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保険代理店の将来性は?今後AIでなくなるしごとなのか?

保険業界に勤める33歳)、業界経験10年を迎えた年収600万円の正社員です。

2009年に保険代理店へ入社し、これまで営業・企画・マーケティング・人事・システム営業に従事してきました。

多くの保険会社や多くの保険代理店の方々の交流もあり。業界の酸いも甘いも学んできました。業界の問題点について考察していきたいと思います。

【 保険業界が抱える3つの問題点 】

  1. 業界の変化速度が非常に遅い点
  2. 年功序列の評価制度が残っている企業が多い
  3. 転職も同業界でする人が多く他業界で生きるスキルを身に付けにくい

社会保険の補完の意味合いも強い保険業界ではありますが、商品特性上、当局からの規制も強く、売り手と買い手の情報格差の激しい業界です。

今ではネットにより情報格差も縮まってきましたが、国に規制で守られながら情報優位性で営業活動してきた業界ですので、今のマーケットインの発想が主流となっている他業界からは取り残されている業界といった印象です。

だからこそ、変化が出来ず人事評価や就業人間関係も今の時代に合わないものになってしまってます。

目次

保険代理店は変化が遅くAI時代に乗り遅れている

一番の問題点は「変化」が遅い事です。

保険代理店の一つ人事評価を例に挙げると、年長者や営業成績が優秀な人ばかりが評価される昔ながらの評価制度から抜け出せずにいます。

他業界でも営業成績に関しては同じかもしれませんし、それは正しいと思います。

しかし、成果主義の浸透度は薄く、年功序列が強く「長く根気強く働き続けること」が重宝されます。出世街道もほとんどが新卒から転職無しで一貫して同じ会社で働き続けた人ばかりです。

また、ユーザー目線になりきれていないと感じてはいますが、AIテクノロジーの活用は少しづつは進んでおり、アプリやドラレコ連携、SNSの活用などの開発は加速しつつあります。

しかしその開発は外部業者に依存している状況であり、社内のもともとのシステム部門にいる方々の評価はあがることがほとんどありません。(もちろん活躍して評価されている方もいます。)

会社でAIを使ったテクノロジー開発を進めるならば、外部委託と並行して自社内で開発を進めていくか、その人材を育成していくようにしていかなければ旧態依然とした経営手法から抜け出せず淘汰されていく企業が増えていくと思います。

また、日本の保険会社群は完全にガラパゴス化しておりますが、今後、他業界の参入によって既存の保険会社や保険代理店は淘汰されていくかもしれません。

現にGoogleやAmazon、LINE、アリババなど米中のテクノロジーを発展させてきたメガ企業が日本の保険業界に参入してくればあっという間に駆逐されてしまうでしょう。

いつまでの政治の力で規制強化による盾では防ぎきれません。中身が変わり、真に世界とも肩を並べ戦える嘗てのソニーのような革新企業が業界内から生まれてこないと淘汰されていくと危機感を募らせてます。

今後保険代理店が生き残るために必要な改革とは?

保険代理店で一番大変なのは、お客様を獲得するところにあります。どの業界においても集客は永遠の課題だと思いますが、人口減少が進み業界も雨後の筍のように乱立しています。

その中でお客様を獲得していくのはある意味業界内でただただπの奪い合いをしているに過ぎません。

保険という国民に広く浸透している金融商品ですから、「今日の新規契約は昨日までの他社契約」という状況になります。

今日の銀行と同じく、どこにお金を預けても同じようにどの保険会社で保険を契約しても同じ状況が続いています。

集客においては差別化を図っていかなければならず、2006年~昨年ぐらいまでの業界の戦略でブームとなったショッピングモールに店舗を構えるという戦略も衰退の一途を辿っています

他の業界より遅れている保険業界においては、他業界の行っている事や先端事例を模倣していち早く取り入れた企業が勝っていきます。

現在では、やっとWEBマーケティング、SNS、LINEの活用などの集客に力を入れ始めています。

しかし、ニュースでもあるようにクッキー(WEBの閲覧履歴)を使用してターゲティング広告を行う手法も欧米での問題視が日本にも流れてきており、個人情報保護の観点からWEBマーケティングも新たな方向へ舵を切っていかなければなりません。

要するに、人口減少により契約対象が減り、さらにマーケティング分野でも規制強化され集客が一層厳しくなっていく事が頭惠を悩ませる一番の要因です。

また、合って話す機会を必要としない時代へと変わってきてることによって保険会社が多く抱える歩合制の保険外務員は窮地に立たされるでしょう。

AIやIOT、宇宙、モビリティのような明るい未来像は保険業界では描きづらくなっているのが現状です。

しかし、だからこそやりがいもあり、30兆円規模の業界で独り勝ちできるチャンスはあります。時代に合わせた先端をいく戦略を打ち出し続け、業界のトップランナーになることを想像するとわくわくします。

まずは人事評価制度を変えるべき

私の働く会社では変化の遅い業界において群を抜いて変化の速い企業であり、テクノロジーの先端をいく企業であると思います。

この問題に対しての解決策は変化をして進化していくことであり、その先に企業の存続があるのだと思ってます。

まず、人事制度においては年功序列を少し残しつつも成果主義で抜擢人事も慣行していき、それが当たり前である社風をつくること。

先ほどまで「年功序列=悪」のように言ってきましたが、「少し」残すことは保険業界のみならず必要なことだと思ってます。

何故かと言うと、社員の安心に繋がるからです。

年功序列制度は1年経過ごとによっぽどの問題を起こさない限り昇給していきます。

それは社員のモチベーションになりますし、長く働きたいと考えている社員には安心へと繋がります。

また、成果主義一本だと、後輩や部下に出世の道で抜かれ、それが何年も続いていく社員に対しては働くインセンティブがありません。

長く働いているということは会社が存続してきた歴史において必ず貢献をしているはずです。

年棒契約の取締役やスポーツ選手でもないので、成果主義一本にすることは非常に危険で、一丸となって社員が前を向いて仕事をするには、年功序列の評価制度を「少し」残すことは大切だと思います。

個人としては、ビジネス領域の変化と進化、会社の変化と進化にしっかりと付いていき、先を同じ目線で見通せるよう、情報収集を徹底しています。

あらゆる情報ソースから情報を集め、時には考える為に発信したりしています。イチビジネスウーマンとしては、評価をいきなり変える事はできません。

なので自分を磨き、誰が見ても納得の評価に自分自身を高め、低すぎる評価と言われるぐらいの社員になりたいと思っています。それぐらいがちょうどいい評価で会社との関係なんじゃないかなと思っています。

保険代理店はオリンピック後にどう変わっていくか?

2020年にオリンピックが終わり、日本経済は右肩下がりになってきています。

建築需要は2020年でピークを迎え2、3年は維持し、不動産に関しても訪日外国人がオリンピック効果で2、3年は維持できるかもしれませんが、その後の2022年からは右肩下がりが濃厚かと思います。2025年までは落ち続けるでしょう。

恐らく消費は今のまま伸びず、インフレ率も回復しない状況が続くかと思います。

保険業界においては、「不況=生活防衛意識の高まり=保険の見直し機会」となり、需要は一時回復していくかと思います。

しかしそれも長くは続きません。

その需要の一時的な回復の時に何が起こるかというと、統合・再編・淘汰です。数多ある保険会社が統合・再編され、銀行のようにメガ+1行という状況になるでしょう。

増えすぎたメーカーは需要と供給のバランスと、消費者からは違いが分からないとい状況において統合されていくのは歴史が証明しています。

保険代理店もメーカーや銀行、商社系の参加にどんどん吸収されていくでしょう。ただ、ここまでは「現状の業界」の勢力図が変わる推測に過ぎません。

GAFAやBATH、各国のテクノロジー企業の日本の保険業界参入が行われればその波は止める事が出来ないでしょう。

特に隣の中国においてのテクノロジーの発展は目覚ましいものがあり、日本に住む中国人も多くそのコミュニティーは絶大です。

よって業界の勢力図は大きく変わる事が容易に考えられますので、今大きい企業や資本の厚い企業に入ったからといって将来を安心させるものには到底成り得ません。

論文題名「AIと損害査定」
研究動機
AIに仕事を奪われるかも。
理由
→49%の仕事が代替可能(野村総研さん)
仮説
→公平性が必要な仕事は変わらないかも
定義分解
→公平性が求められる仕事=損害査定

— 諏澤ゼミ 【京都産業大学】 (@KSUsuzawa) January 18, 2020

保険代理店で今後生き残るために必要なこと

保険代理店に転職はお勧めできません。潰しが効かないスキルを持つことになります。

しかし、「保険」という枠にはまらずに、保険を軸にしつつも証券や税制、不動産などファイナンシャルプランナー的な知識や会計の知識を学ぶことでスキルを高めることができると思います。

保険だけではなかなか企業も経営が難しくなっていく可能性も高く、アメリカのようにブローカーとして顧客からお金をもらうスタイルに変わっていくかもしれません。

現状の保険募集人または保険代理店は売った商品によっての販売手数料をもらっています。

しかし、保険会社の経営状況の悪化や販売シェアを伸ばす為に販売手数料を大幅に上げて他社を出し抜く手法が問題視されているため販売手数料自体が無くなる、もしくは低減される可能性があります。

その為の知識をつけておく事はプラスに働くかと思います。

保険代理店で避けておくべき職種とは?

今後を考えると「保険外務員」を多く抱え、その職種を募集している企業への転職は絶対に避けるべきかと思います。

ましてや、転職によって保険外務員になり「固定給+歩合給」のような職種につくのは避けるべきです。

ごく一部の人がそれで稼いでいますが、大多数の人は食うに困る生活を強いられています。

ニュースや新聞記事においても、メーカーから不当な扱いをさされているとしてやり玉に挙げられています。

よって、業界自体に明るい未来を描きづらいので転職をお勧めしませんが、中には先端のテクノロジーを使い、先端のマーケティング手法を行う企業もあります。

そのような企業を探し、金融知識を深めながらも最先端のテクノロジーとマーケティングに触れられる環境へと飛び込むのは有りだと思います。

AI化が進めば保険業界を問わずすべての職種が淘汰される

保険業界はもちろん、他業種に関しても煩雑な作業、手続き業務はどんどんAI化されて、それによってあらゆる職種は淘汰されていくと思います。

自分がやっていて「これはロボットがやっても同じだ・・・」と感じたらその仕事に就き続けるのは非常に危険ではないでしょうか?

私は未来に備えて複数のスキルを身につけ、大きな変化が訪れた時にも慌てず移動できるように、普段から意識を高めています。

オリンピック後は一つの分岐点になるでしょう。各業界のニュースには気を配って欲しいです。

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