ネット通信販売の業界で勤続6年で年収400万円くらいの37歳です。仕事内容は、各種の事務処理と画像や文章、キャッチコピーの作成、新規商品探しや、荷物の受け取りや発送などの軽作業、簡単なプログラミングを教えることや、様ざまなソフト、エクセルやワードなどからフォトショップ、イラストレーターの使い方のアドバイスなどです。
【 ネット通販業界の現状の4つの課題 】
- 最近は消費が冷え込んでいるので、ネット販売でもなかなか売れません。
- どこも値下げをして売ろうとしているので、そろって利益の削り合いになっています。
- 何を販売しても、他のサイトと簡単に比べられるので、安くしないと売れません。
- オリジナリティがある商品がなかなか見つかりません。
ネット販売業界の仕事はどこまでAIに奪われるのか?
消費が冷えこんでいるので、実店舗を持っているところの方が、様ざまな費用が掛かるので、維持費用が大変そうです。
ネット販売の方が様ざまな固定費が少ないので、その点では恵まれています。
AIと言っても、わざわざ業務を分析して、ソフトウェアを考えて、定型作業に当てはめるのはなかなか難しいと思います。
大きな企業で、それぞれのセクションが行う業務が決まっていれば違ってくるのかもしれませんが、それ以外の所では、決められた人数で、様ざまな業務を行わなければならないので、AIによって自動化するのは難しいでしょう。
ちょっと荷物を運ぶだけでも、意外な所に段差があったり、ドアが独特だったりと、自動搬出、搬入とも、ロボットでしようとすると面倒そうです。
そもそも、荷物が少ないときと多いときがあるので、多いときは他の部署に声をかけて来てもらうなど、その時ごとに融通を利かせなければ業務は回りません。
事務処理でも各種の事柄があり、時々変わったりするので、いちいちソフトウェアを考えるのは難しそうです。
ちょっと荷物を箱に詰めたり、ラッピングするのも、人間の目と手があってのことです。ラッピングなども、無神経な人は雑でも気づきませんし、変わった色使いになりますので、やはり人間でないと無理でしょう。
「こういう物を買うのは女性や子供で、可愛い色にしよう、リボンを付けよう」とか、「変形しそうなものはこういう風に詰めよう」など、その場その場で判断して行うので、定型化は難しそうです。
包装紙一つをとっても、年ごとに変わりますし、様ざまな物を梱包するので、その場にあるもので何とかすることも、人間の持つ能力なので、AIにより行う事は、なかなか難しそうです。
さらに発送のときや受け取りの時に、なにかとお互いの売れているものや、最近発売された新製品のことや、商品への反響を、ちょっと話したりして情報交換を行っているので、わざわざ会議を開いている大企業のようにはいきません。
そのような理由で、AIはまだまだ広がらないと思います。ネット通販業界の将来性ですが、ネットがあるうちは拡大するのみだと思います。
給与に関しては、その企業それぞれでしょう。 人員不足も続いているので、やはりねらい目ですね。
AI のビックデーターも通販業界には通じない?
いまのネット販売は、どこも似たような商品が多いので、今のままでもそれほどAIには取って代わられなさそうです。
何か売れるものが解ればいいのですが、商品の好みというものは想像以上に変化していて、以前は米国やヨーロッパで売れているものが売れましたが、最近は韓国のタレントが使っているものが売れたりと、予想外の物が売れています。
何が売れるのかをビッグデータで解析できれば変わるのかもしれませんが、大企業の作るものはともかく、それ以外の個人の好みの分野に関しては、街で見かけたものや、映画や音楽で売れているものを、まめに観察する以外に、知る方法が無さそうです。
細かいニーズをとらえるのがネット通販の仕事なので、データー分析と商品販売をAIで一元管理するのは難しいのではないでしょうか?
実際に我々業界人はデーターだけで分析しません。
街へ出かけることや、繁華街や大学前の通りでそこの人が何を身につけているか、電気街で若者がどのような商品に群がっているかなどのことを見てみたりします。
ネットでは雑誌やメディアで何が取り上げられているかをまめにチェックする以外には、とくに何が売れるのかの事に関して知ることは難しそうです。
タレントが身につけているものは、瞬間的に売れたりするので、テレビドラマや歌番組、映画やライブの情報に接することが、必須だと思います。
また、最近では「アネロ」のバッグが大変売れていますが、あのような実用的で、男女ともに売れる商品などは、実際にユーザーと日常的に接していないと解ら無さそうです。
その時々によって、消臭グッズや抗菌グッズが売れたりしますので、日ごろのニュースでどのようなひとがどのような心配をするのかについても知っておくことも売り上げに直結します。
特に家庭に小さな子供や高齢者がいる所は、ニュースなどによって、特定の物をまとめ買いするので、日ごろのニュースを売れるものにつなげて考えることはこれからどんどん必要になるでしょう。
これらの仕組みを全部AI化できる企業が出てくるとネット通販業界を独占するかもしれませんが・・・。実際は楽天モールなどのショップは小規模な小売がほとんどです。
通販業界で必要になってくるスキルとは?
これからもネット販売はどんどん伸びて行きそうなので、スマホ、タブレットだけではなくキーボードを使うパソコンにも慣れておき、ある程度のソフトウェアを使えるようになる準備をしておいた方がいいです。
パソコン、ネット関係の物は、ハード、ソフトともに英語由来の名前、用語が多いので、一応、高校位の英単語は覚えておいた方が何かと役に立ちます。
意味が解らないで覚えてもすぐに忘れますが、ある程度、意味が解っていれば、それなりに覚えられて、理解できます。
今ならweblio辞書のポップアップ辞書などのブラウザの拡張機能がありますので、調べるのに便利です。
基本文法が解れば、結構外国の新聞も読めます。
ネット販売関係は、基本的に室内での仕事なので、体力に自信がない人にも良いです。
他人が作ったソフトウェアのコードを見て、自分にはとても無理そうと思っても大丈夫です。
ソフトを書く以外の様ざまな事務処理や、文章作り、簡単な画像処理、発送や受注、新しい商品探しなど、さまざまな業務がありますので、そのなかにあったものがあると思います。
それなりに町で様々な物を見ておかないと、どのような所にどのようなニーズがあるのかはわかりません。
通販業界は外に出歩くことが大切なのです。
学生時代からソフトウェアばかり作っているよりも、他の事をした方が、自分なりの仕事につなげられます。
ゲームばかりだと、取引先などと雑談にも困り、後々面倒です。
数学や統計、ソフトウェアを作るのが苦手な人でも、様ざまな業務があるので、ネット販売業界には様々な求人があります。
これからは今よりもさまざまなものがネット経由で売り買いされそうなので、いまよりも多様な人材が必要になるでしょう。
情報処理の資格以外でも、様々なスキルやノウハウが必要になる業界です。
通販業界は変わった会社の種類も多く、特技を活かして転職もしやすいです。
年齢制限問わず働けるので、気になったら探してみてください♪
あなたの業界の意見お待ちしています!