つまり仕事が無くなっては困る生きていけないのである。

上に述べたことからわかるように、ひと(人間)でなければ出来ないこともあるのだからこのあたりを目指していくべきではないか。つまりAIインターフェースではなくヒューマンインターフェースである。

 この業界で言えば学生との接触がある部分はまだまだ生き残る可能性は大いにある

手っ取り早いのは大学から大学院に残って教員として残る方法。教員の受けがよければ可能性は十分あると思う。

まあある程度の勉強は必要だが・・・。

ただし、現在でもネットによる講義受講はMOOKなどでできるので、平凡な授業でお茶を濁していては将来にわたって安泰とは言えない。

あとは職員として採用されること。資格は要らないが大卒できれば国立が望ましい。

デジタルではなくアナログの世界、芸術関連の大学生き残れる

絵画、絵画ではどうか人でしか描けないか。焼き物では。音楽はどうか、生の音生の音楽、声楽や楽器の演奏はどうか。ただしこの業界は極めて参入が難しい。

音楽大学を出てもプロとして生き残るのは100人に一人いや1000人に一人か。また、AIでも可能かもしれないが可能性は低い。

そうなると美大や音大関係の仕事につくというのもこれからは安定職になるだろう。

医療や介護の関連の大学も可能性がある

ロボットで楽になっても人と人の交流、接触といっても良いがこれは人間にしか対応できないのではないか?

以前テレビでフランス発「ユマニチュード」という介護看護手法の紹介があって感心したのだが、介助者が寝たきり老人の手を取って立ち上がれせる奇跡を起こすというものだった。

これはAIには不可能、絶対であるということ、そういう触れ合いがある学部に絞って就活をするべきではないだろうか?

AIで仕事を奪われない様にできることはない

AIに負けない様に人間は生きていけるるのか?

この質問に関してはかなり悲観的である。AIの普及を止めることは誰にもできないと思う。

何故ならAIがあると便利だから、楽だから。大学に限らず経営者にとっても初期投資はかかるが人件費は確実に削減される。

人類にとって一見いいこと尽くしである。

このような事態が急変して(数年後ということではなく10年後あるいは20年後?)例えばAIがインターネットを乗っ取るとか社会インフラ(電気や水の供給、通信や交通)を支配する(つまり人間の意志に反して悪い意味で)とかが起きたならば、人類はひょっとしたら不都合に気づくことができるかもしれない。

 スピルバーグの名作「2001年宇宙の旅」を思い出すのだが、そこで想定されているような数人あるいは数十人の犠牲でも衝撃としては弱いと思われる。

数百人あるいは数千人、否ひとつの国が犠牲になるような事態があれば人類は動き出すだろうか?

残念ながら世界の科学者や政治家が連帯して動くとは今の世の中からは想像できないことだ。

 おそらくAIはそんなミスは起こさないでひっそりとその戦略を進めるだろう。人類が築いたときは手遅れではないだろうか?

私自身はもうすぐ、年金生活に入るので、ある意味部外者である。

むしろ今現在のAI普及期にあってはその便利さを享受する側である。

ネットゲームやインターネットニュースなどの娯楽や日常生活で、介護や医療の現場で、自動車の運転、翻訳(通訳)機など。なので個人的な対策は無い、むしろ喜んで受け入れているつもりである。

薄情なものだが自分の寿命が残り少なくなると高邁な考えはできなくなってくる。そんな大人がいる世界が大学という場所なのだ。

一見華やかに見えても暗い影があったりする。是非ともこの業界に来る方は綺麗ごとではない本音の部分を知ってほしい!!

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