私は49歳の主婦で、6年ほど前から大手派遣会社に登録し、そこから大学事務を経て、その後保険団体の事務員に業務委託のプロジェクトチームに派遣され、3年ほど経ってます。
仕事内容は、一般事務で主に書類整理とそれに伴う軽作業が中心でしたが、昨今では人手が足りなりました。
そのため仕事内容がどんどんマルチ化していき、元々の書類整理に加え、電話の取次対応、査定業務、団体職員からの依頼事務対応、医療画像管理など毎日フル回転で次から次へと業務を行っております。
何だかんだ言っても慌ただしく忙しいのは、好きな方なのですが、ハタから見ればこき使われてるという印象。それでも年収は220万程度です。
保険団体の仕事がAIに奪われない真の理由について
自分のいるチームだけでなく正社員を含め、全体的に見ても、人員削減やリストラは起きていないように思います。
どうしてわかるかと言えば、昔でいう窓際族と言われるような方々も実際に普通にいて、業務中に明らかに休んでいても特になにも問題なく過ごせるし、派遣職員がキツくてやめていっても、すぐに補充される状況です。
それでないと、仕事が回らないのです。
人手が足りないのは、キツくて派遣がやめていってしまうからです。
そして、全体的に単純に業務が非常に多いためです。
一人が抱えている業務が多いのですが、よく見てみると業務の配分バランスが悪いというか、まんべんなく、仕事が割り振られているわけではなく、偏りは見られます。
なので、派遣職員の間に起こっていることは、一方では仕事が多過ぎてキツくて辞め、もう一方では、今までやっていなかった仕事も辞めた人の分、どんどん皺寄せがきて、それでやっぱりキツくなってきて、辞めていくという現象です。
もともと人手が足りていないのに、新しい人が来ても、忙しくて、覚えきれないうちに辞めてしまい、また次の新しい人が来て、、の繰り返しで、なかなか人が育っていかないのが現状で、人員削減はないのに、常に人手が足りていないという印象です。
いわゆる一般事務は、AIにとってかわられるといわれますが、派遣に関して言えば、AIを導入するよりも安くこき使えるのではないかと感じています。
ホリエモンが書いたAIが導入されることによりどんな職業が不利で、どんな職業が有利かという本も読みましたが、とってかわられて、リストラされてキケンになることだけではなく、メリットも大いにあると。私もそう感じます。
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一口に言って一般事務が危ないと言っても、業務内容でこれはAIに判断させた方が早い、というような業務なら、間違いなくAIに任せるべきですが、軽作業を伴ったり、一見単純でも判断が難しい複雑な業務、曖昧さも必要とするような業務は、人間の方がコストがかからず、早いと思います。
なので、人間でも大変な大量のコピーや、その他の任せたい業務をAIが担えば、共存が可能で、単にリストラされるわけではなく、ここはAI、ここは職員とうまく住み分けることにより、業務の効率化は十分図れると思います。
保険の派遣業で起きている人材採用の負のサイクル
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直接的な人員削減やリストラは行われていないのですが、人員コストをどうにかして減らさないといけないという意識は、派遣チームの上の考えにもあるようで、フルで働きたいと言って、長年フルで働いていた職員に、働く時間を減らそうとする動きがあります。
例えば、週5から週4、週3に減らそうとされたり、午前中だけの業務の職員がいたりと、何とか削減する工夫しているようです。
ただ、削減しすぎると、また業務が回らなくなるのでその辺のバランスが難しいようです。
主婦でもこれからはどんどん働いてもらい、社会全体に貢献していかないと、、と言われている時代に、働く時間を減らされるのは、せっかく長くたくさん働きたいという主婦のモチベーションを下げます。
当然、もっといい条件で、フルで働けるところは山ほどあるわけで、働きたい意欲の人はどんどん他に流れていきます。
リストラや人員削減は直接していなくても、結果的には、人員削減になっています。
会社側に都合のいい新人しかとらないため、結果的に、全体の人手は足りなく、今いる人の負担が増え、長くいた人でも辞めていくという負のサイクル。
新たに取る増やした人も余計覚えることが多くなり、業務内容が増えてキツくなってしまいます。
長く居座ると仕事量が増えるという恐ろしい業界です。
派遣社員はAIロボット以下の条件で働かされる人々かも
AIにとってかわられるよりも、業務量をこなし、そんなに高時給で働いていなければ、AI導入よりも、人員コストはかからないと思います。
定時ぴったりで帰っていて、定時になるまではフル回転で、こちらがロボットなんではないかと思うくらいの業務量です。休憩時間以外は休む暇なしで、毎日が慌ただしく過ぎていきます。
一般事務のなかには、これは人間でなくAIに任せたいという業務が山ほどあります。
もし、それをAIが何十人分の雑務をやってくれて、休憩も要らず、こなせるなら、確かにAIを導入すべきでしょう。
ただ、一方では人と人がコミュニケーションをとりながら進めていく、こなしていかなければならない業が多く、事務的にこなせばいいわけではないので、AIに全体がとってかわられるということはまずないと思います。
AIと共存しながらうまく業務をこなしていくといった想像はできます。
そのために、リストラがあるとするなら、この業務量をこの人数でやる必要はないだろう、という余裕のある部門から削られていくと思います。
なので、人手が足りなくて余裕のないチームは確実に人員コストをすでに、削られて仕事していると思うので、これ以上削られることはないだろうと思います。
削られるとするならば、自分達がキツくて辞めたくなって辞めるということはあるかもしれません。
今すでに、緩いなぁと感じている事務の職場であれば、リストラにあう可能性はあると思います。
保険業界自体は非常に忙しいと言われていますので、同じ事務でも、保険業界は厳しいとの声を聞きますが、保険のおばさんと言われるような営業の人たちは、これに関してはどうなんでしょう?
自分の足で営業し稼ぎ、信頼を得て獲得した顧客をAIにとられるということがあるのでしょうか?
個人的には人と人がふれあって、信頼を少しずつ得ていくような営業のような仕事はリストラには合わないのではないかと思っています。
今後保険団体の事務員に転職や就職したい人へ
先ほどまで厳しいことを言いましたが、保険団体職員は、非営利団体で、一般の会社員ではないので、民間企業とは雰囲気は違うようです。
官公庁に勤めていたこともあるので思うのですが、雰囲気的には、公務員に近いようで、保険業界は非常に忙しいと言われますが、一般企業に比べて、全体的な雰囲気では緩い印象はあると思います。
なので、穴場というか狙い目のような気がします。過去に勤めていた一般派遣に比べたら数倍ましです。
職員も選ばれたような優秀な人が多く、仕事ができる要領がいい頭のいい人が多い印象です。
やりがいをもって、生き生きと働いている人が多くく新旧職員のバランスもよいと感じています。
定年間近のような職員でも活躍する場があり、正規職員にとって働きやすい職場のように見受けられます。
新卒は先輩に礼儀も含めて、きちんと業務を教えられるせいか、派遣にでも分け隔てなく、礼儀正しく優しい職員が多いので、全体的に、明るい余裕のある雰囲気があります。
そのため、正規職員は育児休業をとらずに、すぐに復帰し、周囲の理解のもと、心に余裕をもって働いている印象です。
ずっと長く働きやすいため、離職率がかなり低いと思われます。
意志を持って働けば働くほど成果にあらわれるため、女性でもどんどん上に行けますし、若くして出世し、管理職についてる人も多いと思います。
新卒で入るなら、かなり狙い目だと思います。
大量のコピーなどの雑務は派遣職員にに任せることができますし、やりがいのある業務だけに携われると思います。
管理部門の正社員は全体的にゆったりとした雰囲気で特に余裕があります。
どんな分野の大学でも採用されているので、きちんと大学を出ていれば、一度トライする価値は十分あると思います。
特にとっておいた方がよい資格はなさそうですが、大学は国立だったり、高学歴のかたが多いようです。
名の知れたところであれば、十分にチャンスはあると思います。
どのひとも優しい人が多い、平等を、重んじている人が多いということは、高学歴かどうかよりも、人柄が重視されていると思いますので面接で好印象を残せるかが大切だと思います。
ただ、派遣に関しては給料はそこまで伸びず事務作業が忙しいので覚悟してください。AI以下の給料で働きたいのならおすすめです(笑)
あなたの業界の意見お待ちしています!