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AI化が進む介護福祉業界の今後と現状を7年目の僕が語ろうと思う・・・

私は福祉業界で約7年勤務している、37歳の会社員です。年収は平均360万円です。私は福祉業界で働いていますが、主な仕事は介護業界になります。

結論から申し上げれば、多様にある介護サービスの中でAIの導入により「無くなるサービス」と「生き残るサービス」があると考えています。

ですが、将来性はある業界だとも考えております。

 

そして、私自身が関わっている仕事については「生き残るサービス」と考えています。

 

目次

介護業界の仕事はAIでどう変化していくのか?

 

介護業界の現状は、利用者に対して人材不足という現状ですが、力仕事でもあり、高齢者が増える一方のためAIによる自動化は研究が多くされている分野でもあります。

 

国としては現在、「優秀な人材の確保」と「社会保障費の減額」という課題の対策に向けて動いています。

優秀な人材確保の観点で言えば、国家資格の有資格者を増やすため試験制度の改定が速いスピードで行われています。

そもそも、人に直接触れる仕事(主に命に関わる仕事)の中で国家資格が無くても働くことが出来るのは介護業界のみ。

私はこの点については意義があると考えています。

介護業界において人材が離れてしまう原因としては、様々な理由がありますが「待遇が悪い」「人間関係」「体の故障」が主な原因です。

 

待遇改善については後程述べるとして、人間関係については「経験のみでやってきた年配の方」と「学校で正しい知識を身につけた技術の無い若い人材」とが対立しているような現状があります。

 

経験は時間をかけなければ身につきませんが、人の命にかかわる仕事という点でいえば、私は「根拠に基づいた介護」が必要と考えているため、経験だけで利用者に負担をかけるような介護をしていたり、改定している法律を知らずに自身の判断で勝手にサービスをしている方も多いのが現実。

この点においても、有資格者のみしか働けなくなるという流れは大いに賛同する点です。

 

ですが、この流れにはデメリットもあります。

それは待遇が悪い=給与が低い介護職員に、高額な研修制度や試験代が負担になるという点です。

 

2025年には、団塊の世代が後期高齢者になります。
その頃には、生産年齢人口2人で1人の高齢者を支える状況になります。

 

私は送迎などはAIによる自動運転などで対応できると思いますが、細かなケアについてはAIで対応できるようになるまでは数十年はかかると考えています。

 

その点で、ドライバーなどの業種はサービスがなくなる可能性がありますが、直接的なケアについては、AI導入により抑えた国家予算で人材の待遇改善を行い、給料が上がると考えています。

 

介護業界で現在導入されているAIについて

 

私自身は、国家資格をはじめ民間資格も含めて福祉・介護に関わる資格を取得し、常に最新の知識を身につけながら、経験と結びつけています。

 

介護業界にも少しずつAIや機械化の導入は始まっています。

直接ケアに関わる分野で言えば、認知症状が強いお客様に対して話しかけるロボットであったり、入浴がお一人で出来ない方に、脱衣をして着席するだけでボタン一つで洗体から乾燥までをしてくれる機械浴

 

介護職員の負担軽減で言うと、体に装着することで自身の運動エネルギーを増幅してくれるので、抱きかかえ等が必要な介護度が大きい方へも、介護者が負担なく介護をできる機械の導入も始まっています。

 

夜の徘徊という観点では、ベッドに敷くタイプのセンサーがあり、人の重みを検知できなくなるとブザーが鳴って知らせてくれるものや、

 

最新の研究では腹部に小さな機械を装着するだけで排泄のタイミングを事前に知らせてくれるといったセンサーもすでに試作品がいくつかの事業所で試されています。

 

介護タクシーで言えば、人間が車いすの方をスロープを引き出して車に乗り入れ、固定するといったタイプの車ではなく、福祉用自動車のオプションとして、全自動でワゴンタイプの横から座席自体がドアの外に出て、着席してベルトを締めるとそのまま座席が車内に収まるといったものもあります。

 

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これらから考えると、見守りや介護度の重い方への複数スタッフによる介護等の軽減は見られると思いますが、完全にケアをAIに任せるということはまだ難しいと思います。

 

ただし、介護者の負担軽減ということは、今までよりも少ない人数で介護が出来る環境が整うということでもあります。

 

私は、「選ばれる職員」であれるよう、研鑽を積み、また「人間であることの良さ」がより求められるので、「人間性」を磨くことも重要だと考えております。

 

福祉や介護業界の今後を考えるのはプロではなくあなた自身

人の人生において、誰もが人の手を借りなければならない状況を一度は経験します。

 

私はAIの導入以前に、「年を取る」「できないことがある」「障害がある」等のことが特別なことで、それらを抱えている方が困るような社会ではなく、健康であるときでもできないことが出来た時でも、過ごしやすい社会を作ることが重要であると考えています。

 

そういった社会を実現するには、その過程で無くなるサービスも勿論ありますが、本来「ケア」をする仕事というのは、人間にしかできないきめ細やかで繊細な尊い仕事であると思います。

 

人が人の温かさに触れ、生きていくことを諦めない・生きていることを喜べるようなお手伝いをさせて頂くのが、「ケア」という仕事の醍醐味であり、また本質であると考えています。

 

介護は人が人を助ける本質が見られる素晴らしい世界

 

今後、この業界を目指される皆様はどうか「汚い仕事」「待遇の悪い仕事」「これしかできないから」等と考えて入ってこられるのではなく、

 

正しい知識と高い人間性を身につけて、「人間だからこそできる仕事」である介護や福祉の仕事を素晴らしさを証明して頂きたいと考えております。

 

「人間らしい生活」「その人らしさ」というのは、AIで推し量ることはできません
介護という仕事はよく「考える杖」と表現されます。

 

ただの杖は、利用者ご自身が上手に使わなければ、歩くことはできません。

仮にAIを導入して、利用者の体重や不可・疾患を把握し、適切なサポートをする杖が生まれたとしても、その杖がお散歩中にいつも出会う人に声をかけてくれますか?

昔、利用者がよく通った想い出の道を教えてくれるでしょうか?

しばらく会えていなかったご友人と楽しい会話が弾むような手助けをしてくれるでしょうか?

何より、笑顔にしてくれるでしょうか?

ここにこそ、AIに代わることのできない私たちの仕事の「本質」があるのです。
どうか、大きな夢と豊かな人間性と高度な知識を持って、この業界を眺めてください。

 

介護業界の未来派はAI導入後も明るいと信じましょう!!

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