MENU
⇒ゼロ初心者のアフィリエイトブログ作成講座

デパ地下の店員が感じた働き方改革の現状とAI導入後の将来性

30代の女性です。5歳年上の夫と、高校生の娘がいます。大手デパート(S)のデリカコーナーで働いています。勤続年数は1年未満、年収は200万円くらいになります。

会社名は言えませんが、お惣菜といったらココというくらい、とても有名なお店です。

お客さんと会話するひとときが、楽しいです。

自分の顔なじみのお客さんが来てくれると、ほっとします。今回はデパ地下の働き方改革と、今後の将来性、そしてAIがテーマということで仕事の変化について思うところを書きたいです。

目次

デパ地下でみる働き方改革の現状

【デパ地下に勤めていて感じる絶望の現状】

  • 商品の量り売りが大変(いちいちアナログに秤を使って計る。)
  • サービス残業が当たり前
  • 土日や祝日の休みがない(働いて当たり前の雰囲気がある)
  • 頑張って働いても、昇給してくれない
  • 非正規労働が多い
  • クレーマー気質のお客さんが多い
  • 「お客さんは神様」という信仰が強い
  • 泣き寝入りが暗黙のルールとなっている

働き方改革が始まってから、感じたことは「自分について」ではなく「お客さんについて」です。

働き方改革のせいか、今までウチに来なかった年齢層のお客さんが夜間の時間帯に来店してくれるようになりました。

フラリーマンが多くなった!

今まで来なかった客層のお客さんというのは、家庭を持っている感じのサラリーマンのお客さんということ。

7時台や8時台はサラリーマンのお客さんの姿をほとんど見なかったのですが、働き方改革が推進されてからは「行く当てのないお客さんが、ふらふらとデパ地下コーナーにさまよう」ようになったのです。

すぐに帰ってもおウチのお荷物になってしまうせいか、会社を出たあと、とりあえずデパ地下を訪れる感じ。

ふらふらと30分から1時間くらい、デパ地下をさまよっているサラリーマンも見かけます。

奥さんの手土産にするのか、簡単な肴のつまみも買ってくれるようになり、お店の売り上げは少しだけアップしました。

デパート業界は働き方改革は浸透していない

働き方改革の恩恵を受けられるのは、一部のビジネスマンの方だけなのかなと思っています。実際に自分の職場を見回してみると、サービス業のため働き方改革の恩恵を受けているのはごくわずか。

デパートは相変わらずです。

反対に働き方改革が進んでから、ちょっとだけお客さんが増えたので残業はちょびっと増えたような感じがしています。

有休はとれる雰囲気でもないので、ほとんど施行前と変わらない感じです。もう少し政治家の方も、バランスの良い法律を作ってほしいと思っています。

デパ地下で感じる働き方改革のメリットとデメリット

主なメリット

  • 売り場にビジネスマンのお客さんが増えた
  • お店の売り上げが上がった
  • 暇な時間がへって、忙しい時間が増えた

まずメリットとしては、ありがたいことにお店を来店してくれるお客さんが増えたということ。これまで会社で残業していたビジネスマンの人たちが、デパ地下を訪れてくれるようになったので、以前に増して夜間の時間帯に人が増えたような気がします。

少しですが夜間の売り上げが増えたので、店の業績も上がったみたいです。

今までボーと過ごしていた時間がかくだんに減って、お店は嬉しい悲鳴を上げるように。暇な時間がへって、充実した時間に代わるようになりました。

デメリット

「サービス業」は働き方改革の除外と思われやすい
売上が自分の給与に反映されない
職種によって、不平等が生まれる

反対にデメリットは、私たちのようなサービス・接客業にまで恩恵がいきわたらないこと。「サービス業なんだから、頑張って当たり前」という雰囲気がいまだに、付いて回っているような気がします。

昨年の年末も本当は家でゆっくりしたかったのですが、繁忙期ということもあり31日まで職場で働いていました。

「かきいれ時なんだから、忙しくって当たり前」と思っている人は、一度代わってほしいと思います。

またお店の売り上げが上がっても、従業員の給与にすべてが反映される訳ではありません。

忙しいのに以前と同じ給与でなんだかな~と思います。

改革以前にAIでデパ地下の仕事とかなくなるの?

AIで仕事が無くなってしまうと言われる世の中、デパ地下の業界がどう変わっていくのか、私なりに色々と考えてみました。

ロボットが店員になる

少子化が進んでいく中で、どこのお店も人材不足と聞きます。

私はもう1人のパートのおばさんと2人でシフトを回しているのですが、こんな状態で自分が病気で倒れてしまったら、売り場はどうなってしまうのだろう…と不安になることもあります。

ロボットだったら年を取ることもないし、疲労でバタンキューすることもありません。

お腹がすいたといって、休憩に行くこともありません。

今に私のような人間の売り子の代わりに、ロボットがデパ地下に立つ時間が来るかもしれないと思っています。

AIが値段を計算する

私たちの業界では、お客さんが欲しい量を指定して、その分を私たち売り子がスコップで惣菜を取り分け、さらに計算する…面倒な作業が当たり前となっています。

すべての作業をAIがおこなうようになれば、目分量で惣菜を取り分ける作業もいらなくなるので、時短になるのかもしれないな…と思います。

AIなら1グラムたりとも間違えずに、きっちり作業してくれそうなので、人間よりもスムーズに接客ができると思います。日本のデパートも、今にそう変わるかもしれないなと思います。

今後デパ地下などの接客業はおすすめか?

接客業で働いている私としては…今の仕事のおすすめ度は「80%」です。

接客業の良いところは、お客さんとじかに会話ができるということ。

お客さんの顔を見ながら、お話をしてきちんと商品をお包みする。自分で言うのもなんですが、きちんと働いているな…という充実感があります。

またインバウンドのおかげなせいか、欧米のお客さんもちらほらお見えになるようになりました。

日本語オンリーで通じないこともあるので「英語の勉強」はしておいて損はないかもしれません。

私の隣の売り場はチョコレートコーナーなのですが、英語のとても堪能なスタッフさんがいて見ていて、とても憧れます。あんな風になれたら恰好よいのにな…と羨ましくなります。

AIにできない仕事をしてほしい

これからもの凄いスピードで時代が変わっていくと思います。例えばドローンが宅急便を運んだり、自動運転のタクシーが自宅まで迎えにきたり…。

ボタン1つでデパートの惣菜が家に届くサービスも生まれるかもしれません。数年前に当たり前だったことが、数年後には当たり前じゃなくなっている可能性も大いにあり得ます。

時代があっという間に変わっていってしまう時だからこそ「自分らしさ」を大切に仕事選びをしてほしいなと思います。

AIはとても頭の良い生き物ですが、細かくものを考えたり、相手の立場にたって思いやりのある行動をとることはできません。

こんな時代だからこそ、AIに打ち勝つことができる仕事を、選んでほしいなと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

あなたの業界の意見お待ちしています!

コメントする

目次