みなさんは先導車のアルバイトが女性でもできるって知ってますか?
現在は関西で一般企業にてOLとして働いています。知人のつてを頼って様々アルバイトを掛け持ちしておりその中の一つを今回は紹介させていただきたいと思います。
深夜の大型トレーラーの先導、誘導の仕事を行っていました。
大きな幹線道路では時折見かけることがある方もいるかもしれませんが、パトランプを回しながら大型トレーラーの前後を走りバイクの巻き込み事故や、目的地への誘導、車線変更時のスムーズな移行を助けるなど目的とした仕事です。
今回はその仕事内容や時給・大変な部分を詳しく紹介していきます!
先導者の仕事内容と給料について
私の場合は日本通運の下請け会社でした。
仕事の内容は主に大きな鋼管や鉄板を各企業の工場や工事現場まで運ぶ際の安全確保のために走るというもので、仕事の単価は時給ではなく、その時に走った距離で1本いくらという形でした。
これらの荷物は運ぶモノが大きすぎるので、昼間など車の通行量が多い時間は走行することが出来ず、また高さ制限や道幅の関係上通行不可の道やなどもあるのでプロのルート設計に基づいた道を必ず通らなければいけません。
そのために深夜に真っ暗な工業地帯を走り抜け物流センターに入り、その日の荷受け先、一緒に走る運転手とそのトレーラーのナンバー、経路をホワイトボードで確認したら時間まで待機です。
そして時間になったら一緒に走るドライバーさん達と共にラジオ体操をしてセンター出発、目的地まで誘導を終えたらそのまま各自現場から直帰して終了というのが毎回の流れです。
ちなみに行き先によって開始時間はバラバラでした。
現場への到着時間から逆算された時間が出発時間、つまり現場に午前6時着だと仮定して、その現場がセンターから3時間かかる場所が現場なら午前3時出発、1時間しかかからないところなら午前5時出発といった形です。
当日の夕方に今日は神戸までなどとざっくりとした連絡が来るので、それを基準に判断していくのですが大抵は深夜1時~3時のスタートが多かったです。
私の場合は近距離が多かったので一本の単価は3000円~8000円程度。
時給換算で行くと2000円前後くらいのものが一番多かったと思います。
運ぶモノはその時により様々ですが、多いのは特大の鉄板や、高速道路の建設時に使用する鋼管など。それら一緒に私が運んだものの中で一番変わっていたのはなんと『線路』です。
電車の線路をトレーラーに載せて車両基地まで運んだのは今ではなかなか面白い思い出となっています。
先導車のバイトは掛け持ちに最適!
メリットは仕事の都合上、深夜にしか動くことがないので昼間は別の仕事をしていた私としてはとても助かりました。
早くに入ってほしいなんてことは絶対にありえないし、動き回る仕事でもないので力も特別必要ありません。
なのに単価はそこそこの金額なので副業にはばっちりもってこいでした。
人間関係はトレーラーの運転手さんと仕事なので、必然的に男の人ばかり、しかもおじさんが多かったですが逆に大事にしてもらえとても良好でした。
もちろん中にはぶっきらぼうな方もいましたが乱暴な言葉をかけられたりなんてこともありません。それに接点と言っても基本は仕事の最初と最後に顔を合わすだけなのでほとんど「今日はよろしくー」くらいの挨拶のみ。
後は一人で車に乗って運転しているだけなので、音楽を聴いたりしても何の問題もなく仕事をしながらも自分の時間を確保できるのできちんと運転の気配りさえ怠らなければとても楽しく働くことが出来ます。
他には、平日しかない仕事でしたが多いときは毎晩のように運転するので必然的に運転の技術は上がります。
トレーラーと絶妙な距離を保ちながら運転したり、二輪車巻き込み防止のために路肩ぎりぎりに寄せながら走らないといけなかったりもするので車幅感覚は嫌でも体に染みつきます。
そのおかげで今でも狭い駐車場や細い道でも難なく運転することが出来ます。
先導車バイトのデメリットについて
しかし最大のデメリットが、仕事が不定期という事。
運ぶモノや企業にもよるのかもしれませんが、私の場合は公共工事の現場や関係の物を運ぶ事が多かったため3月10月の決算期は忙しくなるのに比べ、不景気で公共事業の縮小などが決まるとぴたりと仕事がなくなったりと落差の激しい仕事でした。
勿論副業なのでそれでもやってはいけていたのですが、この仕事のみで7万ほど稼いだ月もあったかと思うと、1万円程度にしかならない月もあったりと本当に落差が激しかったです。
自分が頑張ってどうこうできる問題じゃないというのも痛いですね。
シフト増やしたらどうにか!みたいなレベルではないので、ないと言われればそれまでというのが本当につらかったです。
まとめ:トレーラーの誘導バイトは手軽!免許があれば女性も簡単に稼げます
普通自動車の免許を持っていれば誰でもできる仕事で、特別な運転技術や、資格は必要のありませんが人一倍の気配り目配りが必要となってくる仕事です。
後方を走行する運転手さんのペース、経路の安全確認、間違いのないルートは勿論、二輪車の巻き込み事故などの重大事故の発生を未然に防ぐためにはさまざまな物、状況を判断する目が必要です。
それは一朝一夕で身につくものではなく経験に伴って磨かれていくものだと思います。
なので普段の運転の時から気を付けるべき場所などを考えながら運転すると実践的な練習になってとても生かされると思います。
そして何より深夜に走行するので視界は良くなく、正直眠たいときだってあります。
基本的にはトラブルの発生などもないのでただただ運転して帰ってくるだけの仕事です。
自分がいたから事故にならなかったなんて感謝をされるわけでもなく、いてもいなくても変わらなくない?とさえも思えてしまえそうな時もあります。
運が良かっただけかも知れませんが私は2年以上続けましたが一度も事故はなく、それらにつながるようなトラブルも経験しませんでした。
それでも万全の態勢で、仕事完遂できるように努めるのが大切です。
1人の時間も多いのでだらけてしまわないよう、気を引き締めて頑張ることが大切だと思います。女性でも簡単にできる仕事ですし、特に年齢制限もありませんでした。
運転が好きな人にはぴったりですよ!!
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