年齢は30才です。新卒で医療業界の製薬会社に働いて5年間は診断薬のMRとして現場で働き、異動により2年間本社で人事を担当しておりました。
その後主人の転勤により、退職した後今度は医療業界の現場で働く医療従事者として働いております。
どの環境も全く違う業務内容ではありますが、人と接する仕事というのは共通しており、コミュニケーションスキルが必要とされています。おかげで人と接するスキルはだいぶ磨かれたように感じます。
MRの仕事はAIで奪われてしまうのか?
今まで携わった仕事の全てはなくなることはないと思いますが、一部はなくなる可能性があると思います。
MRでは、既に忙しい医師との面談を制限されている病院が多く、製薬企業の多くがネットで医師と連携をとる特設サイトを設けたりネットでコミュニケーションをとるよう工夫されております。
そのような需要が増えているので、MRは医師に呼ばれた必要なときにいくことが多くなっているのも事実です。
そのため、AIが医師に呼ばれたときだけ訪問したり、定期的に行われる講演会を開く事も可能だと思います。また人事の中でAIができる仕事もあると思います。
既に新卒採用でオンライン面接を取り入れているところがあると思いますが、オンライン面接の面接官をAIにすることも可能でしょう。
決まった質問内容やパターンをAIに取り込ませておけば、志望者がその質問に対してどのように応えたかを記録しておけばいいのです。
更に合否の判定基準もAIやパソコンのシステムに記憶しておけば、かなりの業務をこなすことができると考えれます。今働いている医療現場でもAIが仕事をすることができるものもあります。
実際に、多くの施設で検査に関する自動分析装置を取り入れており、以前は用手法で行っていた検査もそのほとんどが自動化されて人員が削減されています。
今は、機械を動かすために人員が配置されていますが、その機械を動かす事もAIに記憶させれば人はいらなくないように感じます。
このような状況から、ある一部の検査を除いては、近い将来すべてが機械化されるのではないかと考えます。
このように既に簡易化のためにシステム化されていているものは、そこにより注力すれば人員配置する必要がなくなるでしょう。
AI時代にMRという医療業界で生き残るコツは?
一方でAIにはできない仕事ももちろんあると思います。こちらに共通するものは、やはり人と人を繋ぐコミュニケーションがキーワードだと感じます。
今まで述べてきたAIにとって代わる仕事の共通点は、単純作業が多く臨機応変に対応したり人の感情に関わることがないものを挙げさせて頂きました。
逆に言えば、このようなことはまだ人間にしかできないことだと思います。
例えば、MRであれば、機械のような正確な応えではなく、医師が営業マンを信頼しているほどその営業マンとしてのその人自身の考えを聞きたい人もいることでしょう。
人事の採用であれば、機械の判断である程度は選考を進める事ができますが、人を採用するというのは機械通りにいかない場合が多く発生します。
そのため、最終面接などの最終判断はやはりその会社の人が実際の志望者と直接コミュニケーションをしたほうが、お互い納得して仕事ができるかと思います。
機械ではまだ実現できない人間特有の感情を取り入れる仕事は、やはりAIに任せるのはまだまだ難しいのではないでしょうか?
更に医療現場でも機械では代用できない業務もあります。例えば、技術と長年の判断が必要な作業です。
医療現場には、検査結果の数値と実際の症状が一致しない症例が多々あります。そのようなことがある度に医師は頭を抱え、意外な発想を思いつきそこから治療方法を思いつく場合もあります。
これは医師の今までの長年の経験と、柔軟な対応が多いに活躍します。逆に機械で判断できるような正解が必ずでる治療方法があるのであれば、今の時代に病気がなくなっているのかもしれません。
そのため、専門知識とその専門知識を持った上で行う技術と柔軟な対応は、まだAIに対応するのはまだ難しいと考えます。
医療業界で今後生き残るための必須スキルとは?
今後AIではなく、人が働く上で必要なスキルは、人と人を結ぶより高いコミュニケーション能力と専門知識や専門技術だと思います。それは、既にネットや機械化されているものではありません。
既に機械化されている単純作業は、今後より機械化されることが予想され、幅を広げていく事でしょう。そのため、高度な専門知識を持った上で行う技術や対応力が必要とされると考えられます。
また人と人を結ぶコミュニケーションスキルも重要だと思います。
AIももちろん、話す事や聞く事がおそらくできるでしょうが、やはり感情をもった人間とは違いがでるはずです。
それは人間関係を構築しているひとほど、今後はより必要とされるスキルだと思います。
機械として記憶された内容を元に判断された回答も参考にするでしょうが、信頼しているからこそ聞きたくなる意見がきっとあると思います。
恋愛でも幸せになるのはAさんだとわかっているものなぜかBさんを好きになってしまうことってきっとありますよね?
そのうように、機械的な正しい判断で正解なのはAだけどなぜかBを選んでしまう、そんな状況を経験したことが誰しもあると思います。
それは、人の複雑な感情が絡んでいるからではないでしょうか。
このように機械では計り知れない人間味がある人間性やコミュニケーションスキルが、AIでありふれた世の中になればなるほど貴重なものになる気がします。
近年、SNSの波及により手紙を書く人が少なくなりました。
そのため、手紙をもらうとなぜか気持ちをこもっていて嬉しくなったりするものです。それがAIが書いた手紙だったらどのような思いになるでしょうか?
やはり、その人自身の人間味がでるような仕事は今後も生き続けていくと思いませんか?
あなたの業界の意見お待ちしています!