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製薬業界の将来性はない!?AIで古くさい現場の状況をを打破しよう!

私の会社はジェネリック薬品を製造しています。いわゆる製薬業界です。 中途で入社して4年になります。

それまでは物流方面の仕事をしていました。製薬業界とは全く畑違いの業界でしたが、物流の経験と資格があったため、今の会社の物流部門の求人へ応募しました。

また、Excelや初級シスアドなどのIT関係の資格を持っていたため、製薬業界でのシステムにも興味を持っていました。

 

【 現在製薬業界が抱えている問題点 】

  • 製薬業界という理系のイメージに反し、意外とシステム化が遅れている
  • ジェネリック医薬品という形態上、利益率があまり高くない
  • 製造主体の業種のためか、出口である物流部門の意向が反映されにくい

 

中途で入社した当時は、製薬業界に対して漠然と 「理系で効率的・ルールを遵守・利益が高い」というイメージを今思えば勝手に抱いていました。

 

目次

今の製薬業界に将来性がないと思える理由とは?

4年経った現在思うのは、残念ながらそれら3つは、少なくとも私の会社においては外れていました。

入ってまず驚いたのは、仕事において効率化というものが重要視されていないことでした。

 

日々の仕事において、それまでの手順を見直し、無駄を省ける部分は改善を図り効率化を進めていくのが重要だとかつては思っていましたが、

この会社でそれ以上に大事なのは「とにかく言われた事だけをやる」という、言わば思考停止して働く従順さでした。

意見や改善点の提案は正当性があっても歓迎されず、むしろ嫌がられます。

では、ルールを遵守し基準に沿って仕事をしているかと言えば、決してそうではありません。

 

もちろん医薬品製造には国際的な基準があり、人体に大きな影響を与える製品の製造ですから厳格な製造基準や取扱のルールがあってしかるべきですが実情は違います。

 

外部の明確な判断基準よりも、むしろ社内での力関係や上下関係などのあいまいな物によってコロコロと判断が変わっていくのを目の当たりにしてきました。

 

言ってしまえば「偉い人の胸三寸」で何とでも変わりゆくわけです。

では収益性が高く給料も良いかと言えば、これも全く違います。

 

新薬の製造は別ですが、私の勤務する会社で作っているようなジェネリック医薬品は、元々が安く供給する前提がある上に、同業他社との競合が激しいために、利益が少なく、はっきり言ってもうからない仕組みです。

つまり、とても人間的な会社なわけです。

 

利益を追求するために、理論を尊重し効率化を図っていく事よりも、会社員として社内政治やその場の空気を読む行動が重視される環境です。

当然ですが会社に対して将来性は感じられません

今後の社会はIT化もどんどん進み、仕事のAI化は避けられないでしょう。いま私が会社に対して抱いている問題点は先にあげましたが、それらはAI化である程度解消されてしまうとおもいます。

効率化に関しては、人間的なファジーさよりも格段に効率的な判断をするでしょう。

ルールや基準の遵守に関しても、人間的なマウンティングや社内政治は皆無でしょうから問題ないと思われます。

そして収益性に関しても、製造部門のみならず、事務的な作業に関してもAIでの代替が本格的になれば、大幅な人件費の削減により結果的に利益の幅が広がると思います。

そうなれば、現在私のいる会社では大多数の人の仕事が無くなりそうです。

製薬会社はどうAIで変わっていくのか?

大手の製薬会社では、既に相当なところまでIT化が進んでおり、今後は製造の現場や物流作業のみならず、事務や総務の部分がしだいにAI化していくという流れは避けられないのではと思います。

特に、製薬業界はもともと厳格な基準を持っており、IT化やAI化は非常に相性がよいと思います。

薬の製造は絶対に間違ってはいけない仕事ですから、いくら注意しても間違うことがある人間より、確実で間違いの無い仕事をするコンピューターや機械、AIにやらせた方が良いわけです。

では、私たちの業界がすべてAIに取って代わられるか?と言えば、決してそうではないと思います。

まず、営業的な分野はAIではすべてを代替することが出来ません。医療の業界は意外と泥臭い部分があり、各取引先や顧客との人間関係がとても重視されます

MRと呼ばれる情報担当者が全国におり、各地の医師に営業活動を行い受注するという形です。

今後は違った形に変わる可能性があるとしても、少なくとも売り込み先の相手である医師が人間である間は、まだ人間的な泥臭さで営業力を発揮出来る余地があるのではないでしょうか。?

それと、製造の現場もそうですが、私のいる物流の現場でも、意外とAI化が進みづらいのではと思っています。

確かに大手の製薬会社ではAI化が進んでいくでしょうが、そのためには潤沢な資金投入と充分な敷地スペースなどが必要です。

私の会社のような中小企業ではそのどちらも足りておらず、それらを言わば「マンパワー」でむりやり何とかしているわけです。

AI的な存在はいわば「飛び道具」のような圧倒的な利便性を持っているでしょうが、人間の持つ強みはむしろ接近戦で発揮されるような「取り回しのよさ」や「総合力」であると思います。

 

AIの持つデータ量には勝てないでしょうが、データの隙間を埋める機動性で、現場で起こる細かい問題の解決をするには、むしろ人間の方が優れているのではないでしょうか?

製薬業界の将来は変革にかかっている

製薬業界にはまだまだ伸びしろがあります。

それは「医薬品の製造」というメインの仕事だけでなく、それを取り巻く環境や、入り口である原薬の輸入、購買、そして製品の管理、出口である出荷作業など。

昔からある仕事でも時代の流れや新しいテクノロジーの出現に合わせ、さまざまな対応をしていかなければ存続すら難しいです。

でも、逆にそれらの流れに乗れば、それまで以上に大きな躍進が可能な業界だと思っています。

私のいるジェネリック医薬品の業界は確かに利益がもともと少ない業態です。

しかし、それを逆手に取り、いままでの問題点をIT化やAI化の流れに乗ることで解決を図ることも可能なのではないでしょうか?

敵を味方につけるではないですが、上手く利用することが出来れば大幅な改善につながると感じています。

 

製薬会社に今後入りたい人への3つのアドバイス

そして、これからこの業界に入ってくる方にアドバイスしたいことは3つあります。

まず一つは「全体的な視野を持つように心がける」という事です。AI化が進んでいくこれからにおいて、部分的な力だけでは硬直してしまい正常な判断が出来ません。

柔軟でバランスの良い考えを育むためにも、製薬業界以外にもさまざまなものに興味を持ち、広い視野を持てば仕事においてかならず武器になります。

2つ目は「IT関連の知識や資格を持つ」ということです。

今後の仕事では、ある意味では人間相手だけでなく、機械やコンピューターも相手にしなくてはいけなくなるわけですから。的であれ味方であれ、知っておいて絶対に損はないはずです。

そして3つ目です。

「仕事に就いたあとも勉強し続け、自分自身を更新し続ける」という事です。今後はAI化がさらに進み、仕事の仕方や常識はリアルタイムで更新されて行きます。

そのためにどうするか? 別に難しいことではありません。

自分自身をバージョンアップし対応していけばいいんです。

AIの進化を取り込み、それを活用すれば必ず、自分自身の向上にもつながっていくと私は思います。

 

今、製薬会社の将来はAIをどう使いこなし、新しい仕事を生むかにかかっています。真剣にやればきっと道が見えてくるはずです。

あきらめずに頑張りましょう!!

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