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調剤薬局の現実!人間関係は陰湿で悪くパワハラもあるが魅力もある

私は医療業界で薬剤師をしています。年齢は40歳で勤続年数は10年調剤薬局に勤めており年収は360万円です。

正社員として採用されているため、一応ボーナスはもらえていますが、年度によって金額は様々です。

1回のボーナスは1ヶ月分の給与30万円前後、それを年2回で合計60万円、年度の差がありますが大体40万円~60万円ほどです。

薬剤師は様々な職種がありますが、調剤薬局の場合なら以下のような内容が問題点に感じます。

  1. 人間関係
  2. 仕事分担の決め方
  3. 医師との連携

調剤薬局は医師との連携の取りやすさは職場によって違いが大きいです。

例えば、病院の院内処方だと同じ建物でお互いに勤務しているので連絡を取りやすいですが、調剤薬局は勤務している場所が違うというだけでスムーズに連絡を取れないことがあります。

目次

調剤薬局の人間関係は複雑でトラブル続出

調剤薬局の薬剤師にとって一番の問題点は、人間関係です。

薬剤師と経営者、薬剤師と事務職員、この2つの人間関係でトラブルになることが多いです。

私が勤めている職場の経営者は薬剤師なので、仕事のやり方に関して意見が食い違うことがあります。

例えば、経営者は施設調剤の仕事を取るために営業に努力しますが、実際に仕事を取れても今の人数では仕事を回せないというのが現場の本音で、それをどうしても理解してもらえないことがありました。

事務職員との人間関係は、古くから長年在籍している年配の方とトラブルになることが良くあります。

調剤薬局は薬剤師数名と事務職員数名の構成で、少人数体制で運営しているところが多いです。

少人数で働く職場というのも人間関係のトラブルが起こる1つの要因に思いますが、長く働いている事務職員はお局化していて、柔軟に仕事分担を調整してくれないケースが多いです。

事務員の陰口が割と陰湿

例えば、患者さんに渡す薬を間違えてしまったとき、指導義務も加味して薬剤師が届けるのがベストではありますが、その日に薬剤師が1名しかいない場合は閉店後でなければ届けることができません。

職場によっては、こうしたケースに手の空いている事務職員が代わりに配達してくれます。

また、長く職場に在籍していると経営面も垣間見ることが多いため、薬剤師の給与や勤務時間などの待遇についても経営者に陰口を叩かれたこともあります。

その時は、経営者がその提案を鵜呑みにして勤務時間を減らすことを告げられましたが、業務や責任に落ち度がないことから納得できませんでした。

調剤薬局の薬剤師は職場の当たり外れで大きく、特に女性が多い職場なので最悪な場合はかなり陰湿です。

医療関係は権力が強く薬剤師の世界にもパワハラがある

私の場合、職場の人間関係でトラブルになったときに同僚の第三者が介入して解決に至ったことはありません。

過去の人間関係のトラブルでは2つインパクトの大きかった内容があり、その1つは人間関係が理由で転職することになりました。

1つ目は、2店舗の調剤薬局を運営している会社で働いているときで、社長が事務職員にパワハラを行い、その間に入ったことで退職を迫られたという話です。

社長が指示した業務を事務職員はしっかりこなしていましたが、細かいミスをわざわざ探して責任をおわせたがることが多かったです。

話し合いの場をもうけたときにクビにするという脅しもあり、それを事務職員がテープに録音していて労働基準監督署へ相談にいって解決しました。

しかし、そのまま職場で働くことは難しく、私と事務職員は一緒に自主退職することになりました。

正社員と派遣にもパワハラがある

2つ目は、契約社員として調剤薬局に勤務しているとき、正社員の事務職員が経営者に勤務時間を減らす提案を行い、そのまま理由もなく勤務時間短縮を告げられたときです。

これも労働基準監督署へ相談して解決できました。

理由もなく勤務時間を減らすことは労働法に反するため、本当に勤務時間を減らされた場合は介入するというアドバイスを聞き、それを経営者に言うと「勤務時間を減らすのはやめるので従来の条件で勤務してください」と言われました。

調剤薬局の人間関係はそもそも働いている人数が少ないため、客観的な立場で解決できる人物がいないことが多いです。

また、薬剤師と事務職員の人間関係は給与の差も多少は影響しており、特に仕事分担の柔軟性や決め方は事務職員にとって待遇分しか働かない、高給取りの薬剤師がやるべきだ、という意思を感じるケースが多かったです。

調剤薬局の一番つらいところとやりがいについて

今の仕事で一番きついのは、やっぱり人間関係がうまくいかないときです。

しかも、人間関係がこじれるのは経営者か事務職員の場合が多く、少人数で働く職場の辛いところです。

薬剤師は職種が幅広いため、製薬会社や病院など職場によっては調剤薬局で起こりやすい人間関係トラブルは少ないかもしれません。

本当に人間関係がうまくいかないと精神的にとても辛いですが、それでもやりがいはたくさんあります。

調剤薬局の薬剤師は、患者さんと対面して第一線で働けるのが一番のやりがいです。

定期的に薬をもらいにくる患者さんも多いわけで、自然と距離感が近くなります。特に高齢者の方はたわいない話をすることも良くあり、畑で取れた野菜を頂いたこともありました。

私はパーマ液の薬剤師を作る会社で働いたこともありますが、その時と比較すると調剤薬局は接客できることが大きな違いです。

黙々と作業工程をこなす仕事も薬剤師の専門性を求められるやりがいのある仕事でしたが、調剤薬局は直接ありがとうと感謝の言葉を頂くことも多く、それが仕事のモチベーションに繋がっている面も大きいです。

その他、調剤薬局の薬剤師業務は調剤ミスが起こると業務上過失に問われることもあり、常に責任感を持って仕事に取り組めることもやりがいです。

本当にミスが許されない仕事なので、働きながら薬の勉強を継続するのは大変なものの、強く責任を感じられることで自然と継続できているのは相乗効果としていい面かもしれません。

3年後にこの業界はどう変わっているか?

薬剤師業界全体としては、人手不足が課題とされており、これは3年後も変わらないと予測されます。

東京都や大阪府など都会は人が足りている職場が多い印象ですが、地方はまだまだ薬剤師が足りない職場が多いです。

毎年、新しい資格取得者が誕生する反面、高齢の薬剤師の方は引退します。薬学が6年制に変更されたことで、昔に比べると新人薬剤師のレベルは高くなったと思います。

しかし、資格取得の難易度も高くなってしまった為、少子高齢化も加味して短期間で極端に薬剤師が増えることはないと思います。

今の現状では、転職の際に選択肢が多いのは現役薬剤師にとって嬉しい環境ですが、仕事に就くと職場によっては負担が大きいため、待遇と仕事量のバランスは当たり外れがあります。

調剤薬局の薬剤師に関しても、3年後は特に大きな変化はないと思います。

人間関係のトラブルは少人数というのが1つの要因ですが、これについても今後に調剤薬局が多人数体制になることはないです。

むしろ、ITが進化することで、今よりもさらに職場に常駐する職員の数は減ると予測されます。

事務職員の仕事も薬剤師の仕事もAIが判断できるようになると、仕事は減りそうです。

そんな時代がいつやってくるのか分かりませんが、今後数年や数十年で実現できるようなイメージはありません。

調剤薬局の薬剤師が大幅に増えることはなく、業務に関してもこれといって大きな変化はなく、現状のまま流れていくと思います。

今後調剤薬局に転職してみたい人へ

調剤薬局の薬剤師は人間関係でトラブルになることがありますが、それでもやりがいや待遇などをトータル的に見て転職先としてはおすすめです。

特に女性が多い職場で良好な人間関係を築ける方なら、かなり働きやすいと思います。

待遇についてはアルバイトや契約社員など、正社員以外の雇用形態でも月給として25万円から35万円ほどは十分に稼げます。

もちろん職場によって待遇の差はありますが、転職時は多くの求人を見つけられるので納得した転職をしやすいと思います。

また、調剤薬局の薬剤師は未経験でも働けるところが多いため、病院や民間企業など調剤薬局以外の職場で薬剤師をしている方にとって転職の難易度はそれほど高くありません

調剤薬局によって良く出る薬の傾向が異なるため、最初はそこに重点を置きながら準備を進めるとスムーズに仕事に入れると思います。

薬剤師の上位資格(認定)については、特になくても問題ありません

もちろん、転職前に何かしらの上位資格を取得しておくと、その資格を活かせる調剤薬局へ転職しやすくなることは間違いありませんが、多くの調剤薬局は超専門的な薬を扱っていないため、上位資格を取るならその資格を活かせる調剤薬局へ転職するのがおすすめです。

その他は、働きながら勉強会へはなるべく参加するスタンスを持っておくほうが、将来を見据えてもキャリアアップしやすいと思います。

また、勉強会は薬剤師同士の交流の場でもあるため、人脈を形成するためにも参加してみてください。

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