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塾業界はAI導入後も残業は減らない!この業界の現状と本音を語ります

塾業界で、中学受験と高校受験、また補習のサポートをする個別指導塾で働いています。年齢は35歳です。勤務年数は6年になります。

部署は中小企業でもありますので、色々と兼務しています。総務もやれば教材もつくっていますし、アルバイトの採用と指導もやっています。

わたしも子ども達に教えることをやるのですが、複数の学生アルバイトやフリーターやダブルワークをしている方に入ってもらって、個別指導をしてもらっています。

目次

AI導入で塾業界の仕事や残業はどう変化している?

以前はこの業界はすべて教科書類でやっていたのですが、いまでは電子教材化が進んでいます。

といっても、実用レベルには程遠く、中学受験・高校受験の過去問題や見たい単元を選択してそのプリントが印刷されるだけです。

これが恥ずかしながらいまの会社の最新設備です。

AI時代に入ると言われていますが、まだまだ塾の仕事はアナログで、子どもが来週、算数のテストでどうしてもここがわからないと言われたら、わかるまでとことん付き合います

また、受験ならなおさらです。

合格実績で次の年の入塾数が決まるようなものですから残業時間などといってられません。

最後までわかるまで教えますし、受験指導でここがまだ弱いなと感じた単元をプラスでサービスして教えます。

給料は本来残業代がでてしかるべきだと思いますが、わたし自身が管理者ということもあり、また残業は基本的にするなと言われているので、なかなか申請しづらいのもほんねなところです。

労働基準監督署にでも行けば会社の現状がかわるかもしれませんが、まだまだそんな勇気もありません。

残業状況は塾業界で言えば、ほとんど変わらないのではないでしょうか?

そもそも朝の出勤が一般的なサラリーマンと比べてそこまで早くないので、世の中のサービス残業をしている中小企業の方々と比べたらまだましかもしれません。

給与については、生徒数によって大きく変動しますので、残業してでも成果をあげて生徒数をあげにいきたいと思っています。

塾講師が残業時間にやっていること

残業時間の仕事内容は、子どもがわからないといった問題に対してわかるまで教えたり、また、保護者の悩み相談にのったりもします。

思春期の子達でもあるので、プライベートな相談もあったりします。

よく面談なども行いますので、授業後迎えにきたお母さんと話しこむことも多いです。

旦那さんやお子さんの愚痴を聞くことも多いです。

しかし、わたしに愚痴ってすっきりして、家庭でがんばってくれるならいくらでも聞きますという気持ちです。

家庭でお母さんがイライラしていたら、お子さんの成績に大きく響きますからね。

あと、残業時間でやっているのが、バイトの子達の悩み相談などを聞くことです。

半分趣味みたいなものでもあるのですが、よく就活相談なんかも乗っています。

規模がそこまで大きくない塾なので、アルバイトの子達との距離が近くて、色んな話をします。

たまにご飯を一緒に食べたりもします。

あとは、次の日、教える子の予習もします。

社員であるわたしがやっぱりレベルの高い子を教えることが多いですので、うっかり予習なしで臨んでしまうと、発展問題や受験問題なんか聞かれてもわからないということが起こりえます。

一度でも、先生がわからないと口にした瞬間、信頼関係がなくなりますので、予習の時間も大事にしています。

それを考えると、始業時間前も勉強をしていたりすることが多いですね。

あとは、テナントの掃除です。規模は小さいとはいえ、掃除箇所は多いので正直大変です。

個別指導塾では残業を減らすのは現実的に難しい

私が働いているのは個別指導なので、特に感じるのですが、残業は減らず、給料も減っています・・・。

本当は残業代も事前に給与に上乗せしてほしいと思っています。

子どもも好きですし、中学受験や高校受験という世界が好きなので、辞める気はもうとうありませんが、この頑張って続けていても、その努力に似合う給与がもらえているとは正直思えません。

「なるべく残業しないように帰りましょう」と本部から連絡がくることもあるのですが、「子どもたちはどうするんですか?」と逆に聞きたくなります。

授業料とテナント料、人件費などを計算すると、経営的にも余裕がないのはわかっています。

けれど、せめて最低限の労働環境は維持してもらえたらなと切なる願いをもっています。

しかし、個人で独立するとなっても、いまよりも多く生徒をかかえて、給与ももらえる自信は正直ありません。

わたしは、子どもに勉強を教えたいという気持ちがあっても、経営者になりたいとは一切思わないからです。

残業をしないように始業時間をもっと遅くするというのも手です。

しかし、始業時間が会社にしかできない仕事をする時間であって、それでもオーバーしているのですから、どれだけ始業時間を遅くしたとしても、今日子ども達に教える範囲の予習をしないという選択肢はないので、あまり変わらないと思います。

そうすると、そもそもこの個別指導塾というビジネスモデル自体、疑う必要があるかもしれません。

単価をあげて、人数を減らすとか、補修サポートをするサービスをやめて受験のみにするとか、集団授業の塾に変えるなどです。

そうしなければ残業時間は減らないと思います。

塾講師はそんなに残業するメリットがあるのか?という話だが・・

まず、教育業界に対するメリットについては、やりがいです。

これは、どの業界にも負けないのではないでしょうか?成長期の子どもの成長を間近で見られますし、やんちゃな子も多いですが、びしっと指導をしたらしっかり話も聞いてくれます。

進路などで迷ったときに、話しをじっくり聞いてあげると、「お父さんやお母さんには、頭ごなしでだめだ。

やめとけといわれていたけど、初めて話を聞いてもらえた」と生徒に言ってもらえたこともあります。

わたしは、その子のことをその子の両親以上に知っているはずがありませんので、基本的に話しを聞くことしかできません。

でも、最近はその話を聞くということが彼らにとって大きな救いになっているということを感じています。

また、やっぱり生徒が合格した瞬間は最高に嬉しいです。

学校の先生にも無理だと言われていたけれど、「わたしはこの高校に行きたい」そう願ってこの一年間頑張って勉強しつづけた子が合格した瞬間はいまも忘れられません。

毎年違うドラマがあり、感動があります。

残業代がうんぬんたしかに会社に対して、こうなったらいいと思うところはありますが、この教育という仕事に対しては出会ってよかったと思っていますし、今後も続けていくつもりです。

デメリットについては、全員を救えるわけではないということです。

やりがいに感じているからこそ、より多くの子とコミュニケーションをして、教えて、力になりたいと思うのですが、全員には物理的に無理です。

かなり葛藤する部分です。

AI時代に塾で生き残るためには個人の力を高めるべき

教育業界は、少子化のあおりを受けて、どんどん淘汰されていく時代になっていくと思います。

民主主義のいいところだと思いますが、本当にいいサービスは残っていきます。

教材選択やテキスト作成の一部はAIにとってかわられていくと思います。

また、これからは会社で見極められるというよりは、個人の裁量が大きくなるのではと思っています。

いまもうすでに、力のある塾講師は大手塾の単価教科のコースを請け負っていたりします。

もちろん時給は考えられないほど高給でしょう。

つまり、力のある人はより選ばれて、力のない人は選ばれなく時代がどんどん色濃くなるということです。

これから1社でずっと働き続けるという時代ではなく、副業もできますし、会社という垣根をこえて自分ができる裁量で仕事を得にいき、自分で稼いでいく。

こんな時代が来るのではと思っています。

なので、個の力をこれからもっとつけていくほうがいいと思います。

特に、ITの力。

わたしも今思えば、大学時代にITを専門的に勉強していればよかったと少し後悔しています。

IT業界はかなりの人材不足で、重宝されていると聞きます。

一方、塾の先生はある程度はいくらでもかえはききますし、塾自体淘汰される時代なので、ニーズはそこまで高くないかもしれません。

しかし、それでも教えたいと思う人はある一定層いるのでそれは嬉しく思います。

人不足でアルバイトもなかなか採れないと言われている中でも、少しずつですが求人をかければ応募がきますので、その学生の気持ちとやる気に感謝しています。

 

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