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学習塾業界5年目で感じた働き方改革導入とAI授業の現状についての考察

20代女性、教育業界で5年ほど働いています。うちの塾は個別指導塾で、いわゆる学校の教室のような集団授業を行うタイプではありません。

最大でも一人の講師が持つ生徒は二人で、同じ時間内にそれ以上は持ちません。

片方が問題を解いている間にもう片方の授業の解説などをします。これを何コマか繰り返してお給料をもらいます。

【 現在働き方改革で行われていること 】

・連休の取得を可能にする
・祝日がない代わりに別の休みを作る

働き方改革は、一般的には働く時間をもっと短くしたり、休暇をもっと取りやすくすることだと思います。

私の会社は時短勤務ができるので、働く時間の短縮はしなくて良いと感じています。ただ、祝日がないため丸一日ゆっくりできる日は、カレンダー通りに働いている人と比べるとかなり少なくなっています。

ここにおいて改善が必要です。

目次

働き方改革後に有給は取りやすくなった

働き方改革が大々的に行われたことはありません。

が、有休の自由度は高いです。普通は月に何日というように決められていると思うのですが、私の会社は「口約束」の要素が極めて強いです。

この日に休みがほしいと言えば、即休みが取れるような体制です。

塾講師が他にもいるので、そこに振り替えたり、担当生徒を自分の空いているコマに振り替えたりすることができるのです。

ただ、自分の都合で生徒の授業時間を変えると、送り迎えをしている親御さんがいる場合に負担になってしまうため、極力生徒が少ない日を選んでいる講師も少なくありません。

 

自由に有休がとれるものの、講師全員が来られない日を1ヶ月以上前に申請していること、また、急に体調不良になって倒れたとしても最悪生徒を休みにさせることで対応ができています。

残業は私はありませんが、教室長だけが自主的に行っているのでこれは例外でしょう。

彼は仕事が好きで、彼以上の上はいないのにもかかわらず自分で仕事を増やしています。

しかし、それを部下にも求めることはしないため、既に働き方改革が行われた後のように感じます。

ブラック企業があるなら、システムに限ればうちの会社はホワイト企業でしょう。

ただ、もともとはアルバイトのみを採用していた特殊な会社であるだけに、こうなったのは教室長の考えと行動力と理解によるものが非常に大きいです。

別の会社の元面接官だったこともあり、周りをよく見てくれています。

教育業界における働き改革のメリットとデメリット

働き方改革のメリットはたくさんあると思います。

休みが増えれば家族サービスができるようになりますし、疲れている体を休めることもできます。

趣味があってもやる時間がなくてつまらない日々を送っている人も多いので、それをやるための時間を設けることができるでしょう。

一言で言えば、QOLを底上げできると思います。

仕事にばかり時間をとられない人生を送るべきは日本人で、海外留学していた私からすれば働きすぎです。

オーストラリアから来た留学生は、日本人のことを「生きるために働いているのではなく、働くために生きている」とスピーチしていました。

祝日は多い国ですが、その代わり残業やパワハラ、セクハラが多く、それを言えずに泣き寝入りするパターンも多いように思います。

働き方改革で働きやすい環境が整うなら効率的な仕事ができると思います。

働き方改革のデメリットについては考えてみるまで全く思い浮かばず、というか、考えたことがありませんでした。

働き方改革というからには誰しもにとって良い方向へ向かっていくことが前提だと思っていたからです。

しかし、人によってその改革で変わったことが不利に働くこともあるのかもしれません。

例えば、お金重視の人にとっては仕事がないことはデメリットになるのではないでしょうか?

芸人さんは、よくテレビで仕事がないことを悪いことだとして言っていますよね。

残業代をがっつり稼ぎたいという場合、残業がなくなったらそれはその人にとってのデメリットになるでしょう。

教育業界はAIでなくなると思っていたが違った

教育業界は、もっと前から何故AIにとってかわられないのだろうと思っていました。何故なら、既に録画した授業のビデオを見ればそれで勉強ができるからです。

今人気のユーチューバーも、講師としてやっていったらそれで儲けられますし、学生らも塾にお金を払わずタダで学力アップができるでしょう。

人気がなくて今は辞めてしまいましたが、前まではタブレットで理科と社会を勉強するというコースがありました。

ただ、現場にいるとやはり生徒は人に教えてもらわないと勉強ができないのだなと実感したこともあります。

私なんかはAIが教育業界を乗っ取っても全然おかしくないと考えていますが、塾に来る子というのは自分で勉強できない子であり、それはAIが講師になってもダラけてしまうようなのです。

だから、一度は大改革が行われたとしても、結局のところはコミュニケーションが取れる人間の講師のところに残る生徒も相当数いるのではないかと考えます。

ビデオ、タブレット学習、オンライン学習塾など、今ですらあるのに人間が教える塾が衰退しないのはやはり根源的なコミュニケーションが関係しているように思います。

学力が低い子を対象にまだまだ息の根を止めないでしょう。

今後も塾講師の仕事はおすすめできるか?

私の塾講師の仕事はおすすめです。ただし、うちの教室長のような人がいて、かつ時短で働けるという条件があったらの話です。

塾講師の中にも、家へ持ち帰ってやる仕事が多いという大量の事務仕事を兼ねている講師もいます。

そのような人は、嫌だからと言って辞めていきました。

私も事務をしますが、時短であり、他の人にも頼れる環境ができているので負担に感じません。

これから塾講師になりたいという方に伝えておきたいのは、よく勘違いされる小学生は楽で高校生は大変というイメージです。

これは全くの逆です。

小学生は野犬のように走り回って座るところから教えなくてはならない子も来ますし、躾を兼ねるので本来の塾講師の仕事は一切できないこともあります。

構って欲しいと二人同時に相手はとてもできず、何から何まで面倒を見てあげる必要があります。

大して高校生は、放っておいても自分で勉強してくれるので大変楽です。

教える内容はもちろん高度にはなりますが、塾講師を目指すのであれば自分の得意科目であればセンター試験満点は取れるでしょうからそこを問題にする必要はないでしょう。

しいて言うならば、文系科目の場合自分も解いてからでないと解説ができない長文があり、時間がかかるため事前準備をする時間がとられることが大変でしょうか。

塾に行くなら、自分の教えたい科目と生徒の年齢幅を伝えて、それが通らなかった場合を考えておくことも大切だと思います。

勉強ができても教える適正がなければ容赦なく落とされるので複数の求人を見ておくことをおすすめします。

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