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ネイル業界の将来性?最大手で感じる職場環境の悪さと今後の展開について

26歳の女です。勤続年数1年半~2年程度、月22日間のフルタイム勤務で年収270万前後、ボーナスの支給はありません。

業種はサービス業で、具体的な仕事内容はお客様のお爪にジェルネイルを施術・お爪周りのケアをすることです。

個人の経営店舗ではなく、ネイル業界では最大手といってもいい規模の会社に勤めています。

目次

ネイル業界の問題点な長時間労働で低賃金であること

ネイル業界全体でいえる問題点をあげるとすれば、基本的には『長時間労働・低賃金』です。場所によって『人間関係』も仕事を続けられるかの大きなポイントになります。

さらに『会社のルールの徹底・周知が不十分』であるなど、様々な原因が考えられますが、現場が常に『人員不足』です。

賃金や労働時間・会社に対する不満などで辞職してしまう人がかなり多い印象です。

大手ネイル業界でも辞める人が続出する理由

人によって何に重きを置くかは分かりませんが、私が思うに『労働に対する報酬が見合っていないこと』です。

サービス業でネイルということもあり、「中には本当にネイルが大好きで給料が低かろうがサービス残業が当然であろうが関係ない!」って方も少数いらっしゃるのかもしれませんが、大多数は違うと思います。

数ヵ月でやめてしまう人がほとんどで、どこの店舗も人員不足が続いているのがその証拠です。

ネイルが嫌いな人はさすがにあまりいないと思いますが、朝9時スタートの夜20時エンドのそこから片付けや明日の準備などして帰宅、風呂と食事を済ませたら就寝、また翌日もそれを繰り返す日々の中ではネイルを好きでいるモチベーションを保つのが難しいです。

ネイル業界の大企業さんのほとんどが『スピード感重視・低価格』をアピールポイントとしていますが、そればかりに気を取られ働くスタッフのことは2の次3の次が現状です。

仮に長時間労働であったとしても、残業代がきちんと支払われたり、それなりの手当がついたり、ボーナスがあったりすれば納得もできるかもしれませんが、「低価格でやってるんだから低賃金は当たり前!好きでネイルやってるんでしょ?」みたいな会社の姿勢そのものに不満を覚えます。

逆に低賃金であっても、半日勤務や3交代制など、融通の利く職場であれば不満も解消される気がします。

結局のところ自分たちの頑張りに見合う報酬が支払われていないことに対する不満が現場からは一番よく聞こえます。

給料がが原因で辞職→人員不足の負の連鎖を起こして、残っているスタッフに負担がかかってしまい、結果としてスタッフまた辞める…がエンドレスで繰り返されているということです。

大企業は入客力など魅力もありますが、デメリットのほうが大きい気がします。

そう簡単にネイル業界の職場環境は変わらない

報酬に関しては会社の規定通りなので~としか言われません。

事業部の一番権力のある方と直接お話しする機会があり、そこで直談判しても変わりませんでした。

手当やボーナスに関しても変わらずで、不満が残る結果になりました。

入社後すぐに低賃金が理由で辞職する人を減らす目的があるのか、「祝い金」という制度があり、入社1ヵ月後・3ヵ月後・半年後に一時的にお金がもらえるのですが、それも規定の周知がされていなかったりほぼ騙しのようなルールが裏で存在していて、実際半年間働いたスタッフでもらえていないという人も多いです。

これについて会社に問い合わせましたが、「そういう決まりです。」の一点張りで話になりませんでした。

ネイル業界は時間や場所の移動ができず、半強制的な労働が多い

長時間労働については、1日の勤務時間を短くすることは不可能だけど、1か月間で働く日数の調整が可能です。

月18日・20日・22日勤務から自分の体調や都合に合わせて選択が可能という制度ですが、実際は入社から半年間は月22日勤務を強制され、その後変更可能だと聞かされていたのですが特別な理由(どうしても勤務日数を減らさなければならない理由)がないと勤務日数を減らすことはできません。

実務以外にかかる時間で大きなものが移動時間で、そこの負担を減らすために『自宅から店舗まで1時間以内になるように働く店舗を決定する』と聞かされていたのですが、入社してから話が違うと思いました。

1時間半以上かかってしまったり、支給される交通費の上限を超えた分は自費になってしまうなど、入社前・入社時の説明会で聞かされた内容と異なる部分が多く目立ちました。

自宅から近い場所の店舗に異動希望を出しても、なんやかんやと理由をつけられ異動できることはほぼありえません。

会社側はスタッフが不満を持っていることに気づいていながらも、短期間で辞めてしまったりする現状にあまり危機感がないように感じます。

もしくは、危機感を持ってはいるが根本的な対策を行うつもりはないような姿勢が感じられます。

ネイルの仕事できつい部分とやりがいについて

一番きついところはやっぱり労働時間が長すぎることです。

接客業、しかも美容系なので身なりや化粧には気を使わなければならないので朝ゆっくりすることもできないし、夜遅くに終わるので買い物や遊んだりする時間はありません。

家に帰ってお風呂と食事を済ませたらまた翌日も朝が早いのですぐに寝る…の繰り返しで楽しみがあまりないです。

また労働時間が長くても休憩が1日2時間、せめてしっかり確実に1時間取れるならいいですが、そういうわけにもいかず、お昼休みがなくなったり朝から夕方まで食事なしなんてことも日常茶飯事で身体的にもきついです。

やりがいはやはりお客様に喜んでいただける、その姿を間近でみることができるということです。

ありがとうと言われると疲れも吹き飛ぶような気がします。常連さんや指名のお客様であれば趣味や嗜好もわかるので、さらに充実した時間を過ごすことができ、1時間があっという間に過ぎてしまうこともあります。

逆にちょっと変わったお客様ももちろんいらっしゃって、必ずダメ出しされる方や難しいデザイン・色を指定してくる方もおられますが、それはそれで自分のスキル向上のためと思って頑張れるし、満足してもらえたときの達成感は大きいです。

こんな職場なので新人さんの入れ替わりがかなり激しいのですが、分からないところを教えてあげてそれが上手にできるように成長した姿をみたり、お礼を言われたりすると嬉しいものです。

お客様との距離感が近く、その分緊張もしますが自分のスキルの向上もよく分かるので、その部分ではとてもやりがいを感じます。

ネイル業界はAIや機械でなくなるのか?

ネイル業界でも機械化が進んでいて、本物のジェルネイルに劣らないレベルのネイルシールなども売られています。

やはり忙しい中1時間・2時間ずっと座っているよりは、パパっと自分の好きなデザインをシールで短期間楽しめるほうがお手軽で需要があるのかもしれません。

AIを使った自動ロボットがパパっとやる日が近いかもしれません。

しかしジェル独自の質感やスタッフとの会話も楽しみで来店してくださる方も多くいらっしゃるのも事実で、その一定数の方たちが減少(シール等に移行)する可能性は低いと考えます。

現在では若い女性の間でもアニメが流行したりして、俗に痛ネイルというかなり細かなデザインのキャラクターを描いたりすることも増えているので、ネイルの全てを機械化することは不可能です。

またネイルといってもそれはジェルネイルだけではなく、ケアなども人の手でないとできないことなのでネイル業界が衰退していくことはまずないのかなと思います。

ただサロンは今後も増え続けていくとおもうので、やはり人員不足が続いてそれに伴う不満が解消されることはないのだろうと思います。

業界全体で価格競争が激しくなっているように思うので、ネイル大手企業はさらに雇用条件が厳しくなり働く人員が不足して、逆に個人経営店など特別なこだわりを売りにしているようなサロンのほうが納得して働ける環境づくりが整っていくような気がします。

つまり、大手企業よりも個人で経営しているサロン、自宅サロンで働く方が増えていくように思います。

将来ネイリストになりたい方へのアドバイス!

正直にいってしまうと、あまりオススメはできません。ですがそれは大きな企業に勤めている私個人の意見なので今後「ネイルがしたい!」と思っている方たち全員の参考にはならないと思いますが。

ネイル業界というとオシャレで綺麗な仕事だと思っている方も多いと思いますが、実は地味な作業が多いです。

かわいいデザインがしたいとか自分の希望よりも当然お客様の希望が優先ですし、定額制のサロンに勤めれば毎月同じようなデザインを繰り返して施術するのであまりたくさんのことは学べないのかなぁと思います。

もしあなたが初めてネイル業界で頑張ろうと思っているのならば、まずは自分がなにを目標としているかが大事になってきます。

例えば、「手早くネイルできるようになりたい」のなら、入客力がありスピード感重視の大手の定額サロンなどがピッタリだと思いますし、「キャラクターなど自分の好きなデザインを勉強したい」のであれば、個人経営やデザイン特化型のサロンで働くべきだと思います。

わたしが思うに必要な資格などは特にありませんし、経験が全くなくても研修制度が整っているところも多く見受けられるので、ヤル気と根気があれば誰でもできる仕事かなぁと思います。

女性の方は出産や育児などで現場を離れる機会が多くあると思いますが、ブランクがあっても復帰しやすい職種ではあると思います。

ただ長時間労働のところが多いので、小さなお子さんがいらっしゃる方にはあまりオススメできません

とにかく、ネイルが好きで挑戦してみたいと思っているのであればチャレンジしてみるのはいいと思います!

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