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生産管理の仕事はAI時代でもなぜ残業が多いのか?40代の男性が見た現場より

私は40代の男性で、部品メーカーの生産管理に所属しています。

勤続年数は15年ぐらいになっており、勤務している会社は製造業ゆえに比較的きちんと残業代を支払う社風です。

自動車メーカーの系列のため、関連企業との調整も業務に入っています。

生産ラインについてはオートメーション化をほぼ限界まで行っているものの、勤めている会社そのものは古い体質です。

最先端の機械とプログラムを使用している反面、信じられないほど時代錯誤な業務のやり方もある職場となっています。

目次

部品メーカーの仕事はなぜ残業代が減らなのか?

AI時代になっても、仕事の残業時間はあまり変化していません。

なぜなら、受注を確認してから製造している部品メーカーは、上の立場の企業の都合で動いているからです。

具体的な残業状況は1日2時間で、毎月の残業代としては約3万円の上乗せで推移しています。

時間数の増減は、月末や月初めの業務が集中している時期に増えて、逆に繁忙期が終わった直後はできるだけ早く帰る流れです。

しかし、生産ラインの作業者とは違って自己申告の勤怠管理になっているので、月の残業時間がコントロールされています。

AI時代が訪れても残業が減らないのは、まず会社の上層部が実態としての残業時間から目を背けていることが最大の原因です。

会社として残業代が増えないのならば、わざわざ従業員の勤怠管理から見直す必要がありません。

ゆえに、どれだけ残業時間を増やしても会社の懐は痛まず、それどころか無言の圧力で申告する残業時間を減らすだけで人件費をカットできる構図です。

実質的な残業時間はどんどん増えていて、それなのに給料は現状維持か減少ぎみという有様になっています。

現場の作業者はタイムカードと交替勤務によって管理されているので、ごまかされることなく残業代が支払われています。

そのため、同じ残業時間を働いても、私のような事務職に比べて2倍以上の残業代が計上されているのです。

部品メーカーでは現場の作業者が多数派を占めており、彼らにとって何も問題がない以上、事務職だけで声を上げても改善にはつながらない問題が発生しています。

生産管理部門が残業時間にやっていること

残業時間にも、現場の作業者のフォローや関連企業との交渉を行っています。

部品メーカーでは残業時間も含めて生産計画を立てているので、定時で帰れることは稀です。

現場で何かしら問題が起きるので、その対応に追われる毎日になっています。

ひたすらに受け身に回る業務であるため、非常に泥臭い仕事です。

生産管理は土木建築の現場監督に近いポジションになっていますが、作る数量の伝達などの小間使いのようなもので、現場監督ほどの裁量権は持っていません。

大変だと思う点は、現場に振り回される一方で、取引先にも足を引っ張られることです。

小さな部品から順番に組み上げていき、完成車まで辿り着くツリー構造のため、複数の企業を横断する業務フローになっています。

むろん、自社の範囲で業務に取り組むのですが、前工程の企業からの納品が遅れれば煮詰まりますし、後工程の企業から催促されたら無理にでも前倒しをするしかありません。

体育会系で理不尽な扱きに耐えてきた人間でなければ、あまりの無茶ぶりにやっていられない仕事です。

生産管理の課長がすぐに帰ってしまうのも、ストレスの原因です。

管理職は残業代がつかないので合理的ではあるのですが、その課長の仕事を押し付けられる形になるのでやっていられない状況に陥っています。

AI化よりもまず仕事の負荷の見直しや、全体の業務フローを改善するべき話です。

残業ありきの仕事がそもそも異常の極みであり、だったら生産管理も昼夜交替勤務にして残業時間の上限をつけておくべきとも考えられます。

残業対策として会社や個人でやっていること

残業時間にも、現場の作業者のフォローや関連企業との交渉を行っています。

部品メーカーでは残業時間も含めて生産計画を立てているので、定時で帰れることは稀です。現場で何かしら問題が起きるので、その対応に追われる毎日になっています。

ひたすらに受け身に回る業務であるため、非常に泥臭い仕事です。

生産管理は土木建築の現場監督に近いポジションになっていますが、作る数量の伝達などの小間使いのようなもので、現場監督ほどの裁量権は持っていません。

現場で感じるストレスとその原因

大変だと思う点は、現場に振り回される一方で、取引先にも足を引っ張られることです。

小さな部品から順番に組み上げていき、完成車まで辿り着くツリー構造のため、複数の企業を横断する業務フローになっています。

むろん、自社の範囲で業務に取り組むのですが、前工程の企業からの納品が遅れれば煮詰まりますし、後工程の企業から催促されたら無理にでも前倒しをするしかありません。

体育会系で理不尽な扱きに耐えてきた人間でなければ、あまりの無茶ぶりにやっていられない仕事です。

生産管理の課長がすぐに帰ってしまうのも、ストレスの原因です。

管理職は残業代がつかないので合理的ではあるのですが、その課長の仕事を押し付けられる形になるのでやっていられない状況に陥っています。

AI化よりもまず仕事の負荷の見直しや、全体の業務フローを改善するべき話です。

残業ありきの仕事がそもそも異常の極みであり、だったら生産管理も昼夜交替勤務にして残業時間の上限をつけておくべきとも考えられます。

残業対策として個人や会社ができること

残業に対する具体的な対策は、会社の人間が一切の小細工ができないシステムによる純然たる残業時間の申告と支払いを行うことです。

途中で恣意的に変えられるから実態がごまかされ、結果的に残業し放題になっているので、その大元をなくせば解決します。

正しい残業代を支払ったら会社が潰れるというのが異常であって、まず残業時間を適正化することを一丸になって考えなければいけません。

まだ個人でできる残業対策は少なく悪循環が広がる

個人で行える対策は、生産ラインの面倒を見ている生産管理という部署ではかなり厳しい状況です。

結局、自分より弱い立場にいる同僚や後輩に面倒なところを押し付けて、自分だけ助かるという、今の課長のやり口を真似するのが最適解となります。

もちろん、私を犠牲にしている課長はよく思っていませんし、モチベーションの低下はモラルの低下にもつながっています。

短期的には残業代をけちって会社が得をするものの、長期的には会社を潰す愚考でしかない方法です。

しかし、無力な個人が横暴な会社に逆らうには、それぐらいしか方法がないでしょう。

円満に解決する方法としては、退職も挙げられます。

サービス残業ありきの会社で何を言ってもムダだから、やりたければ勝手にどうぞと一抜けするのが賢明です。

実際、私の勤めている部品メーカーは正社員の退職率が高く、福利厚生と給料が良いのに次々と辞めています。

10年働ければ遊んで暮らせる金額ならともかく、少し良い程度で若い時期を潰されるのはたまったものではないのが、辞めていく人間の本音です。

残業に対して感じるメリットとデメリット

残業のメリットは、割増された賃金が支払われることです。長時間の残業が常態化しているのは、できるだけお金を稼ぎたいと職場にしがみつく社員のせいでもあります。

日本のメーカー、特に自動車業界はその傾向が強く、残業時間を増やして手取りアップという風潮が蔓延しているのです。

昭和の高度経済成長期からの名残とはいえ、AIがどんどん人の仕事を奪っている令和にあっては時代錯誤も甚だしいでしょう。

基本の契約時間を超えて働くデメリットは、疲れることです。

人間の体力と精神力には限界があるので、負担をかけた分だけ他の要素が犠牲になります。たとえば、仕事帰りのショッピングや習い事、あるいは他の人間との遊び、家族との団らんが消えるのです。

即座には影響しなくても、じわじわと疲労やストレスが溜まっていき、やがて臨界点に達します。

その結果、仕事の重大なミスや、自分の結婚相手を見つけられない等の深刻な形で顕現するのです。

私の考えは、残業にしがみつく人間に将来はないことで一貫しています。

なぜなら、もう終身雇用と年功序列がなく、この自動車業界から放り出された時点で生きていけないからです。

理屈を抜きにしてただ会社に滅私奉公する、昔の下級武士のような健気な宮仕えをしても、AIがどんどん進出している令和にあってはもう通用しません。

自分でお金を稼ぐスキルを身につけ、どこでも生きていけるぐらいの逞しさを持つことが必要です。

資産運用については、もうどこの業界で働いていても必須のスキルになっています。

生産管理の仕事の将来性と今後の行く末について

AIを業務に導入する余地がない自動車業界で働いていても、10年後、20年後にはかなり厳しい状況になります。

かつての家電業界と同じように、必ず大規模なリストラに見舞われるので、今から覚悟しておきましょう。

この業界は人を犠牲にしながら回っている車輪と同じだから、いかに自分がその下敷きにされないのかに細心の注意を払わなければいけません。

要するに、社内政治で勝ち組に所属して、その位置をできるだけキープしろという話です。

部品メーカーについては、将来性も何もありません。大手の傘下という安心感はあっても、それは会社の存続のことで、あなたの身の安全と一致するとは限らないのです。

さらに、自動車業界は上の立場の会社が下から奪うことで成り立っているため、お金をもらえない残業時間がどんどん増えていく可能性が高くなっています。

東南アジア諸国が成長しているので、生産現場についても絞られていくと同時に、日本国内では海外で断られるレベルのかなりの高負荷によるスピード生産を強いられるのがほぼ確定です。

重厚長大の代表格だけあって、良い形での変革は期待できません。

規模が大きくなりすぎて、もはや誰にも変えられない、止められない、まさに暴走車です。

行きつくところまで行くしかない流れだから、あとはいかにその激突と分解に巻き込まれないかがポイントになります。

自動車業界が大好きなら自分の人生を賭けるのも一興ですが、まだ市場価値があるうちに転職するか、自分でお金を稼ぐ方向に舵を切った方が賢い選択です。

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