私は33歳女性で、現在赤ちゃん専門のニューボーンフォトグラファーとハンドメイド作家として活動しています。子供と写真が大好きで、赤ちゃんを撮影するようになりました。
主に、ニューボーンフォト、ベビーフォトを撮影しています。
ハンドメイドも大好きで、イベントにも出店しています。年収はだいたい100万程度。
夫の扶養内で個人事業主として働いています。
助産師からママフォトグラファーに転身したきっかけ
もともと助産師として病院で勤務していましたが子供が生まれて働き方を考えるようになりました。
子供を保育園に預けているのですが、病院勤務時代は朝は7時に預け、延長保育を利用し、夜は19時。
私も子供もストレスが溜まってしまい、子供に至っては、壁に頭をぶつけるなど自傷行為を起こすようになりました。
その後病院勤務中にフォトグラファーの勉強、資格を取得してその後独立開業しました。
ハンドメイドも大好きだったので、その後イベントにも出店するようになり、今にいたります。
フォトグラファーの仕事のなかで自分の作品を使用したり、お客様に販売したりなどもしています。撮影の県内、県外出張はもちろん、自宅でも一室をスタジオにして活動をしています。
フォトグラファーの起業の準備について
まず、フォトグラファーをしている方に、直接会ってどうすれば独立開業ができるのかを教えてもらいました。
本での勉強よりも、実際に活動している人から話を聞くほうがとても勉強になったと思います。
本だとよくわからないし、そんな勉強の時間も子育てしながら作れなかったので…。
フォトグラファーさんにどうやって集客をすればいいかを直接勉強し、値段設定なども相談にのってもらいました。
あとはインスタグラムでフォロワーさんが多いフォトグラファーさんの写真をみて勉強をしたりしました。
あとは、ハンドメイドのイベントにたくさん出店して、自分の商品を知ってもらうのはもちろん、フォトグラファーとしての知名度をあげていきました。
おかげで、ハンドメイド作家さんのプロフィール撮影などの仕事もふえていきました。
独立開業のための資金について
開業資金に関しては、特にかかっていません。借入なども全くしていません。ただ、自分の好きなカメラを買ったり、撮影器具(照明やマット、レフ版、小物など)を購入するのに金額がかかりました。
また、フォトグラファーとして勉強をするのにもかなり金額がかかりました。
大体カメラに20万、器具や小物に15万くらいでしょうか?
場所代は、最初は自宅で撮影していたので、特にかかりませんでした。
個人事業主の強みは、初期費用があまりかからないことだと思います。「借入をすると、どうしてもその分かせがなきゃ!」と思い、切羽詰まってしまいますが、私の場合は小さな子供もいましたのであまりがつがつはお仕事できませんでした。
けれど、自分のペースで仕事をできたので本当に良かったと思います。
個人のニューボーンフォトグラファーは集客が大変!
ニューボーンフォトグラファーとして一番苦労したのは、集客です。自分なりに集客の勉強をしていたものの開業当初はまったくお客さんからの問い合わせが来ませんでした。
インスタグラムもフェイスブックも毎日どんどん更新していたし、ブログも書いていたのに、お客さんの予約、問い合わせさえも来なかったのです。
せめて初期費用だけは取り戻したかったので何とか集客を頑張って有料の広告などにどんどん載せていきました。
けれど、冊子って意外とお客さんは見ないんです。
5万もだして大きな広告を出したのに、効果は全然…といったこともありました。
友達も「乗っていたね~」で終わりです。
しかも私の場合は対象がベビーでしたので、対象を絞りすぎてしまっていて、その方々に届くのが難しいという印象でした。
有料広告に載せるのを一切やめ、低料金でモニターという形で募集したり、それをインスタで拡散させてもらったりして、少しずつ予約が増えてきました。
そして、一番大きいのは口コミです。口コミは何よりの集客方法。
お金は全くかかりません。有料広告でお金を何万もかけるより、1人のお客さんに口コミをしてもらったほうがよほどいいです。
有料広告はもう本当にこりごりで、使い方によっては赤字になりますので注意が必要です。やるなら個人ブログとSNSで知名度を上げるようにしてください。
独立後はやっぱり社会保障がなくて大変
私は、子育てと家事と仕事の両立のために独立開業を行いました。開業準備も集客も確定申告も自分一人でしないといけないので、かなり大変です。
しかし、子供の行事や習い事、発熱などの急なお迎えなど融通が利くのはとてもありがたいですし、そんなときは独立してよかったな!と思います。
悪かったところはやはり、収入が安定しないといったところです。
開業当初は、まったくお客さんが入ってこなかったので、かなり労力も使いましたし、利益もでずマイナスでした!保育料も払えないこともあったりして、大変でした。
また、コロナが流行し始めて、感染予防のためにお客さんからキャンセルが入ったり、予約が全く入らないこともあり、収入が少ないというところがやはり個人事業の不安定なところかなと思います。
さらに現在は、3人目を出産したばかりで、仕事ができません。
会社員なら育児休暇手当など保証がされていますが、個人事業主だとそれがないのがやはりつらいところです。
フォトグラファーの将来性は?AIで写真家はなくなったりしないの?
いま、写真家に非常に危機感を覚えさせているのがAIと画像加工ツールの登場です。1枚の写真があれば別角度の写真も作れますし、立体にして動かせるように機能が進化しています。
後5年後のスマホが実際どこまで進化しているのか?分からないですよね。
そうなるとママフォトグラファーを始め写真家の将来性について心配する方もいるかと思います。
その中で私個人がプロの写真家として生き残る方法は3つです。
- 個人とのつながりを大切にする
- 写真を通じて生活をサポート
- 写真以外のスキルも身に着ける
やはり〇〇さんに写真を撮ってもらいたいとなれば、固定のお客さんが付きますし、写真を撮るまでの過程も人生のストーリに刻まれます。
そのような意識を持ってママフォトグラファーを続ければ将来は明るいと思います。また同時に、助産師の経験を活かして新しい育児の資格を取ったり、ウェブ関係のスキルを身に着けることで差別化ができるはずです。
SNSもブログも固有の技術がありますし、集客方法は増えているので基礎から徹底的に学ぶべきだと思います。
ママフォトグラファーとして独立したい人へ!
独立開業することは自分の好きなことを仕事にできるし、好きなようにスケジュールを組むことができるので本当にお勧め。
ママになって起業する方もたくさんいます。家族の協力や賛成があればどんどん挑戦していくことをお勧めします!
今後の目標としては、好きな写真とハンドメイドをきわめて、ママたちが集える場所としてスタジオ兼ハンドメイドのお店を開くこと。
今はコロナ禍で難しいことがたくさんですが、有言実行。今は種まきの時期だと思って集客や自分の仕事の周知に専念したいと思います。
そしていつかこの大きな夢を実現させ、子育てで悩むママや子供たちの笑顔があふれる場所を作りたいと思っています。もと助産師としての経験も生かせるので、頑張りたいと思います!
あなたの業界の意見お待ちしています!