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自動車保険業界は大変?需要の変化や仕事の向き不向きを本音で話す!

損害保険会社の自動車保険の損害サービス部門で働いています。勤続年数は11年、34歳、年収400万、兵庫県神戸市に住んでいます。会社での業務は主に事故に遭われた契約者やその他関係者と電話で事故処理を行い、保険金の支払いまでを行っています。

今回は損保のなかでも自動車損害保険業界の現状の問題点や需要の変化を現場からお届けしたいと思います。

目次

自動車保険業界で大変だと思うことは3つ

自分が自動車保険業界で10年以上働いて思った仕事上で大変なことは以下の3つです。

  • 人員が少なく、非常に忙しい。
  • 被害者が基本怒っている
  • 電話至上主義なところ

自動車の事故は外出がおおくなる週末に多発します。

特に土日祝日の休み明けや、GWやお盆休み明けは事故処理が全く追いつかない。ひっきりなしに電話が鳴っていて、自分の仕事が進まず、人の電話を取ってしまうと非常に時間がかかって大変です。

どの業界もそうだと思いますが構造上休みがないのがこの業界の特徴

被害者が起こっているのでストレスがたまる


被害者と話をしないといけないので、基本的に怒っていることが多い。特に契約者が100%過失がある場合で誠実な対応をしていないときは、被害者は保険会社に当たってきます。契約者の窓口とは言えど、理不尽に罵声を浴びせられることが多いのでメンタル的にとてもしんどくなる。

「そんなの自分の責任だろ?」などとお客様に言うわけにも言わず理不尽なクレームに耐えなければ行けません。

電話の利用が多く処理までに時間がかかる

電話主義なところも意外と問題だと思っています。

こんなにネット社会が進んでいるにも関わらず、まず事故が起きれば契約者、被害者、車の修理工場など連絡をとるのはまず電話。

それから了解が得れればメールなどでコンタクトを取れるようになります。

契約者や被害者も仕事でなかなか電話を取れない方が多いので最初からメールでやり取りすることを望んでおられる方も多いですが、会社のシステムが全く進んでおらず、ようやく最近LINEでやり取りができるようになったところです。もっとメールやネットでやり取りができるようにするべきですね。

高齢者の事故も増え仕事は常に忙しい。

コロナ前とコロナ後の変化としては、テレワークが多くなったくらいで事故の件数も年々増えていると感じます。特にコロナ後はずっと外に出ていなかった分、車でいろんなところに行くようになったのか非常に事故が増えました。

また、高齢者ドライバーの事故もとても多くなってきたと実感しています。実際、コロナ前よりコロナ後のほうが繁忙度が高くなっている現状です。

収入については、基本的な部分は変化はありませんが、テレワークが増えたことで家庭での電気代を考慮したのかインセンティブが少しだけつきました。

2にも記述しましたが、従業員の数は変わっていないものの、コロナ後の事故が非常に増えている中、ネット社会にも関わらず電話主義なところを早急に改善していかないと事故処理がいつか回らなくなるのではないかと感じます。

事故受付は急いでいるので電話でもいいと思いますが、その後の処理はメールやネット上で情報を入れ、進展があればメールを送るとしたほうが双方効率がいいと思います。

電動キックボードと自転車の事故が増えて大変

たびたびニュースでも話題になっていますが、電動キックボードがバイクと同じように公道を走れるようになり、そのせいで自動車との接触事故が増えてしまいました。

また、ウーバーイーツを始め自転車を高速で乗り回す人も増えたため、今までは規約になかった保険プランを作らなければならず現場は一時大混乱しました。

高齢者との接触にくわえ車種の種類が増えたのも仕事量を増やす原因だと思っています。

自動車保険業界に向いている人は?必須のスキルについて

自動車損害保険業界はメンタル的に弱い方はお勧めしません。向いている人は、契約者や被害者やその他関係者にどんな理不尽なことや罵倒を浴びせられても、「自分のことじゃない」と割り切って落ち着いて話ができる肝が据わっている方です。

土日の休みもないですし、非常に忙しい中事故処理を大量にこなしていける体力も必要だと思っています。

実際、損害保険の事故処理担当で長年勤務している人は、どんなことを言われても一晩寝ればすぐ忘れると言っています。

電話をするのが怖かったり、普通にお店で店員さんと話すのが苦手な方や、コツコツとした仕事が苦手な方は向いていないです。

自動車保険業界で楽なのは営業課のオフィスの仕事

おすすめの部署は営業課のオフィス担当です。保険の営業に行く従業員のサポートをする従業員で、大きな責任はなく、なにかあれば営業の従業員に相談して対応すればいいだけなので、あまり大きな責任もなく社員としていられる部署だと思います。

主に営業社員は男性、営業社員のオフィス担当は女性がなることが多いです。もし人事の希望があったら出してみるとかなり楽になるかと思います。

自動車保険業界に必須のスキルや資格は?

必須のスキルは損害保険取扱の試験を受けなければならず、それに合格すれば損害保険の業務が可能です。特に資格は必要ないですが、ファイナンシャルプランナーなどの資格があれば、保険の営業についてもよくわかると思うので、取っておけば役に立つかもしれません。

他、保険金を支払うにあたり税金や確定申告やお金に関する知識が必要になってくるので、会計士の資格もあると非常に役立つかと思われます。

保険金の支払いをする際に、会計士の方に相談して支払うことも多く、契約者に説明しなければならない場面も出てくるので、自分に知識があればと思うことが多々ありました。

資格がなくとも提携の会計士や弁護士さんはいるので相談はできますが、仕事を効率よくこなすためにも知識があればなお良いです。

出世していく人は忙しい中膨大な資格試験をとって給料を上げていきます。

まとめ:AI時代でも自動車保険業界の仕事は減らないので需要は尽きない

AI時代になっても損害保険の過失交渉や事故処理は人間が話さないと対応できないことが多く、無くならないと思います。むしろAI時代が進み、せめて事故の受付だけでもAIにやって欲しいほど現状人員不足で逼迫しています。

転職される方は、損害保険会社で経験がないとすぐ辞めてしまうので長く続けることを目的とされているのであれば難しいと思います。

損害保険会社でも事故処理担当ではなく、あくまでも営業社員のサポートや、社内の電話を取らない事務処理をする部署であれば続けられるとは思います。

就活される方も、損害保険会社で働きたいのであれば事故処理担当はやめた方がいいです。精神的に弱い方や人と話すのが苦手な方は、かならずメンタルがやられます。

気をつけましょう!

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