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フィットネス業界の将来性は?ゴールドジムで働いて分かったAIリストラの現状とは?

フィットネス業界・ゴールドジム・サービス業ではらいています。大学卒業後に正社員として採用されて働き始めました。勤続年数9年目を迎えていて、現在は31歳です。

私が働いているゴールジムという会社はアメリカに本社があるフィットネス、トレーニングに特化した会社です。主な仕事は事務処理などのデスクワーク、お客様と直接関わるトレーナー業務の二つです。

【 フィットネスジムが抱える現状の問題 】

  • 競合する会社が増えている
  • お客様のニーズも多様化している
  • ターゲット層を絞る必要もある

フィットネス業界は勢いがあり、需要も増えているので現在新しいジムがたくさん出来ています。お客様のニーズも多様化しているので、生き残るにはターゲット層を限定する必要もあるかもしれないです

目次

フィットネス業界で徐々に起きているAIリストラ

フィットネス業界は需要が増えているので人員削減やリストラが大量に起きているということはないです。他社の話を聞いても人員削減やリストラが大量に起きているという話は挙がらないです。しかし、実際に仕事を失っている人はいます。

今後人員削減やリストラが大量に起きるとすれば、それはトレーナーとして「知識不足」、「経験不足」の人だと思います。

トレーナーは人に教える立場なので、トレーニングをするべきですし、ダイエットやボディメイクに関する食事管理なども実践するべきだと思います。

こういった基本的なことを怠っているようなトレーナーは信頼できないですし、説得力もないです。

AIトレーナーの登場で人件費と人数削減が起きうる

最近はAIトレーナーというコンピューターがお客さんのパーソナルデータに基づいてトレーニングプログラムを組んでくれる新しい技術があります。

AIトレーナーは的確なアドバイスをしてくれるので、場合によっては従来のトレーナーが必要なくなることも考えられます。

人件費削減はどこの企業も命題なので・・・。

私はAIトレーナーに負けない「経験」、「知識」を持っていると自負していますが、お客さんの中にはAIトレーナーに興味を示されている方も多いのは事実です。

私のようなトレーナーがお客さんから信頼を得て、トレーナとしての価値を見出すにはAIトレーナーが出来ないことをする必要があります。

AIは本人が希望しなければ入力以上の負荷をお客様にかけられません

一方長年の付き合いがあるトレーナーは「さぼりぐせ」などを見抜いて精神的なアドバイスができたりするものです。

実際にできそうに見えても、個別に正しいフォームを説明したり、経験からアドバイスをするというのはAIトレーナーには出来ないことです。

全体多岐なアドバイスはAIにできても、あくまでステレオタイプです。

精神や体調による変化、日々のストレスの細かいニュアンスまでAIがつかみ、本日のメニューを的確に増やしたり、減らすことは難しいかと思います。

そういった「実際の動き」や「経験に基づいたアドバイス」などを大切にしていれば人員削減やリストラの心配をする必要はないと思います。

反対にこの二つができないトレーナは人員削減やリストラの危機にさらされていると思います。

実際にスポーツトレーナーの現場で起きたリストラの例

私の会社で実際に起きた人員削減やリストラを例として挙げさせてもらいます。私の会社では正社員とアルバイトがいます。比率は正社員5、アルバイト5といった感じです。

正社員はトレーナー業務の他に企画や運営、イベントなどにも携わりますが、アルバイトはお客さんと直接関わるトレーナー業務がメインになります。

AIトレーナーが普及し始めたことにより、アルバイトのトレーナーの意見を聞くよりもAIトレーナーの方が良いというお客さんも増え始めました。

それによってアルバイトの数を減らし、お客さんへのトレーニング指導、パーソナルトレーニングなどは経験や知識が豊富な正社員が行うようになりました。

今のところはアルバイトが減っただけですが、今後は経験や知識がないスタッフは人員削減やリストラの対象になるということも考えられます。

しかし、現段階では人不足なので、大幅な人員削減や大規模なリストラが行われる可能性はかなり低いです。

AIトレーナーの需要がどこまで伸びるのかは分かりませんが、私達はAIトレーナーでは不可能な部分を持っています。そういった部分をさらに伸ばしていき、強みにしていくのが信頼を得るために一番良い方法だと思います。

フィットネス業界で生き残るために必要なスキル

今の仕事や業界がAIリストラに合わないために必要なことは「コミュニケーション能力」、「専門的な知識と経験」だと思います。

当たり前ですが「コミュニケーション能力」は高ければ高いほど良いです。

トレーナーはお客さんと直接会話をして打ち解ける必要がある仕事です。

どんなに優れた才能を持っていても、それをお客さんに伝えることが出来なければトレーナーとしての存在価値はほとんどゼロといっても過言ではないです。

インプットとアウトプットを同じバランスで出来る人が求められている人材だと思います。

次に重要だと思うのが「専門的な知識と経験」です。トレーナーはトレーニングを指導するのが仕事なので、筋肉がなくてガリガリなのはNGだと思います。

私がお客さんの立場になって考えた時に、ガリガリのトレーナーに指導されたくないです。理由は説得力がないからです。あなたに教えて欲しくないと言いたくなるはずです。

トレーナーに憧れてもらうといのはAIにはできないこと

そこで私はトレーナーとしての説得力、信頼を得るためにもしっかりとトレーニングをしています。ダイエット目的の食事管理、コンテストに出場するための厳しい食事管理も行っています。

個人的な話になりますが、コンテストでも上位になったことがあり、それなりに実績も積み上げてきました。

こういった経験からお客さんには的確かつ役に立つ情報を提供することができています。お客さんも信頼してくれますし、素直に耳を傾けてくれます。

もちろん実績が全てではないのですが、お客さんの立場で考えた時に実績はないよりはあったほうが絶対に良いです。

なので私が考えるAIリストラに合わないために必要なことは、「コミュニケーション能力」、「専門的な知識と経験」、この二つだと思います。

人は人に憧れて何かを頑張るものであり、それはAIには代用できない価値なのです。

今後フィットネス業界に就職・転職したい人へ

国民の健康に対する意識が上がり、ボディメイクが流行していることが影響して、現在フィットネス業界は過去一番の盛り上がりを見せています。

そのことが影響して他業種から転職してくる人、大学や専門学校を卒業して新卒として入社してくる人が多いです。

今後もしばらくは上り調子だと思うので、フィットネス業界は就職先として人気が出てくると思います。

しかし、理想と現実は違うということも理解しておいたほうが良いです。今後はお客さんがトレーナーを選ぶ時代になっていきます。

お客さん自身もインターネットや書籍などで知識を身に付けている人が増え始めています

そういったお客さんにトレーニング指導や食生活のアドバイスをするときはトレーナーはプロフェッショナルである必要があります。

知識や経験はもちろん、情熱を持って仕事に取り組まないとお客さんから必要とされなくなってしまいます。

トレーナーは特別な資格は必要ありません。

最低限の資格は取得しておいた方が良いですが、絶対に取得しておくべきだという資格はないです。資格のことよりも自分のスキルや伝える能力を鍛える方が最優先だと思います。

フィットネス業界は多種多様な広がりを見せると思うので、自分に合うスタイルのジムを見つけるというのも一つの方法だと思います。

私はゴールドジムというところで働いていますが、ゴールドジムが合わないと感じるのであれば、クロスフィット系のジムでも良いですし、ホットヨガなどの美容に特化したジムでも良いと思います。

時代的に一つの職場で働き続ける必要はないと思うので、臨機応変に転職するのもありだと思います。

トレーナー経験はフィットネス業界であれば役に立ちますし、自分に合う職場を見つけるというのも賢い方法です。

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