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電子デバイスの仕事は今後も生き残れるか?AI導入後の将来はどうなる!?

電子デバイス業界で設計開発マネジメントを担当している勤続36年のサラリーマンです。定年退職が近い59歳で、年収は1000万円弱です。

電子デバイスの設計開発を中心とする技術者には、メイン業務である新製品の設計開発以外に、工場のトラブルシューティングを行う工場技術、新製品をユーザーである電子機器メーカーのエンジニアやバイヤーに営業部門と共に売り込む営業技術の仕事等色々なサブの仕事が付随しているのが特徴です。

こうした仕事がAI技術でどう変化するかを考えて見たいと思います。

 

自部門の仕事をいかに合理化すべきかが仕事の1つであるマネージャーを経験している立場から、AIにより技術的・論理的に代替可能となると言う事と実際に経済性を考慮して代替する事には違いがあると言う視点で論じて見たいと思います。

 

目次

電子デバイスの仕事はAIが導入されても生き残ると思う

 

電子デバイスの設計開発技術者の仕事は、基本的にAIで代替される事は極めて限定的だと考えています。その将来性がAIで大きく脅かされる事はないと思っています。

メイン業務の設計開発に当たっては、CADや自動計測・データー処理等の機械化・自動化できる点はすでに実施されており、現在でも設計開発の段取りやアイデアや実験準備等の複合的な部分が中心になっており、代替を効率的に行える仕事が少ない点がその理由です。

AIは従来のプログラミングやティーティングによる方法とは異なり、自らの経験で学んで成長していく点がポイントですが、学ばせる事は教える事で初めて可能となるもので、ルーティン業務には向いているものの、応用問題が中心となる部分の代替は中々難しいのが現実です。

次にサブの仕事である工場技術についても、工場で発生する不良品等のトラブルは、製品と生産設備の複合で生じる事が多く、この判断をAIに代替させるには膨大な知識と知恵の蓄積が必要で、技術的に可能であっても経済性を考えると、代替される事はないと判断されます。

また同じくサブの営業技術の仕事に関しては、AIの発達が商習慣まで変化させた場合には不要化する可能性は考えられます。

 

しかし、現在のBtoBビジネスで行われている専門知識を持った技術者やバイヤーが新製品の情報を把握し、製品の性能・品質、コスト、納期遵守体制等を判断して購入先を決定すると言う商習慣のままなら、営業技術の仕事自身をAIにより代替すると言う手段は考えられません。

現在は海外の技術者やバイヤーへの売り込みの為に、英語を中心にして説明や交渉を行っており、多くの技術者が必死でビジネス英語力のスキルアップに励んでいますが、こうした事はAIによって不要となる等、仕事の負荷が軽減される事が考えられます。

電子デバイスの設計開発業務の中でも一部残っているルーティン業務はAIで代替されるかも知れませんが、基本的にアイディアや知恵や複雑系を通信とする部分の代替は10年程度では起こらないと考えられます。

 

電子デバイスの業界で生き残るためのスキルとは?

 

電子デバイスの設計開発部門の中でも、効率的に業務を推進するために、先に記載した仕事全体を担う技術者の他に、補助的な仕事を担当している社員が一部います。

 

こうした補助的な仕事を担当する社員は、技術スキルを磨き、ずべてを担える技術者にスキルアップしないとAIにより仕事が減少する事が考えられます。

会社と言う組織は、人間が形成している組織であり、そこには色々と部門間の利害もあれば人間関係も影響します。こうした人間臭い部分は、良し悪しは別にして中々AI化に適合し易いドライなものには変化しにくい部分と言えます。

設計開発業務自身の複雑性を担えるスキルと部門間の調整能力等を身に付け、単に設計開発を機械的に行えるレベルではなく、経営成果に結びつけるために必要な周辺のスキルも磨く事が重要と言えます。

10年程度でAIによるドラスティックな変化はないでしょうが、AIの助けを借りつつ、じわじわと少数精鋭化して行く事はないとは言えません。

この分野の仕事に携わっている人なら、少数精鋭化した時に生き残るために必要な条件は理解できているはずです。それを考えた時、自分に不足していると思えるスキルを徹底的に磨く事が事故防衛として必要です。

AIが技術的・論理的に可能な事と、経済性を考えて、まとまった単位の仕事を機械化・自動化するために会社が導入する事とは別なのです。

企業で働く技術者なら、この点は十分に理解できているはずです。

 

焦る必要はありませんが、じわじわと押し寄せるAI技術の影響に柔軟に対応できる技術者である事が最も大切とも言えます。

 

技術馬鹿ではAI技術の進歩のいかんにかかわらず、生き残れない時代に突入している事は事実であり、技術の幅やビジネスマンとしての幅の拡大も必要だと言えるのです。

 

AI時代に研究職や技術者はどう生き残っていくのか?

先にも何度か触れていますが、AIの発達で技術的に仕事を代替できると言う事と、投資して実際にその仕事を代替するとい事とは異なります。

現在マスコミ等でAIにより将来的にこんな仕事までなくなると言う話題を取り上げられていますが、これはAIの研究者が技術的側面だけを見て訴求しているに過ぎないケースが多いのです。

 

経済性で動く世の中が、技術的に可能だと言うだけでそれを導入する事など考えられず、マスコミが過剰に煽り過ぎていると言えるのが現状でしょう。

しかし、AIによって無くなる仕事が発生する事も事実でしょう。

 

経済性から考えてもAIにより代替し易い仕事は、多くの人は黙々とルーティンワークを行っているような職場の仕事です。

 

技術職も含め人との接触が少ない仕事であればあるほど、代替される可能性が高いと言えます。

一般的に生産性が低く、自動化・機械化した方が良い仕事からなくなるのが、経済原則です。

 

私の周りでも、単純な作業は海外のアウトソーシング→AIでの代行とめまぐるしく変化をしています。

 

ただし、この社会は人間の集合体であり、人と接触する仕事は社会全体が受容しなければ代替できないと言う側面があり、この両側をクリアーしたものから、仕事がAIにより大きく変化すると言えるのです。

日本においては労働人口は減り続けており、ある意味では日本経済が地盤沈下しないためにはAIを活用して労働力不足を積極的にカバーすべきと言えます。

こうした時代背景を生き抜く個人としてのポイントは、変化対応できる柔軟性と、複雑で人間の感情が入り込むような部分にも適切に対応でいる応用力が極めて重要と言えるでしょう。

世間で言われている程、ドラスティックに変化する事はありません。

 

変化には世間の受容も必要であり、少しづつ、しかし着実に変化すると考えるべきで、その変化の兆しにしっかりと個人が変化対応できる事が求められているのです。

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