ITベンチャー企業に6年勤めています。 職種はプログラマ(ITエンジニア)で、32歳、年収は450万円ほどです。
入社後1年は、クライアントアプリの開発に関わりました。
その後、2〜3年はアプリ開発と同時にオフショア外注先とのブリッジSEを経験し、最近の3年は超高速開発ツール、IoTを利用したビジネス、
ブロックチェーン・AIを取り入れた製品など、最新技術を研究し、企画起こしまでをする部署に所属しています。
【 現在プログラミング業界が抱えている問題点 】
- デジタル化が進んでいるとはいえ、なかなかペーパーレスなどの改革が進んでいない
- どの部署も人手不足である
- プログラマ以外は、どうしても客先に出向く必要のある仕事が多い
- 出張による移動時間が多くなり非効率的になってしまっている
- リモートワークや働き方改革がうまくいかず、足踏み状態になっている
ディレクターとプログラマーの仕事で将来性が違う
結論からいうと、IT企業では、うまくAIを取り入れ、少し仕事のやり方を変えれば、かなり給料も上がると思います。
もちろん、一部の仕事を除いてはAIに仕事が取って代わられることもないでしょう。そういった意味では、かなり将来性は高いと思います。
筆者が働く会社では、主に製造業に特化した生産管理のシステムを開発しています。
現在、この「ものづくり」の現場、つまり、工場の生産ライン(いわゆるブルー系業務)や、生産計画、在庫、販売管理などの管理システム(いわゆるホワイト系業務)にAIを取り入れられないかというニーズは非常に多い状態です。
しかしながら、それに対してAI技術に関するコンサルティングを行える人材は圧倒的に不足しています。
通常だと、コンサルティングというとマーケティングやその企業の仕事に詳しい専門家だけが行うイメージですが、AIを利用したい企業へコンサルティングを行う際、利用者に対してわかりやすく効果やイメージを伝えるために、
実際にAI製品のプロトタイプを作成しながら取り組むことが多く、その点に関して、これまでシステム開発を主に行なってきたIT業界も大いに活躍できる可能性があります。
そういった点で、IT業界の将来性を非常に感じます。
業界内の話をすると、 筆者自身はプログラマでもあり、最新技術を利用した企画をだしていくディレクターでもあります。
後者の仕事はまさにAIを利用する立場であるため、うまくAIの波にのった企画を成功させられれば、会社の成長にもつながり、圧倒的に収入がのびていく可能性が高いと思います。
プログラマーの仕事はAIでなくなる可能性も高い
一方、プログラマというのは少し難しいところがあります。
プログラマの仕事は主に、プログラムを設計・作成することですが、この部分を担当できるAIが、この数年で出てくる可能性は大いにあります。
そうすると、単にコーディングを行うだけのプログラマの場合は収入が上がるどころか、仕事をAIに奪われてしまう危険性が高いです。
このように、IT企業では同じ業界で働く場合でも、職種や働き方によってかなり将来の見通しが異なってくるとは思います。
しかし、IT企業という大きな枠組みで捉えると、はじめにもお伝えしましたが、AIで仕事がなくなることはないし、むしろこれからニーズが増えて今以上に忙しくはなるでしょう。
プログラマーがAIに仕事を奪われないようにすべきこと
もっとも注目する点は、プログラミング自体をAIができるようになる可能性があるということです。
プログラマが何時間も工数をかけて作成したコードが、AIを使って一瞬で作れるようになってしまうかもしれないのです。これはそう遠くない未来実現するでしょう。
昨年、Microsoft社はGitHubを買収しましたが、それに先駆けてリリースされた製品「Visual Studio IntelliCode」では、このGitHubに公開されているあらゆるソースを機械学習の訓練にかけ、その学習結果を利用して、コーディングを支援してくれる機能が搭載されました。
プログラマのコーディングの文脈を理解してその内容へのサジェストを行なってくれるというものなのですが、現在はまだまだいい評判は聞こえてこないです。
しかし、今後はこれまで以上に機械学習の訓練が進み、こういったプログラマ向けの補完機能はより進歩してくるでしょう。そのスピードは驚異的なものだと、筆者は予想します。
それに対して、プログラマは何をすべきか?
正直なところ、プログラミング以外のスキル、付加価値を身につけていくしかないと思っています。
例えばAIそのものを扱えるような知識、マーケティングの知識などがそれにあたります。
今やっている仕事をそのまま継続することはこの先難しくなってくるのは明らかですので、もう一つ上位かつ、パラレルなスキルを要するような仕事ができる人材に自分自身をランクアップさせる必要があります。
個人的には、AIを扱うスキルを高めることに積極的に取り組んでいます。
最近はG検定やE検定というAI関連の資格もあり、特にG検定はAIに関する知識だけが問われるので取り組みやすく取得もしやすい資格ですが、まだ取得している人もそこまで多くないのでオススメです。
プログラマーとして生き残るために必要な資格と勉強
これまで述べてきたように、AIを取り入れて新しいことに取り組んでいこうという雰囲気のあるIT企業に対しては、AIの利用が進めば進むほど、ニーズが高まると思います。
就職や転職を考える際には、企業規模だけでなく、その企業の先進技術への取り組みについても可能な限り調べることをおすすめします。
また、積極的にAIビジネスを行なっている企業でご自身がAIに関わる分野で活躍したいと考えているのならば、やはり、いくつか資格を取っておくに越したことはありません。
その場合、やはりおすすめは、AIに関する一般的な知識を持っていることを保証してくれる、G資格です。
もしプログラマの方であれば、少しハードルは高いですが、是非ともE資格まで取得されることをお勧めします。
もう一つ、可能であれば取得することををおすすめしたい資格が、ITストラテジストです。
IT系の資格の中で一番難しいと言われていますが、それなりの勉強量と文章力があれば、決して取れない資格ではないので挑戦する価値は十分あります。
マネジメント・マーケティングの知識をもってAIの利用を社内外に推進できる人材というのは、あらゆる企業で活躍が可能だと思います。
資格以外にも、やっておいたほうがいいと感じるのは、AIと他の技術・知識の組み合わせについて学ぶことです。
例えばブロックチェーンとAI、AIと法律などです。
近年は、AIで異常検知をするシステムを作成したり、予測を立てるシステムを作成した際、なぜその予測になったのかなどの理由の部分が問われることも多くなっています。
ここを、ブロックチェーン技術との組み合わせでAIの学習履歴をとって説明する、などの対策がとられたりします。
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