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MRの仕事はAIが普及するにつれてリストラされてなくなるの!?

製薬業界・MeijiSeikaファルマ・営業(MR)で、勤続年数14年の43歳です。年収は約840万で、毎日病院に行き、医師に面会し、自社医薬品の有効性や安全性情報を提供し医療に貢献する仕事です。

薬局にも訪問し、患者指導せんの提供、クレーム品の対応等も重要な仕事となります。

大きな病院を担当するMRと開業医を担当するMRがおります。 

【 MR業界が抱える問題点 】

  • 医師が必要な情報はMR経由でなくとも、自分で調べればすぐに入手出来る
  • 患者ですらネットで医薬品情報を手に入れられるため、より工夫した情報提供が求められる
  • 適応症にない効果を情報提供してはいけないため、本当に患者に役に立つ情報が提供しにくい
目次

大手企業はすでにMRの大量リストラが始まっている

すでに大手の製薬会社がどんどんMRを削減している現状です。

具体的にはMSD、エーザイ、アステラス製薬、田辺三菱、ノバルティスファーマ、協和発酵キリン、鳥居薬品等の製薬会社は「希望退職」を募ってMRの削減をしております

通常、このような希望退職には「管理職」や「勤続10年以上」といった条件があるのですが、鳥居薬品に至っては「勤続2年以上」という入社まもない社員まで対象としております。

上記のようにMRの必要性と将来性が低下しているのは明らかで、「AIで仕事がなくなるか」という質問に対して結論を言うのであれば「YES」ということになります。

そもそも医師の重要な仕事の一つに「疾病の確定診断」があります。

「患者の病気を正確に診断し、それに応じた医薬品を提供する」わけですが、

近い将来「人間よりAIの方が患者の病気を正確に診断出来るのではないか?」と言われており、MRはおろか、医師ですらAIで仕事がなくなる、とも言われております。

実は各製薬会社には「お薬相談室」というものがあり、医師はもちろん、病院の中にある薬剤室、また町中にある薬局もかなり頻繁に「お薬相談室」に電話します

「緊急でかつ重要な自社医薬品に関する情報」はMRに連絡せずとも、電話一本で「お薬相談室」に聞けば、必要な情報がすぐに手に入ります。

製薬会社そのものがなくなる可能性はほとんどないと思いますが、上記のような観点からも「営業部門」といえる「MR」の存在価値は低くなる一方です。

もちろん、新薬が登場した際には各製薬会社が全国の病院の影響力の高い医師に強く働きかけることで採用されてきましたから、「製薬会社からみれば」、MRが全くいらなくなることはないでしょう。

AI時代にMRで需要のある仕事とは?

現在のMRの仕事がAIにとって代わられないようにすべきことは比較的明確です。

病院や医師や薬局が必要な情報を「カスタマイズ」して迅速に届けることです。

医師が「この情報を知りたい」と思っている必要な情報はMRを通じなくても、簡単に手に入れられます。

しかし、医師が「全く意識していないけれども重要な情報」は外から働きかけられることで、はじめて気づくことです。

例えば、「新しい副作用情報」が出たとしても多忙な医師は、その情報に気づかずに診療をしてしまう可能性があります

そういった時は積極的にMRが情報提供していく必要があります。

また、新薬に関する有効性や安全性に関する情報においても同様です。

医師は多忙ですから、新しい医薬品の0から100まで勉強する時間はありません

そこで、重要度の高い情報をわかりやすく、ルール違反をせずに、コンパクトにまとめて情報提供するのはMRの重要な役割です。

とくに医師によって性格や病院の置かれている状況が違うため、必要とする情報が異なってきます。そこを汲み取った上での情報提供が大切なのです。

こういった事を具体的に実施していくことがAIにとって代わられないようにする工夫の一つです。

では私がそのために何をやっているのか?

具体的には「ランチ時間を利用した説明会の実施」です。

多忙な医師でも「ランチ時間」は必要です。

そこでお弁当を食べていただきながら、パワーポイントのスライドを使って医薬品の有効性や安全性、対象となる患者さんをコンパクトにまとめ、情報提供します。

医師はランチを食べながらも「医薬品について学ぼう」という姿勢になっていますから、
これが大変効果的なのです。今後も継続してやっていく予定です。

今後MRで働きたい人は後発薬開発会社が狙い目

製薬業界は給与水準が高いことで有名です。

またその営業職である「MR」は外回り営業が主体で、かなり自由度の高い職業と言えます。
一方、使える経費が削減されており、情報提供に関するルールも厳格化されてきております。

大手製薬企業がどんどん希望退職を募り、MRの数自体も減少の一途をたどっています。

インターネット社会の影響で「情報提供の必要性」の価値が減少しているのです。

それゆえ、「今後30年ずっと製薬業界で働く」というような長期的な確信を持って就職するのは、控えた方がよさそうです。

製薬業界に就職してなんといっても強い資格が「薬剤師」の免許です。

特別な手当がもらえる会社もありますし、もし「希望退職」を会社が募っても、普通に退社して薬剤師になればいいです。

多くの先輩たちがそのように転職を果たしています。

たまに薬科大学を卒業したにも関わらず「薬剤師免許」の試験に合格出来ないまま、製薬会社に就職する方がいますが、せっかく薬科大学に在籍しているのであればそれだけは避けましょう。

潰しが効かなくなるので。

また、製薬会社においても伸びている企業というものがあります。

それは「ジェネリック医薬品」を専門に扱う会社です。

具体的には沢井製薬や東和薬品といった会社です。

高齢化社会を迎え、国の医療費は増大する一方です。

今後も先発品から後発品への流れは止まることはありません。

どうしても製薬業界に就職したいということであれば、このような「後発品のみを扱う会社」も視野に入れるとよいでしょう。

また「給与水準が高い」理由の一つに「給与とは別の日当」の存在があります。

これは他業種からうらやましがられるものですが、1日あたり2000円から3000円程度、日当がでます。

製薬業界に短期間勤めて、お金を貯めて、後のステップアップに備える、という考え方でこの業界に飛び込むはありかもしれませんね。

ITスキルはどんな業界にも必須!隙間時間に勉強しよう

最後にMR以外の業界を考えている人は、私のようにプログラミング・ライティングなどのITエンジニアのスキルを学んでいくといいと思います。

意外と医薬業界は旧体質の部分ものこっており、IT化が遅れている地方医局では簡単なパソコンスキルでも重宝されます。

どの業界に飛び込むにしてもITスキルは持っておいて損はありません。10年後も使える唯一のスキルだと思います。

現在MRについている人は収入の3割を投資に使うのもありですね。自分の関連している医療業界であれば肌感覚で市場の動向がつかめると思います。

投資をやっている医者も多いですし、話題も広がります。これももう一つのリスクヘッジでしょう!!

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