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図面制作の仕事はAIでなくなるし、将来性はないって業界7年目で感じてる

年齢は27歳です。デザイン・広告・設計業界になります。業界歴的には7年になりますが、今の会社は2年と少しになります。

今の職場は少し特殊で、図面制作の仕事なのですが、具体的には細かい建築図面を一般のお客様用に簡単に線引きした図面を作るトレース屋という職種になります。

広告に使われている間取図などを想像してもらえると一番わかりやすいかと思います。この仕事は特殊スキルが必要なので、やっぱリ人材不足です。

・建築の知識が必要であること
・IllustratorやCADソフトがさわれる技術・経験がいること
・自社で作っている図面と建築図面との整合性・進行している現場との整合性がしっかり把握できていること

以上を兼ね備えた人材がすぐに育たない環境であることです。結構流動性がない業界なんです。

目次

図面制作の仕事の多くはAIで消えてなくなると思う

この仕事で一番大事なことは、ズレがないことです。

図面として線が少しずれているだけで他の全ての部屋にズレが生じるなど恐ろしいことになります。

会社で作っている図面と現場の大工が使う建築図面が違うケースもあり、そうなると進行している現場との整合性にズレが生じ、一般のお客様はどれを信じていいのか混乱し、クレームの原因になることも多いのです。

これらの不安要素を無くすためには、AIの導入が将来性を考えると一番安全で、効率的に解消できると思われます。

何度も見直しても、人間の目では確認しきれていない点の洗い出しが可能ですのでより一層精度の高い図面が出来上がるので、対人間に依頼するよりも、対ソフトとして依頼する未来が近いように思われます。

CAD、illustratorの仕事もどんどんAI機能が加わっています。

現に最近の自社の図面の作成のチェックの際には、データを現場や建築家さんの方で確認できるように変換して、それを各自重ね合わせて異なっている点を洗い出して修正指示をもらうという流れがあります。

これをAIの作業に置き換えることによって、より的確でミスのない図面制作が可能となります。

事実数年前までは手書きで行われていた自社の図面制作は、PCの発展によりとても簡略化され時間短縮が可能になり、仕事の依頼も多く増えたと聞いています。

ただ、このAIのおかげで収入は増えたかというとむしろ減っています。

ロボットにもできる仕事は価値が低くなっていくのです。

その結果データ変換や作成が安易な仕事だという意識になり、こちらの費用は削られる一方です。

先ほど言いましたような整合性を完全に把握したソフト・AIを導入することで、精密な図面の制作代としての費用はとることはできると思いますが、人員的な費用はもう上がることはないと思います。

人材も建築的な知識が必要となるので、訳が分からずあきらめてしまう方が多いので、不足した状況が続いています。探そうにも経験者が少なくなかなか見つからないです。

このような正確な精度を必要とする図面制作の現場は知識を教えずとも判断のできるAIによって取って代わる社会が近づいていると考えられます。

図面制作の仕事がAIに奪われないようにすべきこと

AIに図面作成の仕事が取って代わられないようにすべきことは、経験値的な話になってしまい難しいことになりますが、会社によって表現が違う点を理解するということかと思います。

このような図面は大元の会社(積水ハウス、野村不動産、東急不動産etc)によって表現が異なっています

この会社ごとのルールを完全にマスターし、そのルールに合わせた表現をAIに設定する。

もっと言いますと、その担当者ごとによっても異なる表現もありますので、それに合わせたルールを完全把握することが大切になってくると思います。

AIをカスタマイズする力を持つ人だけが図面の世界で生き残れる

一番の難点である整合性の把握はAIに取って代われると想定して、私たちが出来ることとなるとそのAIを担当者好みの表現設定をする調停者の立場になることしか残されていないと思われます。

担当者の好みやルールを聞き取り、実行する。そしてその見積から値段交渉という最終的な対人としての付き合いを私たちがするという流れが今後の仕事になってくると思います。

この値段交渉までもが業界の中で一律料金の決定化をしてしまわれると本当にAIに取って代わられる職種になってしまいますが・・・。

でもこのことは遠くない未来だと思います。数年前のアナログでの作業の話からの現在の仕事環境の変化の話を聞いていますと、本当に起こりうる話だと感じます。

私としては図面の整合性の確認はとても精神のすり減る作業なので、むしろ早くそのようなソフトは出来てほしいです。

技術の進歩としては大賛成ですが、先の先を考えた今のような話をしますと、私の仕事は無くなってしまうのではと思ってしまい、不安になります。

今できる私個人の対策としては、続けてきた2年の経験値を上手く生かして、表現のルールを担当者の好みに合わせた忠実な図面を少しでもスムーズに作っていくことだと思います。

図面制作の世界で必要とされる3つのスキル

図面制作、デザイン設計業界に入ろうと考えている方が必要となるスキルは3つです。

第一に取っておいた方がよい資格の第一はillustratorの技術です。これがないと始まりません。ただ、移動ができる、拡大縮小が出来るだけでなく、矢印の使い方や変形・整列のスピーディーなやり方など一歩先の技術が必要です。

正直、訓練学校で数カ月でとってつけたような経験値なら辞退された方が良いです。前職で1年以上毎日触っているようなDTP関係の職場であれば十分やることができます。

第二は建築の知識です。しかし、私もほぼ素人の状態で入ったのでそれほどなくても大丈夫です。LDKの意味が分かるくらいであれば大丈夫です。

やっていく内に難しいことは覚えていけます。どういう意味か全く分からない!と悩んでしまう時期は1年くらいです。

第三はCADソフトの技術です。これは主に建築会社から図面制作する際の大元になるデータを触る際に必要となる技術です。

私はもちろんこのソフトを触ったことがなかったのでこの技術も今の会社に入ってから身につけました。

印刷をする・文字化けを直す・違う形式に変換するなどの程度なのできっと技術力とは言えませんが。

以上の3つがあれば十分今の業界に対応できます。

ただ、私としては前述した通り、AIに取り代わられる可能性が十分に考えられる業界です。人材が不足していますが便利なAIが登場するまでの間でもいいので来ていただけると助かります。

単なる図面作製ではなくアートデザインも勉強すべき

もしくはそれだけのIllustratorの技術力があるのならば、デザイン業界へ入られることをお勧めします。まだ人の創造力を使うデザインは取って代わられる可能性は低いと考えられます。

やはりアートと言うのはなかなかAIに代替されにくです。

私も正直なところ、前職はデザイン関係でしたのでそちらに戻ろうかと考えています。

どちらかというと作業とするこの職種は黙々とこなしたい方には向いています。Illustrator の腕試しには大変力の付く現場ですのでもし興味があれば探してみてください。

これから10年は本当に業界が激変すると思います。本当に気を付けましょう。

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