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建設業界はAI自動化しても、残業が増えている理由がある!

私は、現在63歳、男性です。建築の設備工事で、独立をして34年になります。

取りあえずは代表です。と言っても一作業員ですが。その前に空港では営業として仕事をしてました。

そこに工事をしに来たのが幼馴染でした。

色々と話をして幼馴染の所へ転職する事になりました。妻と子供が2人いましたが此れからは設備工事が伸びると思い初めての業界にチャレンジしました。

現在、あの時の決断は間違っていなかったと思って仕事をしています。

今回はAIと残業時間の関係性、そして今後の見通しと給料の増減について、キャリア30年の私が思うことについて正直に語ってみたいと思います。

目次

建設業界の残業は増えるが給料は減っている

建設業界において仕事の残業は増えている様に思います。

実は残業時間が長くなっているのですが、給料は減っています。この業界は人でなければ出来ない物が多く、仕事が出来れば出来る程残業が多い傾向にあります。

何故、給料が減るのか?

建設の賃金が低下してい事も原因ですが、もう一つ大きな原因が在る様に思います。

建設工事の工期短縮ではないかと思われます。工期を短縮するとどの様な事が起きるのか?それは建て物自体の請負金の削減です。

電気、設備も当然単価が下がります。

しかし、ここが問題なのです。

ハイテク化のせいで仕事量が増える

年々建物の設備はハイテク化して複雑になります。

今まで6か月で出来ていた物を、4か月で終わらせる事になると,その分人を多く入れなければなりません。

それも工事自体は更に専門的になり人材の確保に苦労してしまうのです。

仕事の量は増えているのに工期が減っているのです。人を増やせば増やすほど、元受け業者は赤字になってしまいます。

とても矛盾してる現象が起こっているのです。

結局、残業したり、休日に出て仕事をしたりです。

この業界AIを取れ入れて来ることが増えて来ています。タブレットを使う事が増えました。結果、残業が増え、夜間作業が増え、休日作業も増えました。

にも拘らず賃金が下がるのです、此れからAIの時代が来ますが、設備業界も年齢が上がって行く半面、若者が中々入ってきません。

完全に技術職の類に入るので、待遇や賃金を上げていかないと若い者が後を継いで行く事が難しと思います。

残業時間にやっていること

残業時間には時間までに終わらなかった仕事を切りの良い処までやるか、終わるまでやって、次の日は新たな仕事に取り掛かる為の時間を作ります。

残業にはデメリットばかりを感じています。

終わらない事への焦りだったり、後何時間やれば終わるのか?そんなことばかりが頭をよぎります。

何故今日やらなくてはならないのか、色々と考えてしまいます。

何故、昼間の仕事より残業した方がはかどるのか?残業をしている時の集中力は、早くしなければと思うからなのか?

悩みは尽きません。

普通の人が家でくつろいでいる時に仕事をしているのは、やはり大変だと考えてしまいます。

以前は残業をして残業代を稼ぐ人が多く居たようですが、今は、時代が変わってしまいました。

残業はないのが一番いいと思っていますが時代がそれを許しません。

AI導入後も建築業界は、残業は当たり前のことなのです。

若手もそんな感じです。残業と言っても何もせず、所長が帰るの待っていて、勤務時間はとても長いと感じているのではないでしょうか?

何もせずに時間をつぶす事は、意外と苦痛になることもあります。

下らない打ち合わせをだらだらとやって時間を使う事も多いです。

建設業界に限ったことではないかもしれませんが、何も結論が出ずただ話して計画を立てているのですが、何の役にも立たない打ち合わせが多いいような気がします。

此の残業時間が最大の苦痛であり、大変な時間の無駄だと感じます。若者はぜつぼうしているのでは?

残業と言っても色々な形が在ります。

残業対策として会社がやっているこに効果を感じない

最近はノー残業デーで週に一度帰りましょうというキャンペーンが在ります。

こういうその場しのぎは効果を感じられません。

まずは会社が基本的に残業を辞める事で、逆に残業デーを作りやりたい人は残業をする制度を作る事です。

しかし、この業界では難しい事なのでしょう。

 

大手ゼネコンの社員は交代で休みを取りますが下の作業員はまだ地位が低く「休まずにやりなさい」と言う昔ながらの風習が残っていて建物の工程も休まずにやる工程表を見る事が在ります。

各会社も日曜日は仕事をしませんと強くゼネコンに言う事が出来ればいいのですが、到底無理な話です、ましてや個人で対策などと無理な話だと思います。

更に、設備の事務所ではとんでもない事も在ります。

40代、50代、60代の人は、若い時に残業するのが当たり前だった時代の人達で、現場の所長クラスです。

毎日終電近くまで残業をしているのです、その下に付く社員はたまったものではありません。

自分の仕事が終わっても帰るに帰れず所長が帰るまで待つのです。

此れこそ無駄な残業だと思います。

所長クラスの人は部下に一言かけて欲しいと思います。「帰っていいよ」と。

また、下の者も「お先に上がります」と声をかけて帰れる様にしたらいいと思うのですが。

でもこんな簡単なことがこの業界ではできないと感じてしまいます。

まだまだこの業界は昔からの風習が残っているので、会社も個人も気持ちを改め新たな習慣を作って見てはと思います。

残業をする上で感じるメリットとデメリット

残業時間を設けるメリットは、仕事を成し遂げた「やりがい」をその日にモテることだと思います。

例えば例を挙げて話すと、5階建てのアパートが在り、各部屋のメーターの取り換え工事があるとします。

その日は全室の水を止めての工事です。

住人は、トイレも使う事が出来ません。

時間を指定して工事を行いますが、全館の水を止めた時が緊張の一瞬です。

何も在りませんようにと工事に工事に着手します。

やはり仕事をきちんとまっとうしたというのが何よりの誇りです。

一方残業のデメリットは、この同じ工事で予想外が出た時です。

水を止めて何か所か工事をしてしまっているので止めることが出来ず、先が見えなくなった時です。

とにかく終わらさなければならない工事になった時です。

終了時間が来ても終わらず、住人からは「いつ終わる」、まだやってると陰口、この状況では残業してい感覚もなくなってしまいます。

この時は残業して終わってもやり遂げた感じはありません。

この業界では、失敗は許されれない事が殆どで、工事に入る前には事前に念入りなミーティングをしてから始めますが、後者の様に想定外になる事もあります。

失敗したときは勿論反省会をして原因を探します、以後は同じ失敗はしない様にする事も仕事だと思っています。

建設業に今後入ってくる若者に言いたいこと

この業界も年配が多く昔ながらの工法を出来る人がいなくなっていくと思いますが、建物の構造がモデル化して知識がなくてもできる時代が来ると思います。

若い人や、女子なども業界にはいって来ると思いますが、重量物が多いのですが、その辺はロボットがやる時代かなと思います。

ただ、人の手が要らなくなるわけではないのです。

建物を作ると言う事は一生残る物で在ると想像してください。

あと10年先にはかなり変わっていると思っています。

残業に関しては暗いことを書きましたが、2019年現在、労働環境は15年前と比べるととんでもなく良くなって来ています。

当時は「お頭」のような人がいて、仕切って居た事もありましたが、今は割と大人しい人が多くなって来ています。

後は若い人達がどんどん変えて行って欲しいと思っています。

今までが男の世界で体育会系のでした。女性が入るところでは在りませんでした、此れからは変わって行くのだといいと思います。

建設業界のイメージはあまり良いものでは在りませんが、今とは想像もつかない程女性が多くなっている事を期待しています。

後は、働きやすい環境もつって行って貰いたい、何十年掛かるのか分かりませんが、変えて行って下さい。

今は、まだ昔に近いと思います。

この業界に入って来て若いパワーで動かししてみてはいかがでしょうか。時代の流れが在るのできっと働きやすい職場が出来ていると思います、いや、想像しています。

是非ともAI技術を使いこなし業界に新しい風を吹かせてください!

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