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フリーライターの将来性と給料予測を勤続10年の現場から届けたい

私は、WEBサイトやホームページに掲載する文章を書いているライターです。勤続年数は約10年で、年齢は40歳、年収は平均200万円ぐらいとなっています。

業界として仕事は多いのですが、大企業からの高単価の案件は大手の出版社などに取られてしまい、個人や中小企業から細々と受注している状況です。

 

しかし、仕事そのものは楽しく、元々贅沢をしない性分であるため、それなりに楽しく暮らしています。

目次

フリーライター業界の将来性はコネによって大違い

 

フリーライターが活躍している業界の現状は、人によって将来性が大きく異なっています。色々なコネがあって大きな仕事をどんどん取っている芸能人のような大物ライターもいれば、私のように吹けば飛ぶような零細ライターもゴロゴロいるのが実情です。

 

今話題になっているAIについては、実はこの業界ではかなり早くから導入されています。

 

生身の人間だとその時の気分や体調で波があるので、AIにやらせれば金もかからないし早いし確実という理屈です。

 

文章を書くAIについては、黎明期のワードを組み合わせて文章らしきものを自動生成するタイプから現在の高度な知性を有するタイプまでの流れがあって、さながらAIの歴史を見るのと似た感覚になります。

 

AI の自動書記でフリーライターの仕事が減るとは考えにくい

業界の将来性としては、AIの影響はそれほどないと考えています。

 

なぜなら、ライターは常に同業者との競争にさらされており、いくら高度で豊富なデータがあるAIでもそう簡単には人間が要らない領域には達しないと踏んでいるからです。

 

たとえば、測量や定型のデータ処理では必ず正解があり、AIは特定のセルから指定されたセルへのコピーとペーストをするといった単純作業を自動で行います。

 

けれども、文章は基本的に人が読んでどう感じるのかというファジーな部分が大きな要素を占めているので、セオリーに従えば良いわけではありません。

 

あえて意味がない表現や、間違った文法も用いる仕事では、ロジックで動くAIにとっては分が悪いのです。

給料については、残念ながらあまり上がらない可能性が高いです。

 

単純な文章ではAIでも十分となれば、名前を出すだけで客がつく人気ライターや、匿名でも一定以上の腕があるライターを除いて、変わらずに低賃金で使われるでしょう。

 

そもそも、ライターは昔から低収入の代名詞になっているほどの職業で、わざわざ専用のAIを開発しても元は取れないのがオチです。他の業界から流用しても、やっぱり不自然な文章を並べるだけで、あまり役には立ちません。

 

フリーライター業界で生き残るための工夫とは?

まず業界については、AIとすでに共存している状態だから、全面的に仕事を取られる可能性はほぼゼロです。

あるとしたら、それこそAIが世界を支配して人類が道具として扱われる、SFでありがちなディストピアになった時ぐらいで、そんな心配をするぐらいなら自分の仕事があるのかを考えた方が建設的となります。

 

それで、自分が仕事をAIや他のライターに取られないための工夫ですが、色々な経験をすること、自分の名前が出る仕事を意識して受注することの2つです。

色々な経験というのは文字通りの意味で、恋愛をしていない人間に男女の機微は書きにくいですし、旅行で様々な場所を見ていない人間は風景描写で困ります。

 

わざとディフォルメするとしても、その前提として生の体験、現実における描写ができる必要があるのです。

自分の得意分野を作ることも意識しており、仕事をしながら他のライターと差別化をしています。

 

疲れを知らないAIと同じ土俵で戦っても勝ち目がないので、自分なりのカラーを出すようにも心がけています。

 

すぐに書ける文章のスピード勝負ではなく、AIにはできない、私ならではの文章で勝負をしているのです。

代わりがいくらでもいる業界だから、私は営業活動に力を入れています。

 

AIが完全に営業マンの役割までやりだしたら話は別ですが、現状では生身の人間が担当しているので、できるだけご機嫌取りをしている状態です。

 

たまにライターなのだか営業マンなのだか分からなくなりますが、それぐらい営業を重視しているからこそ、ライティングで飯を食っていけています。

 

ライターは基本的にフリーランスでルールに縛られるのが嫌いなタイプが多く、そのせいか初歩的なビジネスマナーを守るだけでも好印象です。

 

フリーライターの生活は不安定!収入を複数持って生きて行こう!

一般的なライターは、会社に属しないフリーランスです。しかし、毎月決まった金額の給料が振り込まれない生活は、想像以上に苦しい生活になります。

 

AIの進化によって、すでに一般職のデータ入力などが淘汰されている現状を踏まえて、自分なりの武器を持ちましょう。

 

投資運用や不動産経営、専門分野を持ってライターを副業として行うなど、収入の複数化をするのがコツです。

 

ライターの仕事は原則的に単発で、たまに継続的な取引があってもいつ契約を切られるか分かりません。

 

そのため、自分のキャリアプランや人生設計を真剣に考えて、貴重な新卒カードを持っているのならば、独立してから仕事をもらえそうな業界やライターとしての強みになる会社を選ぶことをお勧めします。

本気でライター業で生活していくつもりなら、出版社や新聞社、マスコミ、WEBサイトの制作会社といった、書かれた文章を実際に組み込んで使っている職場に就職しましょう。

 

将来的にライターとして独立する際に、その経歴と人脈、培ってきた編集技術などが大いに役に立ちます。

取材をして執筆できるのがライターとして1つの基準だから、買ってでも苦労をするぐらいの覚悟が必要です。それから、現在では写真の撮影が必須だから、カメラの技術もマスターておきましょう。

中高年の年齢からライターに転身される方は、これまでのキャリアを活かすのが基本です。

 

仮にリストラされた等のマイナスの経歴があっても、ライターとしてはその分野に詳しいプロになれます。

AIによって仕事が奪われていることも、ライターにとっては格好のネタの1つです。

 

どこかの会社で下積みをするのは難しいので、ネットで簡単な仕事から入り、独自に大きな仕事へとステップアップしていくのが賢明となります。

電子書籍の出版や、WEBサイトでの自分のブランド化と、ライターには無限の可能性があります。

 

人間は文章を読むことで物事を理解する生き物であり、文章の作成はAIが入りにくい普遍的なフィールドです。どうしてもライターになりたい方は、まず副業で簡単な仕事に取り組んでみましょう。

 

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