私は東京都23区在住の会社員です。機械系の業界で総務の仕事をしており、主にデスクワーク中心の業務をさせて頂いています。年齢は今年33歳になり、結婚歴はなく、独身です。
29歳までは実家にいましたが、30歳になる年から一人暮らしをしております。4年制大学を卒業の後、現在の会社に就職しましたので、今年で勤続10年目になります。
年収は400万円ほどで、同期と比較し、真ん中よりも少し早いかなといった具合になります。
給料は毎年昇給しているのですが、業界自体が今後の見通しとして厳しく、昇給しているといっても微増といった感じです。
間違いなく新卒当時の方が上昇幅が大きく、かつ残業代もフルに出ていたので、今は生活を工面するのが厳しく、色々なスキルアップを図って収入増を目指しているところです。
総務の仕事はAIで確実になくなっていく
単刀直入に言って、現在の仕事は完全にAIに取って替わられるはずです。間違いないと言っても過言ではありません。
私は現在、総務系の部署に所属しているのですが、データを加工したり、仕組みさえ作ってしまえば自動化できる業務ばかりだからというのが最大の理由です。
もちろん頭を使う場面も多いですが、前述の通り、一度仕組みをしっかり作ってしまえば、あとはAIが業務を回すことは十分に可能です。
将来的には、私も仕組みを作って自動化することがタスクになっているので、もう数年でAIに任せられるような状態になってしまいます。
簡単なルーチンワークであったり、データ加工といった業務は、人間より、むしろAIの方が速く、かつ正確に遂行してくれるので、こうした仕事の将来性ははっきり言ってゼロだと思います。こうした状況に、かなりの危機感を覚えています。
「AIの方がヒトよりも速く、かつ正確に仕事をこなせる」ことにより、総務の仕事はなくなると思いますが、全く同様の理由で、私が過去に所属していた経理の仕事や、公認会計士の仕事もなくなると思います。
経理の仕事は主にエクセルでの数字の加工で、関数やピボットを駆使してアウトプットを出しますが、AIで公式を組んで、データを連携させればおそらく1秒程度で終わってしまうことと思います。
その速さはヒトが出来ることと比べものにならないくらい速く、かつ間違いがありません。
そしてヒトが出したアウトプットをチェックするのが公認会計士の仕事ですが、これもAIがやれば一瞬で終わるでしょう。
決算期間に、会計士が企業に常駐して夜遅くまでチェックをしているような時代はもう終わると思います。
こうした総務や経理といった、クリエイティブではない事務的な仕事については、AIによって完全に消滅するというのが持論です。
かなり絶望的ですが、それが現実ってものです。
総務の仕事で生き残るために必要なスキルとは?
総務の仕事でAIに負けずに生きのこるためには常に常識をアップデートし、学び続けることが大事だと思います。
5年前、10年前には、現在のように誰もが当たり前のようにスマホを持ち、SNSで発信するようになっているとは想像出来ませんでした。
それと同じように、もう5年後にはAIが当たり前に活用されている時代がきているかもしれません。したがって、常に最新の情報を仕入れ、常識をアップデートしていくことは必須と思います。
そして、ヒトの脳を使ってしか生み出せないアウトプットを出し続けられるような専門性を学び続けることです。
人生100年時代が到来すると言われている昨今、自分が身につけたいスキルや、経験を積みたい分野を目がけて転職をしたり、一旦職を離れ、大学に入り直して学び直しをしたりといった世の中へシフトしていくと思っています。
その時々の世の中の求人状況や動向を踏まえつつ、自分自身が時代にキャッチアップし、絶え間無くスキルや知識を身につけ続けることが今より更に必要になってくるでしょう。
自分が専門性を身につけたと思ったら、AIはきっとものすごい早さで進化し、更にクリエイティブな仕事をこなせるようになってくるかもしれません。
AIとヒトのイタチごっこは延々と続くはずですので、前のめりに学び続ける姿勢が大事と思います。
そして、次の項目でも詳細は書きますが、複数のスキルを持ち、それを掛け算したアウトプットを生み出せる状態になることが、AIに抗う最強の手段ではないかと思います。
前述の通り、AIはクリエティブな仕事には不向きなはずです。
であれば、自分が全く属性の異なるスキルを持ち、それをミックスしたアウトプットでお金を稼げるようになれれば、社会で唯一無二の存在となり、AIに抗うことは十分に可能だと考えます。
事務職は要注意!5年後に仕事がなくなる覚悟で勉強しよう
間違いなく、事務系の仕事は完全になくなると思います。そこで提案したいことの1つ目は、専門性を3つ磨くことだと思います。
要するに、オリジナリティを身につけることが、世の中で生き残るための必須条件になってきています。
「オリジナリティを3つ」というのは、自分が専門家と謳えるようなスキルを3つ持つということで、尚且つ、それぞれのスキルは全く異なるジャンルであればあるほど、社会において唯一無二な存在になれるはずです。
例えばですが、サッカー、ライティング、アニメなど、何でも良いと思います。
その3つを掛け算することで、他の人には出せないアウトプットを出すことが出来るようになります。
それがそのまま、その人の価値になり、そこに需要が見出されて、食べていけるだけの社会的価値を生むことが十分可能な時代になってきています。
色々なことに興味を持ちつつ、「自分はこれに関しては他人には負けない」という専門性を是非見つけてください。
そしてその専門性を獲得するための努力は、自分が働き続ける限りはずっと続くものだと思っていてください。
情報発信力を磨くことからはじめよう
私から提案したいことの2つ目は、「発信力を磨く」ということです。
現在は様々なSNSが普及して、あらゆるところに思わぬビジネスチャンスがこ転がっており、一般的な個人がインフルエンサーになれる時代です。
常に自分の興味のあることや、得意なことを発信し続けると、同じような意見や思いを持つ方々からフォローされ、そこからビジネスパートナーに発展することも珍しくありません。
自分が持っているスキルや、やりたいこと、やれることを日々SNSで発信して行くだけで、すでに周りと差をつけることが出来ます。
先にお伝えしたオリジナリティを身につけ、SNSで発信することで、想像もつかないビジネスチャンスが巡ってくることも大いにあります。是非、チャレンジしてみてください。
私はこのまま単なる事務職で終わるつもりはありません。AIと戦いながら今後40年は働かなくてはいけないのですから・・・。
あなたの業界の意見お待ちしています!