MENU
⇒ゼロ初心者のアフィリエイトブログ作成講座

客先常駐型のIT企業に将来性はある?27歳で5年勤務の僕が社風を語る

年齢は27歳、22歳の頃に北海道から東京へ上京し、客先常駐型のIT企業、株式会社セラクに未経験者として入社いたしました。

IT業界の中では、サーバーの監視や運用・保守、システムの設計、構築などの業務を行うシステムエンジニアという職種に携わっています。

年収はボーナスを含めて、おおよそ300万円となります。

【 客先常駐型の3つの問題点 】

1⃣ 常駐先によって勤務形態が様々。

自社の勤務形態が土日祝日休みの日勤携帯だとしても、常駐先によってはシフト制だったり夜勤が発生したりします。

2⃣ 自社の上司と距離をおいて業務につくため、本人の技術力や勤務態度は評価されません。

3⃣ 常駐先が定期的に変わる事もある為、その度に人間関係などを構築しなおす必要があり、非常に面倒です。

目次

客先常駐の仕事は評価の仕組みに問題あり!

客先常駐という仕組みそのものが最大の問題点です。

客先常駐というのは、最近のIT企業で多く取り入れられている契約形態の事を言い、簡単に言ってしまえば「派遣」です。

例えばA社に採用されたとして、そのA社が客先常駐型のIT企業だった場合、働き先はA社のお客様先となります。

この仕組みによって副次的に発生する問題点は様々ですが、もっとも目立つ問題点を挙げるとすれば人事評価が挙げられます。

通常、大半の会社ではその人の勤務態度やスキル、実績などが評価対象となりますが常駐型IT企業の場合は評価する自社の上司からは見えない場所、要するにお客様先で働く訳ですから、勤務態度やスキル、実績は評価のしようがありません。

その為、基本的には資格が評価対象となります。IT関連の資格はスキルが無い人でも勉強すれば取得できるものが多いです。

その為、客先常駐型のIT企業では「スキルが高いが資格取得数は少ない人」と「スキルは無いが資格取得数は多い人」では、後者の方が高く評価される傾向にあります。

IT関連の資格は主にベンダー資格と呼ばれるもが多く、この資格の試験受験料は3万円近くするものが大半です。

これが原因でなかなか試験を受験できない者も多く、これが会社での主な評価対象となるのはどうなのかという疑問があります。

私は過去、客先常駐先で作業実績や勤務態度の良さが認められて表彰を受けた事がありますが、その実績はあくまで客先での評価につながっただけであり、自社の評価には繋がりません。

その為、昇給や昇格にも影響はありませんでした。

ただ、その後2つほど資格を取得したところ、それが評価に繋がり昇給する事ができました。

これが常駐型IT企業の最大の問題点と言えるでしょう。

人事評価について会社が対応してくれていること

人事評価の方法について、積極的に自社が何かしらの対応をしてくれているという様子は見受けられません。

ただ、定期的に自社に戻って上司と面談をする機会はあります

この面談で常駐先での作業内容や培ってきたスキル、どんな評価をされているか、勤務態度はどうかなどを具体的に伝える事ができれば、それが評価に繋がります。

他の客先常駐型IT企業に勤めている人に話を聞いたところ、どこの企業もこのような上司との定期的な面談が設けられているようです。

ただ、どんなに具体的に面談で自身の事を話しても、それが評価につながったと実感した事はありません。

面談時も「次回面談時までの目標」として勝手に資格取得の目標を立てられる事が多いので、やはり資格取得の方が評価に繋がりやすいと考えられます。

この面談では、あくまで客先での評価や実績が全く評価されない事を防ぐための最低限の対応と言えるでしょう。

ただ、人事評価に関してはあまり対策されてないにせよ、常駐先での問題点についてはしっかりと対策されているようです。

例えば、客先での残業が多い、パワハラがあるといった労働に関する問題。

このような事があれば、自社からお客様へ直接お話を伺ってくれる、または常駐先を変えてもらえるといった対応がとられます。

私自身、過去に残業が多すぎて精神的に参っている旨を上司に相談したところ、常駐先を変更していただいた事があります。

客先に常駐したらお終いという訳ではなく、その後、もしなにかあった場合のサポートもしっかりと行ってくれるのは良い点だと思います。

ただし、客先常駐先の業務内容が自分には合わないなどの都合はあまり聞き入れてもらえない事もあるので、やりがいを感じられず辞めていく人も少なからず見受けられます。

常駐型の仕事で辛いのは突然の打ち切りと撤退

常駐先からの撤退時が一番きついと私は思っています。

早い場合だと数か月、長い場合だと数十年に渡って客先の企業に常駐する事があるのですが、後者の場合だと色々ときついと思える点がでてきます。

まず、長く同じ企業に常駐した場合、その企業ではベテラン社員同等の扱いをうけ、責任感とやりがいのある仕事を任される事になり、更には周りからも慕われる存在となります。

しかし、このような長くに渡って築き上げてきた客先からの信頼や良い人間関係のある客先企業から自社都合で突然撤退を言い渡される事もあります。

正直に言うと、これが一番きついです。

心の準備もなく突然言い渡される訳ですから、そこからいきなり引き継ぎ作業が舞い込み、1~2ヶ月後には撤退です。

これまでベテラン同様に扱われてきた信頼と良い人間関係は無くなり、新しい常駐先でまた新人からスタートして新たに信頼や人間関係を築き上げていく必要があるのです。

やりがいに関しては色々あります。

客先常駐は派遣同様の扱いなので、最初は責任感の少ない単純作業しか任せてもらえず暇な日々が続くという事が多々あります。

ただ、実績を重ねる事によって常駐社員だとしても責任感のあるプロジェクトを任せてもらえることもあり、それを遂行した後は大きなやりがいを感じる事ができます。

客先常駐型IT企業は未経験可でも入社できる事が多いので、IT企業で働きたいという方は、そこからIT技術のスキルアップを目指す事もできます。

客先常駐型IT企業3年後にどうなるか?将来の展望

客先常駐型IT企業の大半は、未経験の方でも応募可能としており、実際に未経験者も採用されている傾向にあります。

私も未経験で入社しました。

しかし、3年後どうなっているかはわかりません。

というのも、IT技術は常に進化し続けており、単純な作業はほとんどが自動化されつつあります。また、それに伴って技術は複雑化しつつあり、ある程度ITで経験を積んできた人でないと技術に追いつけないという現状があるのです。

現状はまだ単純作業が存在するIT業界ですから、未経験でも入社できる企業があります。

そういった企業をお客様としている客先常駐型IT企業だからこそ、未経験でも入社が可能なわけですが、最近では経験がないと書類選考で落とすIT企業も増えてきています。

人手不足により即戦力が欲しいという理由もあるでしょうが、これには単純作業の自動化、業務の複雑さも少なからず関係しているでしょう。

その為、今は未経験者でも採用してもらえる客先常駐型IT企業も、今後はある程度のスキルがなければ採用はしないとする企業が増えてくるかもしれません。

その為、学校などで技術を学んでいない全くのIT未経験者にとって、IT業界への参入はハードルの高いものとなるかもしれません。

3年という短いスパンで、全てのIT業界がそうなるとは考えにくいですが、現状の技術進歩スピードからして、例え客先常駐型IT企業であったとしても、何らかのスキルをもっていなければ採用はできないという企業が増えてくるでしょう。

常駐型IT企業に転職や就職を考えている人へ

客先常駐型のIT企業は、多くの人がスキルアップの踏み台として入社する人が多く見受けられる業界です。

実務経験のない者が大手のIT企業に入社する事は不可能といっても過言ではない現状ですが、比較的入社のハードルが低い客先常駐型のIT企業で実務経験を積めば、大手IT企業への入社チャンスも生まれてきます。

実際に未経験者が客先常駐型IT企業に入社して実績を作り、大手IT企業に転職したという実例はあります。

以上の事から、IT企業に強いあこがれがあり、今後様々なIT技術に触れていきたいという人であれば、出発地点としておすすめできる業界です。

取っておいた方が良い資格

未経験者でも面接でアピールできるIT資格も多数あります。

例えばLinuCという資格。これはIT企業で多く用いられているLinuxと呼ばれるシステムに対する技術力を認定する資格であり、IT業界では比較的評価に繋がりやすい資格です。

他、IT企業では定番の国家資格「基本情報技術者試験」。

こちらは少々難易度の高い資格ではありますが、未経験者でも勉強すれば十分に取得を目指せるIT資格であり、システムエンジニアという職種を目指すのであれば、大きな評価につながる資格でもあります。

一言でIT業界と言っても、システムエンジニア、プログラマー、Webデザイナー、Webディレクターなど、様々な職種があり、それぞれに合った資格があります。

IT業界に参入したいのであれば、まず自分がIT業界に入って何がしたいのか?をよく考えてから検討してみるのが良いでしょう。

スキルアップをしておけば短期で稼げる仕事ですので、まずはどこに見せても通じる資格は取っておきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

あなたの業界の意見お待ちしています!

コメントする

目次