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看護教員の将来性は?大学教師の今後を35年勤務のベテランが予測!

看護学を教える大学教員でした。教育業界ということになります。その一方で、看護学の教員ですので、医療界とも深くつながりはあります。

 教育歴自体は35年です。

 

そのうち、短大および大学教育に携わっている年数は、常勤で8年半、非常勤で6年程度です。勤続年数と言われれば、最近常勤で勤務したところは6年半です。それまでは、看護の専門学校での教員をしていました。

今現在は57歳になり、55歳のころより、家庭の事情もあって、常勤から非常勤に変わっています。

 

常勤のときの年収は950万円程度、現在は非常勤ですので、1コマ90分12000円で授業をしています。

 

教員としての現在の年収でいえば、50万円程度となります。現在は、大学の非常勤講師の他、通信教育の添削指導や家庭教師などもしています。

 

目次

教育業界がAIでなくなってしまうのか?

 

教育は対象となるのが人間です。学生との関係性を築いたうえで、成立するものと考えています。そのため、全ての面でAIがとってかわるということはないと考えます。

 もちろんAIですから、学生との関係性を築くということについても、

 

今現在私が考えている以上に、きっと、それなりにこなしていくことができるのであろうとは思います。

 

ですが、個々の学生を見て、その一人一人に対して、教員と学生との関係を築いていき、その学生に対して、最も効果的な教育を展開していくということを完全に行うことは困難ではないかと考えます。

 

AIにとってかわられる教員の仕事もある

 ただ、その一方でAIができることも多くあると考えます。単純に、一斉授業をすればよいような教育内容ですと、案外AIの方がうまく教育をするかもしれません。

 

また、一度教育をした内容をAIを使って復習し、より学習効果を高めていくこともできるでしょう。一斉授業でわからなかった学生に対して、再度わかりやすい言葉で説明をし直す、ということだってできそうに思います。

 ただし、看護学の教育において、とても大切な情意領域の部分の教育に関しては、なかなかAIには困難なところも多いのではないかと考えます。

 

人間の心は大変複雑にできていますし、一人ひとりが大きく異なる特徴を持っていますので、いくらAIであっても、それらすべてを網羅したうえで、情意部分の教育に関わることは困難なのではないでしょうか?

 また、教務事務的な仕事もAIがこなしてくれるのではないでしょうか。教育の仕事には、純粋なる教育活動以外にも、多くのそれをサポートする業務があります。

 

たとえば、学生の単位修得状況の管理や成績管理などです。そういったものはAIはとても得意な分野ではないかと考えます

 そういったことから考えて、教育業界は、AIの力を借りる部分もあるでしょうが、人間が行わないといけない業務が多くあり、まだまだ将来性はあり、ニーズはあると考えています。

 

AI時代に教師に必要なスキルは関係性を持つ力が大切です

 

 やはり、一人ひとりの学生に対して、対人関係をきちんと築いたうえで、学生の教育にあたることができる能力を教員が持つことではないかと考えます。

 特に、看護学の教育においては、臨床実習教育という大切な教育内容があります。これこそ、AIには、かなりのハードルがあるものではないかと考えます。

 

教員と学生という関係性だけではなく、そこには、患者という存在が入ってくるわけですから。

 

病める患者に対して、実践の科学である看護を実践していくということは、学生を理解し、関係性を築いていくだけでは事足りず、さらに、患者も理解し、関係性を築いていかないと成立しないわけです。

それが果たして、AIの教師ににできるか、というと疑問が大いに沸きます。

 そう考えると、ある意味、一斉教育で済むような講義内容はAIにまかせてしまい、人間でないとできない教育が何なのかを考えて、その部分に力を入れていくことが必要なのではないでしょうか?

 

その代表が、看護学校で言えば臨床教育ということになるのです。

何をAIにまかせてしまい、それによってできた時間をどう活用するか、考えていき、人間の教員でないとできないことをしないと、教員が教育業界にいる意味がなくなります。

 ただでさえ、教育業界は、少子化が進み、先細りをすると言われており、ある意味厳しい環境のなかにあるわけです。教員だからといって、安泰、というわけではないと考えます。

きちんとした人間関係を学生との間で築き、その関係性のダイナミックな変化に応じた教育を展開し、個々の学生の成長を保証する。

そして、臨床教育のような、教育実践の充実を図っていく、こういったことが教育業界、教員に求められており、そうすることによって、AIにとって代わられないようにするべきです。

 

我々教員は年齢に関係なく真剣にAIの活用を検討する必要がある

 教育業界にもICT教育など、コンピュータを活用した教育がどんどん入ってきています。少し前までは、そういった教育は排他的に考えている部分もありましたが、現在では、ごく当たり前に教育活動に使われるようになってきています。

 そう考えるとAIについても、これと同じようなことが充分考えられます。

 ですが、人間の教員にしかできないようなことは数多くあります。

 

AIではなく、生身の人間にしかできない教育とは何か、常に、与えられた状況のなかで考え、自分自身が進歩していくことが必要なのではないでしょうか?

 

AIに使われるのではなく、自分自身がAIを使えるように、自分にしかできない教育を考えていくことが一番なのです。

 

若いものだけがITに詳しくなっていけばよいわけではありません。年齢問わず先輩講師も学ばなければいけないのです。現状維持をしていたのではいけないのだと思います。

 また、AIをうまく活用して、できた時間を有効に使うということも必要です。

 

その時間を使って、人間にしかできない、一人ひとりの学生ときちんと向き合う、ということをしていく必要があるのではないでしょうか。

 

そのためにも、AIにはない、個々の教員の魅力を発揮できるような人間性を高めていくことも必要なのです

 

最近は型にはまったあまりにもつまらない教員が多いのですから・・・。

 さらに、そのできた時間を活用して、大学教員に必要な研究活動に力を注ぎ、学問の発展に寄与していくことに取り組むべきではないかと考えます。

 また、教育をサポートする立場にある人においては、かなりAIに仕事をとってかわられてしまう、ということもあるでしょう。

 

そのようななかで、AIに任せられることは任せ、何を自分がしないといけないのか、ということを考えるべきでしょう。

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