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建設設備士の将来性について46年間勤続した私の意見・・・

年齢、63歳になります・勤務年数、40年ですがアルバイト時代を入れると46年経ちました。年収、600万前後でいい時もあれば悪い時もあります。

所属は建築設備で民家はやりません。

大手ゼネコンが100%で設備会社は、高砂設備、新日本空調、三晃空調、三機工業、三建設備、横河東亜工業他などどです、この下会社(株)三栄と言う会社に所属しています。

建設業界の問題点について。

  1. 危険な作業が多い
  2. 休みが不規則。  
  3. 人間関係に上下が合いすぎる。

高所作業や開口部などが在り注意いしていないと重大災害を起こす要因が多く、常にけがの心配があります。

また、工事の習性から、企業の休みの日の工事が多くビルな愛の飲食店では、営業が終わってからの工事も多く夜間作業も多いのが欠点

ゼネコン時下の作業員の方がいまだに強く設備はまだ下に見られています。

目次

建築設備業界で一番も問題点だと思う事

では、建築設備業界の問題点について掘り下げていきます。

残業については他職より多いいと思います。普段新築現場では最初の頃は定時に終われるのですが、工期が迫って来ると昼も夜も無く工事をします。

酷い時は朝8:00から翌日の夕方まで続く事もあります。

とにかく早く終わらせろと建築に言われます。それと夜間作業も多いいです。

残業とは言えませんがどうしても昼間は使っているビルが殆どなので、夜誰もいなくなってから切り替え工事などをします。

建設設備の人間関係は改善傾向

人間関係も最近は大分良くなりましたが、少し前は、建築の、鳶さんや左官屋さん大工さなど癖の強い人が多く、いじめに近い状態でした。

設備やと電気やさんは一緒で建築の職人さんに取っては皆同じに見えるようです。

「一例をあげてみると」ゼネコンが建物に対してロングスパン(外部用仮設エレベーター)を組みますが、左官屋さん専門になってしまい鳶さんや建築の人は何とか使う事が出来ますが、設備、電気の人は使わせない、使いたければ左官屋の親方に一升瓶を持って挨拶に行かないと使う事が出来ません。

ゼネコンの職員も見て見ぬふりで、何の注意もしません。人間関係の上下がかなりある職場ではないでしょうか?

人事評価に問題点アリ

最後に人事評価はかなり在ります。

配管やさんは2人から3人でやっているところが多く、同じ仕事をすると遅い配管や、早い配管や、丁寧な配管やさん大雑把な配管やさんと色々です。

同じ仕事、もしくわ、それに近い仕事をすればその配管やさんの技量が分かります。

やはり手の良い配管やさんを使えばお金も儲かるし評判も上がります。

何年か一緒に仕事をすれば見えてきます。当然良い手、悪い手評判も出てきます、仕事によりうまく付き合っていかなければなりません。

建設設備業界の問題点に対して個人的にできること

個人的には無力と言っていいと思います。個人的に事を起こせば、喧嘩になるか現場の出入り禁止となり会社にも迷惑が掛かってしまいます。

ベストは、建築の主任クラスの人が設備も建築も同じ仲間である事を言って貰いたいのですが、ゼネコン自体も電気、設備は同等に見てはいないので難しかもしれません。

個人ではなく、会社として挨拶代わりに建築の親方それぞれにビール券などを渡して上手く行くように気は使っています。

個人的にはあまり関わらない様にすしかないのですが、不満は設備の代人に言いますが気休め程度にはなります。

しかし、最近では職人さんもサラリーマン化してきています。

一時の様に左官業も仕事が減り、左官屋さがかなり減ったことも在り、また全体的に建築の職種も時代と共に一業者の人数がかなり減った事にも関係していると思います。

元々設備は2から3人の業者が多いいので変わりませんが、建築は一業者50人も60人もいたので力関係が出来ていたのだと思います。

いまだにこの習慣は抜けては居ませんが、かなり是正されて来ました。各現場の所長さんにも寄ります。

年代も若くなって来ました、若い人は昔の様な縄張り意識は無く、物を作る仕事として入ってきている若者が多く、学歴も上がってきています。

まだイケイケの若者もいますが其のあたりが真のサラリーマン化は難しいと思います。会社も新人の教育をしっかりやる事に力を入れるべきだと思います。

個人も以前の何とかしなければではなく自身の事は勿論所属している会社の事も考えて仕事をして行く事にして、自身の評価や所属している会社の評判が世間や業界に認められれば次の仕事も任せて貰える様になります。

建築設備士のやりがいやきついところを正直に

この仕事はかなりつらい事が多いです。

パイプ一本でもかなりの重量になり、電動工具の重量物も多いのです。仕事の内容も終わりが無く、次から次からへと出てきます、やる事が多いいのです。

一方当然やりがいが在ります、その建物に命を吹き込むという作業です、通すのは水ですが水が出なければただの倉庫になってしまいます。

電気、水がが通って初めて住む事の出来る建物が出来るのです。

自身が命を入れた建物があちらこちらに建つのです、やっりがいのある仕事だと思いますが、若者が減ってきています駅ビルなど古いものは作れる人がいなくなるのではないかと心配しています。

きついと言えばもう一つありました。

季節です、特に夏はきつい時期になります。

炎天下の仕事も多く、体調の管理も仕事の内に入るので、一般人に比べてかなり丈夫な体を作らなければなりません。職人さんは暑くても寒くても外で仕事をしなければなりません。

酷い現場になるとトイレも無く、詰所無い時が在ります、真冬に外で震えながらお弁当を食べた事も在ります。

この様な現場に行くと、建築の所長がしっかりしていないと思う様になりました。

しっかりした所長がいる現場はとても綺麗に整理、整頓してあります。

一人の人間がその建物を動かしているし、多くの職人も其処のルールに従って作業を続けて行くのです。

後は、休日の確保と夜間工事が無くなれば多少まともになるのでは無いかと思います。

3年後に建設設備業界はどう変わっていくのか?

3年後この業界はどうなっているのか、現代の科学の進歩は5年先の事は想像もつかない程です。

AIに代わって人が居ないのかも知れません。

現実に建設ロボットも出てきています。古くからの技術を持った職人さんは居なくなり、AIで描いた図面にプラモデルの様なビルが建って行くのではないかと思います。

まず、色々な腕を持った職人が居なくなって行き、パソコンで育った若者達が主流になって行きます。

建物の作りも複雑な物はなく皆同じような建物が建つと思います。

また、工事が簡単になり誰でも出来てしまうかも知れません、その傾向は今でも見えて来ていますがまだまだ先になると信じています。

沖縄のシンボルが火災で無くなりましたが、瓦1枚再現できる職人さんがいないと言う事でした。

現場の跡継ぎを政府が支援しないと大変なことになる

後継者を残す為に国や自治体で職人の技術を後世に伝える学校などを作ればいいと思います。

たとえ1人や2人でも居るだけで伝える事が出来るのではないかと思います。

建設業界もきつい、汚いと若者に敬遠されています。実際に若者が少なく60代、70代の人も働いているのが現状です。

3年ではそれ程変わるとは思えませんが、さらに年寄りが増えて、事故もやケガも増えていくのではないかと心配しています。

頭では分かつていても体が付いて行けずに死亡事故も出るのではないかと思いますが、今から何年か先の事を想像して、対策を立てて置いた方が良いと思います。

政府主導でやっても良いのではないでしょうか?

自分が引退したら終わりではなく経験や知識を教えて行ける環境も作って置きたいです。

将来建設設備業界に就職したい人におすすめの資格

建設設備業界に転職するには、職人と、ゼネコンの代人が在ります、どちらを取るかは本人次第ですが、職人さんは体が資本で結構きついかも知れません。

なったとしても体が慣れて来るまでは個人差が在るものの体を使って物作りをしたい人もいるでしょうし、監督になって職人使って物作りをしたい人もいると思います。

設備の配管工であれば、技能士の資格や作業に必要な免許を取っておいたほうがいいでしょう

作業車や酸欠、有機溶剤作業主任者など数えきれない程の資格が在ります。監督であれば管工事の資格は取って置きたいです。

厳しく幅も広い業界なので覚悟が必要

ちょっとやってみようと軽い気持ちではやらないで欲しいです。

現場では一般に生活をしていると在り得ない程の危険が待っています、毎日が真剣に取り組んでいるプロ集団です、転職を考えているのであれば、真剣に何がしたいのか、何故建設現場なのかじっくり考えてか転職して欲しいと思います。

設備以外の職種は数え切れない程在ります、例えば、マンションが出来上がると、室内に細か傷などが付きます、これ等を補修する人達がいます。

美大生達です最初はアルバイトでやっていた様ですが、今は補修屋さんとして定着しています。更に、聞いた事もない業種も結構在るようです。

監督はそれらを一手に見ますが、職人さんは自分のやりたい仕事を追求出来ます、本人に合った転職をしてもらいたいです。

勿論この業界に入ろうと思っている人は一度どの様な仕事が在るのか調べてから決めて見てください。

思った以上に幅広い仕事が待ってます。

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