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製薬業界は危険!AIリストラで本格的に衰退中という事実を本気で受け止めるべき

製薬会社・沢井製薬株式会社・営業(MR)で、勤続年数は約10年になります。年収780万円で、今の年齢41歳です。

製薬会社の営業はMRと呼ばれており、主に医者や薬剤師へ医薬品の適正使用の案内、副作用情報の収集等を目的として活動行います。

医薬品は国が薬価を決めるなど、非常に特殊な環境にあり、通常営業マンが行う価格交渉はできずに、医薬品卸のMSと呼ばれる営業マンが取引先と交渉することになります。

【 製薬業界の現状の問題点 】

  • 製薬会社は新薬が出尽くしており、新しい新薬が作り出せないため、将来の見通しが悪い
  • 新薬が出ないため、営業(MR)が不要になり、早期退職を行い段階的に減らしている
  • インターネットの発達により、医者、薬剤師が自分で情報を探すようになった

結果としてMR不要論が高まりつつある。

目次

製薬業界で現実に起きているリストラと人員削減の現状

製薬業界は将来の見通しが悪くなっているので各メーカー早期退職というリストラを行っています。

特に最大手の会社が早期退職を行う場合には、従業員の10%、数百人単位での募集がかかり、それ以上に応募者が出ている状況です。

早期退職の該当部署は、新薬が開発できないため、規模を縮小している研究部門や営業のMRが対象となることが多いです。

今までは製薬会社が新薬を開発、MRが医療機関の医者、薬剤師に医薬品の説明を行い、興味を持っていただけた場合に、詳しく説明する勉強会を個別に行います。

その後副作用が出ていないかを継続的に調査するため、定期的に処方医の所へ訪問する形が一般的でした。

今はインターネットが発達しているため、医者が自ら医薬品について調べることも多くなり、業務の妨げになるMRの訪問を規制する医療機関も増えてきています。

そのため、業界ではMRはもういらないであるとか、情報はインターネットがあれば十分、製薬会社とはメールでのやりとりで問題ないということでMR不要論が出始めており、それに合わせるかのようにMRをリストラの対象として早期退職が始まっています。

製薬業界の40代、50代はリストラ対象になっている


対象年齢は40歳以上、勤続年数5年以上などがおおく、高給取の50代をターゲットにしている会社が多いと感じます。

一般的な会社であれば50代になれば役職に就いている人が多いですが、MRは定年まで現場で営業をしている人が多く、上に上がるポストが少ない職種です。

働き方もMRに会社の営業車が与えられ、営業所にも顔を出す必要がなく直行直帰、自宅から直接問屋、医療機関へ訪問、必要がある時だけ営業所へ行くという特殊な働き方をしています。

そういった勤務体系なので、ポストが少なく、障害いちMRで定年を迎える人が多くなっています。

製薬会社のリストラはどのような流れと条件で行われるか?

早期退職は各メーカーが発表するとすぐに業界誌にのるので、MRはどこの会社がどれだけリストラを行うのかがすぐにわかります。

全従業員の10%、500人、対象職種はMR、40歳以上、勤続年数5年以上、退職金の上乗せが月給24か月分、退職前に次の転職先の斡旋を行うなどが具体的に提示されています。

もちろん、各会社ごとに数字は違ってきますが、このようなケースが多いです。

業界最大手の武田薬品などは、研究員何名というレベルではなく、研究所ごとリストラしたケースもあります

会社は儲かっていても、将来を見越して新薬が出せない、何年後の特許が切れてジェネリックが出てくるなどを考え、スリム化を図っています。

また医薬品業界は合併が多く、外資系のメーカーに国内メーカーが買収される、国内メーカー同士が合併する、合併を繰り返しながら会社の規模を大きくし、経費を削減していくというケースが多いです。

買収、合併した場合にまず起こるのはリストラです。

特にMRは担当エリアがかぶってしますので、真っ先にリストラ候補のたいしょうとなってしまいます。

世代にもよりますが、売上が低い、生産性が低い、影響力が低い、自発的に行動できないなど、マネージャーに目を付けられ、退職勧告を行うケースも多々あります。

医療や製薬業界でAIリストラが行われる部署

医薬品業界の多くの部署は今後AIリストラが起きてくると思います。

医者の場合には花粉症、高血圧、糖尿病、痛風などはすでにガイドラインに沿った治療を行っています。

「血圧が130を超えたらまずは運動してみましょう、三か月後それでも下がらない場合には、ファーストチョイスのARB系の医薬品を処方、それでも下がらない場合には、別の薬剤を足してみましょう」

など数値目標が定められているので、それにあてはめている事がほとんどです。

そのため、こういった一次診療はAIに置き換わり、詳しく症例を見る必要がる二次診療で医者に診てもらうという事が起きるのではないかと思います。

病院や開業医の前にある門前薬局などは、医者からの処方箋を見て棚から薬を出して袋に入れているだけなので、薬剤師もAIにおきかわっていくと思われます。

病院で勤務している薬剤師は、患者ごとの個別の症例に合わせて細かく調剤しているので、ここはAIでは行うことが出来ないので、こういった業務が薬剤師の仕事になってくるのではないかと思います。

降圧剤、糖尿病薬、アレルギー薬などの生活習慣病を扱っている製薬会社の担当MRはAIに置き換わると思います。

医者や薬剤師が自ら情報を得る時代になっていますし、薬の副作用自体も少ないので現にリストラ対象となっている領域はこういった生活習慣病を単相しているMRです。

逆に抗がん剤を担当しているMRはAIに置き換わることはありません

抗がん剤などは新薬が出ていますし、新薬には未知の副作用が出る恐れもあり、また様々な文献を製薬会社は集めていますので、そういった最新医療が必要な分野では必ず人が、MRが対応しなければなりません。

そのため、生活習慣病を担当しているMRは抗がん剤を扱う病院化への異動を希望したり、他社へ転職を図る、自分のスキルアップを行うなどをしなければ生き残ることは難しくなってきます。

今後製薬業界は衰退する!部署を見極めて就活を!!

製薬会社MRは平均給与も高く、福利厚生も手厚いので人気の職種です。

MRになると羨ましがられる箏も多いですが、これからは衰退の一歩を辿っている将来性の無い、業界であると言えます。

現に周りのMRも転職活動を始めておりますし、違う業界も視野に入れて転職を考えています。

この業界で生き残るアドバイスとしては、常にスキルアップを図り、情報を収集し受け身にならないことだと思います。

会社の中で上のポジションに行く、マネージャーに引き上げられるMRは何事にも積極的ですし、常に新しいことを探している、研修を受けるなど、自らのアップデートを欠かさない人が多いと思います。

まずは生活習慣病を扱う領域への配属からMR人生がスタートすると思います。

そこでいかに経験を積み、マネージャーへの印象を上げ、売上を伸ばすかで病院課への道が開けます。

病院課で大学病院、基幹病院を担当し、オンコロジー領域での知識、経験を積み、医者との人脈を広げていけばリストラの候補に挙がることは無いでしょう。

この業界は衰退している、オンコロジーMRしかいらなくなるという事実を頭において活動を行えば特に問題はないと思います。

そういった意識がなく、惰性で受け身で仕事を続けているMRは40代になり、会社から必用とされなくなった時に上司に呼ばれ、退職勧告を受ける羽目になります。

MRは特殊な環境で働いているので、他の業界へ行っても役に立たず、つぶしが利かないとよく聞きます。

営業であれば、見積書の提示、契約、売上の回収なども大事な業務ですが、MRは経験したことがないので他業種へ行っても仕事ができないのです。

転職先でいえば医療機器メーカーぐらいしか可能性はなくなると思いますので、甘い世界ではない、厳しい世界であると認識して活動してほしいと思います。

現在製薬会社で働く30代は、今後も考え、資金が余裕があるうちに次のチャンスを捕まえて、早めに転職・再雇用のスキルを磨いておくのも重要です。

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