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広告業界は働く人はAI時代にどう生き残るべき?勤続30年オヤジが語る現状について

広告業界・株式会社シブヤ・広告デザイン で働いて言います。

勤続30年の50歳で年収約500万円、広告会社からの依頼された案件をデザイン、またはDTP作業をして、出力、印刷までの仕事をしています。

ターゲットは新聞社、雑誌社が中心ですが、商業印刷も全体の30%ぐらい、行っています。

昨今、新聞や雑誌は承知の通り、売上が減少傾向にあるので、冊子やオンデマンドなどの業務も行う様になっています。

現在AIと業界の問題点シリーズということで寄稿させていただきます。

インターネットが広告業界に入って来まして、久しいのですが、インターネットが入ってから、危機感や変わろうと言う意識が川上から川下まで、無かったツケが今の様な気がしています。

そんな中の問題点として、今までの体質に胡坐をかいているという点。

そして、品質よりもスピードと言うニーズに走り、インターネットに対抗してしまったと言う点があります。

目次

AI導入後に人間ができる広告の仕事はどう変わる?

この業界の10年先、20年先を見据えたAIの話は伝わってきます。デザインも今は、デザインをするAIを開発中だと言う事も聞きました。

 

例えばロゴなどはアッという間にAIが作ってしまいます。

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またヒートマップと言って1400人の情報をAIに搭載し、文字を配置する場所を変えただけで、サーモグラフィーに様に赤くなります。

つまり、赤い場所が多い箇所ほど、多くの方々が注目していると言うシステムで、結果的に一番、注目される確率が高いデザインの物が出来る様になる様です。

また、配送の手配も含めたAIも開発中と言う事で、配送、発送がAIになると、どこに発送すれば、早く、安く、安全にフロー出来るかと言う事を瞬時に、計算してくれると言うシステムであったりします。

ただ、話を聞く中で、ネット販売でもそうですが、川上はデジタルですが、最後は人が手渡しで、お客様に渡すと言うこの形は、変わらないと思います。

 

それは、安心感や信頼感だと思うんです。

紙もそうで、ダイレクトメールは見なくても、紙のDMは、一応、手に取ってみます。そのDMが魅力的なデザインであれば、読んでくれたりもします

私達の業界では、発送の情報やファイル管理などは、もちろん、正確なAIである事の方が、ワークフローとしては、スムーズですし、これからの少子高齢化の時代では、大いに活用されてほしいと思います。

ただ、デザインであったり、レイアウトであったり、瞬間、瞬間をイメージで作成する分野においては、AIのフォローはされても、中心にはならないと思っています。

それは感覚の仕事だからです。感覚と言うのは、瞬間、瞬間で変わります。見る側も主観で見る環境や感情で変わります。

川上である作り手と川下である配送は、きっとAIにはならないと思います。むしろ、人間だからこそ、温もりや安心感が見直されると思います。

そんな中で、間違ってはいけない中間フローのファイル管理、配送手順、出力などは、是非、AIに参入して頂きたいと思います。

AIの使い方は、このような中間フローにこそ、将来性を感じると私は思っています。

AI時代に広告業界で人間が生き残る道は?

AIが人間に代わっていくと人間が思ってしまったら、きっとそうなると思います。

タブレットやスマホも依存が問題になっていますが、依存されない方法は、私は道具ととらえる事だと常々思っています。

つまり、文房具と同じ道具であると思っています。

AIも私は同じだと思っています。

きっと、自動化が進んでいく中に、AIは参入していくと思います。

ただ、あくまで人間の道具であると言う事を忘れさえしなければ、AIを人間がうまく使っていけると思います。

昔はデジタルとアナログの融合と良く言っていました。その形は今も尚、私達の業界は、厳しいながらも、出来ています。

使っている機器はデジタルですが、経験から来るやり方は、アナログです。

デジタル機器を使いながら、思考はアナログです。

経験もアナログだからこそ、デジタルを道具として、使う事が出来ています

AIも同じ事の様に思います。将来、人間とAIの融合の時代が、目の前です。ただ、開発中のAIを見聞きする事で、もっとスキルを磨こうと思えるかどうかです。

デジタルの進化も、我が業界は、かなり行く所まで行きました。後は人間力の差の様な気がしています。

これからは、知恵が大事になって来ると思います。

その知恵と言うのは、このAIを道具として、どの場面で使うかと言う事の知恵です。その使うポイントを間違ってしまうと、便利で楽な方へ流れてしまう様な気がしています。

そうではなくて、この部分は、人が足りないから、AIを使おう。

この部分はクリエイティブが重要な部分だから、人が行おう。

でも、校正はAIに行って、印刷ミスの軽減をして行こうなどです。結果的にコスト削減になり、コスト削減と言う事は、エコにも繋がる訳です。

トータルワークフローの中でのAIの配置、そして、安全であり正確であり、それがそのまま、エコに繋がると思っています。

将来広告業界で必要なスキルはレイアウトデザイン力

広告業界は、7年連続の売上増ですが、それはインターネット分野であり、紙媒体は前年割れが、毎年続き、厳しい状況は続いています。

ただ、今はマルチユースの時代です。

一つの根っこから、沢山の枝葉に分かれていく時代です。

インターネットでの広告業界に進むのであれば、ソフトを熟知する事は当然、大事ですが、クリエイティブ力が重要になってくると思います。

これはインターネットだけに限らず、紙媒体も一緒です。

良くデザイナーの方とお話しをする時、こういう事を言われます。

みんなアプリケーションは出来るんです。ただ、レイアウト能力、デザイン能力がなく、アプリの派手な効果に頼ってしまう」と。

シンプルな中に本質が見えたり、空間の中にデザイン性を感じたりします。

それは、その作り手側のハッタリのない、クリエイティブ力だと思います。

勿論、経験からでしか学べない部分もあります。

今のアプリケーションは、かなり深い部分まで出来たり、派手な効果でごまかせたりします。

ただ、今もまた、今後も、派手な時代になればなるほど、アナログ感であったり、レトロ感を要求されるものです。

その衣をつけないネタだけで勝負する感覚は、昔も、またこれから時代が変わったとしても、必要なイメージだと思います。

この部分は、AIがどんなに進化しようと、叶わないと思います。

ぜひ、クリエイティブの業界に入るのであれば、道半ばの私が言うのは大変恐縮なのですが、そういった少ない武器で、どれだけの事を表現出来るかと言う部分を磨いてほしいと思っていますし、磨いて頂きたいです。

記憶に残っているデザインの新聞や雑誌の広告は、大体、特殊効果を多用に使ったものではなく、シンプルで落ち着くものだったりします。

そこをベースに自分の枝葉を茂らせていけば、きっとこの広告業界の将来は明るいと思っています。

ツールに頼るだけではなく、ぜひとも地力をつけましょう!

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