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AI時代にアパレルはどう生き残るべきか?靴下業界に勤める44歳のオヤジが語る・・・

所属している業界としては、アパレル業界・現在の会社名はコンプライアンスに抵触するため言えませんが、以前の会社は、ヤマツネ株式会社と言う小さな会社で、海外委託生産の靴下の依頼などをしていました。

現在44歳ですが、3年前の当時の年収は5年働いても給料もほとんど変わらない、200万ちょっと程でとても安くてキツい仕事でした。

 

【 アパレル業界が抱える現在の問題点 】

  • 海外委託しているのに多くの会社で英語や現地語の出来る人材がいない
  • 語学が出来る人間だけ長期海外出張させる
  • 海外工場の品質管理が杜撰、何が悪いか分かる人材が少ない
  • 子会社・孫請け会社に作らせて、仕入れ段階で親会社が引き取らない事が常態化している

 

目次

アパレル業界の仕事は将来なくなるのか?

仕事はなくならないと思います。ただ、今後の見込みはあまり無いと考えています。

今までの非効率な事務作業のほとんどはAIに変わると思うので、仕事は楽になると思います。

海外との取引も、AIによる自動翻訳で、どんな人でも、専門的な知識さえあれば、語学習得の有無にかかわらす、分担して行うことが出来る様になると思います。

しかしその分、給料は上がらないでしょう。

能力の差が、想像力かコミュニケーション力以外あまりなくなると考えています。

生産管理スケジュールや、生産数の調整、在庫の管理、出庫指示だけの仕事で言えば、AIで将来一元管理は可能だと思いますので、AIの指示で動くようにはなると思いますが、

人間的な部分の実際の交渉の駆け引きは無理だと思うので、そちらの能力があれば、仕事は残ると思います。

実際の製造現場はAIの制御でいくらでも編み方を変えられる様になると思うので、残るのは、最初の企画やデザイン、そして、AIに指示を出す技術者又は、AIだと非効率な作業を行うニッターのスペシャリスト位かもしれません。

それも、本当に突出した人材だけに極端にそうなると思います。

残りはAIに使われる側でしょう。

常に消費される商材なので、仕事や会社は日本から無くならない(靴下に替わる履物が出たら無くなるでようが)と思いますが、運営に必要な人間は半分以下で済むと思うので、現在の大手企業が小さな零細企業程度の人数で残ると思います。

アパレル生産で生き残る会社と消える会社の差について

零細の町工場は、ほぼなくなると思います。

AIの導入によって、今まで考えもしなかった編み方や素材開発が出来る様になると思うので、現在素材から開発をしている会社は生き残ると思いますが、作るだけの会社は無くなる可能性が高いと思っています。

逆に言えば、将来を見越して、AIを導入した画期的な会社を起業する事が出来れば、伸びる事が出来るかもしれません。

製造業でも衣服に関する消費素材ですので、海外に負けないシステムを早く構築できる会社が残るでしょう。

アパレル業界で生き残るために必要な技術と考え方

AIに取って代わられないようにするには、コミュニケーション力と、専門性を身に着ける事だと思います。

靴下業界で言えば、基本的なビジネス知識だけでなく、ローカルな技術の知識や靴下製造の歴史、また、機械の種類や使い方メンテナンスまで知る事を努力していけば、やすやすとAIには取って代わられないと思います。

今までも、例えば靴下のデザインや他の衣料のデザインにしても、自動でランダムに柄をAIで作る事は出来ると思いますが、それを実際に使うのは人間自身の気持ちなので、全体の大衆向けにはデザインを生み出せても、ニッチな部分の需要は生み出しにくいと考えています。

企業が、そうしたAIを使った会社に太刀打ちできるとすれば、日々実際に生きた活動をしている人間の適応力と革新力だけだと思います。

また、ビックデーターを使った大衆に向けた生産にはAIは向いていると思いますが、少量を多品種でアイデアだけで作っていく作業には向かないと思いますので、

デザインでも、表面的なデザインだけでなく技術面も分かっているような人材を育てる事が必要だと思います。

実際に、現場で使っているような、旧態の機械や、丸編みの機械を分かっている営業やデザイナーは少ないです。

技術面が分かっていれば、AIの様に1+1=2のような連想の範疇を越えて、違う技術を組み合わせて、新しい技術を生み出せるので、生き残っていけると思います。

個人的には、日々技術的な事を学ぶようにし、日常でも、これが使いやすいのはなぜか?これが綺麗に感じるのはなぜか?

など、人間的な感覚で疑問点をメモに残し、専門書だけでなく、現場で作業している職人の方々にも、教えを乞うように努力しています。

 

AIの影響を受けにくいアパレルに転職しろ

今はまだ、ワークマンやモノタロウのようなワーク系のショップ、靴下屋等の専門店もあり、業界に入る人も沢山いると思いますが、

ただ、デザインを描くのがうまかったり、ただ人とコミュニケーションするのがうまかったりする事に溺れないでほしいです。

常にいろいろな事に興味を持ち、出来れば学生や若いうちに、調べてみて勉強し、それをアイデア帳などに蓄積していくと、業界で生き残っていく事が出来ると思います。

靴下業界は、国内では業界再編がすすみ、現在は他の服装品よりも変化の少ない安定している業界ですが、同時に、後進国などの外の会社が直接乗り込んでくれば、すぐに価格面でも設備の面でも淘汰されやすい業界です。

また、低単価で商品の供給スピードが速いので、日々の業務に流されやすく、一人で掛け持ちの多い業種なので、仕事量に潰されやすいです。

入る会社の将来的な経営方針や、AIやコンピューター管理の導入度、なども調べた方が良いと思います。

製造小売り業であるアパレル業界は、特に必要とする資格のない業界でもあるので、誰でもできる仕事になりがちです。

ただ、ファッションビジネス検定や、ニット製品に関する試験を受けて、知識を増やす努力は必要です

人と同じ知識なら、アイデアや学歴が上の人間が評価されますが、幸い現場主義の会社が多いので、日々の勉強を大切にしていけば、辞めさせられることも無いし、逆に機会を与えられる人材になれると思います。

AIが普通の仕事に入ってくる世の中に替わりつつある今、逆にコンピューターの分からない会社に入り、AIの良さと手仕事のよさの仲立ちが出来る人材になれたら、AIで仕事を失うことはないと思います。

直接消費されるものを扱う仕事のほうが、AIの影響を受けにくいと思います。

SNSの個人発信はアパレル業界の個人レベルでやるべきです

最後になりますが、アパレル業界で今後も生き残るためには個人個人が独立して行動し、なおかつその行動をお客様に見えるようにしていかなければいけません。

最近になってようやく、靴下業界にもSNSを使える人がでてきましたがまだまだ職人さんはネットに疎く、損をしていると思います。

もし、まだ20代、30代のうちなら、ツイッターやインスタグラム、ユーチューブといったSNSを駆使し、自社商品を広めるチャンスです。

まだライバルがいないので、早めにやっておくべきだと思います。

 

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