私は現在27歳で、金融業界に勤めて3年経ちました。金融業界といってもセールスやトレーダーなどではなく、事務を行なっています。
また、事務の内容も経理といった金融関係ではなく、金融業界の会社で、一般の事務をしています。
そのため簿記などの資格は不要です。
情報を入力したり、出力したり、書類を作成したり、特に金融の知識がなくても就ける仕事です。
もちろん仕事をするときは金融商品や業界の知識は必要になってきますが、一般事務なので、入社して仕事しながら覚えていけば特に問題ないです。
金融の事務職はAI導入でなくなると思う
私は確実にAIで金融事務の仕事はなくなると思います。
0になるということではないと思いますが、かなりの数が減ると思います。
特に一般事務の仕事というのは、AIの前に、コンピュータ化、IT化で相当数人員を削減できるはずだったと思います。
なのに会社にはたくさんの人が溢れている。私の会社もそうです。
特に大手は人を余剰に抱えていますから、効率化や能率が大事と言いながらも、仕事をするための仕事を作っているような形です。
つまり、一般事務で置き換えれば、コンピュータで完結できる仕事を、いちいち紙で出力したり、手仕事を無くしていないというわけです。
実は私の会社も、情報の管理ですら、未だに紙ベースで行っていたりします。
AIの時代と言われている昨今、さすがにもうこのような体制は変わらないといけないでしょう。
社会貢献のために主婦層や障害者を雇うのならば分かりますが、健康でフルタイム働くことが可能な余剰人材は、人材不足の業界や職種に流れた方が、社会のためです。
特に一般事務という仕事は、会社の売り上げに直接絡むような案件の下処理みたいなものですし、それは人が行わなくてもいいのです。
今後、資格がいらないような事務のニーズは、絶対に増えないと思います。今は人材不足の業界以外のほとんどの会社が、人員削減に躍起です。
情報の保存管理の仕方や出力の仕方も見直されています。
既存の体制から脱却し、完全に新しい体制に変えていこうという会社は本当に多いと思います。
金融業界に限らず、様々な会社が無駄を省いて、AIなど効率的なシステムを導入し、速度と低コスト性を求めて動いています。
今はその転換期です。
会社名は伏せますが、私の会社も今まさに転換期を迎えています。数年後には大量早期退職の募集がなされるでしょう。
予測というよりは、予定という感じです。
正直、もうすでに、会社では異動が盛んになっており、仕事ができない人は自主退職してもらおうといった雰囲気が、管理職からも出ています。
会社の業績が良いとか悪いとか関係なく、仕事がなくなるんです。余剰人員は、人が不足している場所に収まるのが良いということなのでしょう。
AIに一般事務職の仕事が奪われる前にすべきこととは?
AIに代わられないようにすべきことは何もないでしょう。私の行っている一般事務の仕事は、必ずAIにとって代わられると思うからです。
ただ、黙って指をくわえて見てれば良いとも思いません。
AIが専門性と正確性を伴って情報処理できるようになるには、もう少し時間がかかると思います。
私たちはその間に専門性を身につけるべきです。
既存の仕事を守るというような姿勢ではなく、新たに人間にしかできないことを学ぶべきです。
あるいは、AIを操作する側に回るのが一番良いと思います。
2020年、小等教育では、プログラミング教育が必須化されました。
誰が教えるのか、情報の教諭が教えるのか、どんなレベルのものになるのか、文科省の人間でも教育者でもないので、詳しくは私は分かりません。
しかしこの教育プログラムの設立というのは、私たち人間の働き方が確実に変わって行くことを示唆していると思います。
コンピュータをプログラムし、機械を作動させ、効率よく作業していく。
今でもそのような働き方はありますが、将来は完全にそのような働き方に変わるのでしょうね・・・。
今までは人間が人間を動かし、あるいは人間が機械と一緒に動き、人海戦術と時間をかけて作業してきました。
しかしそのような時代が終わるということです。
子供の数も少なくなってきましたし、人口は減るばかりです。
たくさんの人とたくさんの時間を使って物やサービスを提供していくのではなく、少ない人と限られた資源を使い、少しの時間で生産性をあげていくような働き方をしないといけなくなったのだと思います。
このような背景があると思いますので、AIに仕事をとられると考えるのではなく、積極的にAIを導入し、AIを使う側になれば、人間が仕事を奪われることはないでしょうね・・・。
あくまでAIは人間の生活を楽にするものだと思っています。
AIを使い、短時間で生産性をあげ、お金をもらい、余った時間で他のことをする。
私としては、理想的な生活になるかと思います。
AI時代の将来に不安を感じても仕方がない結局生き続けるだけ
AI社会が成立したらどのような社会になっていくか、正直あまり想像はつきません。
AIの前にコンピュータ化の時代がありましたよね?
そのときは、自分の仕事を守ろうと、コンピュータ化を避け、無駄な仕事をしたり、若者を育てようとしなかった者たちがいました。
完全にAIが私たちの仕事をとって代わろうというようになるのは、もっともっと先のことかもしれません。
既得権益層が自分を守り、効率のいい仕事の仕方を追い出す可能性もあります。
とにかく、仕事の現場でのAIについては予測できません。
ただ一ついえるのは、自分がAIを使いながら効率よく仕事できる人間になれれば、AI社会で有意義に生き残れると思います。
普段の生活ではAI社会になれば、痒いところに手が届くといった感じで、生活のことは便利になるのではないでしょうか?
私はゆとり世代ですが、親の面倒は見れますが、自分の介護をしてくれる人はあまりいないでしょう。
なぜなら私の下の世代はもっと子供が少ないからです。
そのためAI社会になったら、人間が会話や世話をしてくれるのではなく、AIが代わりにやってくれるようになるのではないでしょうか?
介護業界も機械の開発が進んでいるようですが、AI社会になったら人に迷惑かけながら生きたくない、など考えずに胸を張って、好きなように生きて楽に死ねると思います。
なので積極的にAIを利用して生活を便利にし、共に生きて行くのが一番ですね。
ただ労働の問題では、私たちのような一般事務の仕事は、長い時間がかかるか短い時間がかかるのかは分かりませんが、確実に無くなります。
特に優れた能力も専門性もなくとも働いてとりあえず生活できていたものが、貧困層に流れる可能性が高いので、貧富の差が開き、今よりも酷い格差社会になっているような気もします。
そうなったときに貨幣に頼らずとも生命を維持できるよう、自然の確保はしておこうかなと今考えています。
今、田舎が過疎化ですが、むしろ田舎の田畑や井戸を手放さずに管理して、作物を育てようかなと考えています。
究極の問題になりますが、AI社会になろうが貨幣がなかろうが、ご飯と水があれば生きていけるので。
私は自分なりのセーフティネットも維持しながら、AIが浸透した労働界でも生きていこうと考えています。
あなたの業界の意見お待ちしています!