「IT業界って、エンジニアやデザイナーみたいな専門職しかいないんじゃないの?」そう思っている方、意外と多いんです。
でも実は、急成長するIT企業を支える「経理・事務職」の需要が、今すごく高まっています。未経験からでも、正しいスキルさえ押さえれば、驚くほどスムーズにキャリアチェンジできる可能性があるんです。
この記事では、私が多くの転職事例を見てきた中で感じた「本当に必要なスキル」と、選考を突破するコツを正直にまとめました。
もちろん、向き不向きはあります。でも、一歩踏み出す価値は十分にあるはずです。
私は”未経験からでも現実的にキャリアを築く”視点でまとめます。
IT業界のバックオフィスが「今」選ばれる理由

今の時代、どの業界もDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていますよね。
その中でも、IT業界はもともとがデジタルの世界です。
事務や経理といったバックオフィスの業務も、他業界とは一線を画すスピード感と効率の良さがあります。
正直、一度この環境に慣れてしまうと、紙の書類に追われる生活には戻れないかもしれません。
IT業界の事務職は、単なる「サポート役」に留まりません。
会社を成長させるための「仕組み作り」に関われるのが、最大の魅力だと私は思います。
では、具体的にどんな特徴があるのか、深掘りしてみてください。
成長産業がもたらす「安心感」の正体
「IT業界って変化が激しくて不安定じゃない?」と感じる人もいるでしょう。確かに変化は速いですが、産業全体で見れば右肩上がりです。
この勢いがある業界に身を置くことは、バックオフィス職にとっても大きなメリットになります。
- 市場が拡大中
- 職能の汎用性
- 給与水準の高さ
この3つの要素があるからこそ、キャリアの土台を築くには最適なんです。特に、IT業界で身につけた事務スキルは、将来どの業界に行っても通用する「武器」になります。
自分の市場価値が自然と上がっていく感覚
たとえば、新しいITツールを導入して社内の精算フローを劇的に短縮したとします。この「効率化した」という実績は、IT業界ではかなり高く評価されます。
ただ座って指示を待つだけの事務ではなく、自ら改善案を出せる環境があるんです。気づけば、どこでも欲しがられる人材になっている自分に驚くはずです。
キャリアパスが横に広がりやすい柔軟性
IT業界の事務職から、人事や総務、あるいはカスタマーサクセスといった職種へ転換する人も珍しくありません。
組織が柔軟なので、「やりたい」と手を挙げればチャンスが回ってきやすいんです。
特定の業務に縛られすぎず、自分の適性を見極めながら成長できるのは、この業界ならではの特権ですね。
紙とハンコから解放される心地よさ
他業界からIT業界の事務・経理に転職して一番驚くのが、徹底した「ペーパーレス」です。
請求書はPDF、契約書はクラウドサイン、承認はSlack(スラック)で完了。
そんな光景が当たり前なんです。
- 物理的な保管不要
- 検索性の圧倒的向上
- どこでも働ける自由
これらのおかげで、事務作業のストレスが劇的に減ります。
無駄な作業を省くことが正義とされる文化なので、クリエイティブな仕事に時間を割けるようになります。
リモートワークとの相性が抜群に良い
書類を郵送するために出社する、なんてことはIT業界ではほとんどありません。自宅からでも業務が完結する仕組みが整っているため、ワークライフバランスを整えやすいんです。
月曜の朝、満員電車に乗らずに業務を始められる。この快適さを知ってしまうと、もう以前の働き方には戻れないという声をよく聞きます。
ツールを使いこなす楽しさに目覚める
最初は「新しいツールを覚えるのが大変そう」と不安になるかもしれません。でも、実際に使ってみると、驚くほど直感的で便利なんです。
今まで数時間かかっていた集計が、ボタン一つで終わる。
そんな「ツールの力」を実感するたびに、事務職としての誇りを感じられるようになるはずです。
意思決定の速さに戸惑うこともある
IT業界は「まずやってみる」の精神が強いです。
会議で決まったことが、その日の午後には実行されることもあります。
このスピード感は、これまでの事務職のイメージを覆すかもしれません。
- 決定がすぐ変わる
- フラットな人間関係
- 自主性が求められる
正直、最初は「えっ、もう変えるの?」と戸惑うこともあるでしょう。でも、その変化を楽しめるようになると、仕事の面白さが一気に加速します。
上司との距離が近く相談しやすい
多くのIT企業では、役職名ではなく「さん」付けで呼び合います。バックオフィスのメンバーも、経営層とチャットで直接やり取りするのが日常茶飯事です。
意見が通りやすいので、自分の提案が会社を動かしているという実感を得やすいんです。この風通しの良さは、IT業界の大きな魅力の一つですね。
失敗を恐れない文化に救われる
「ミスをしたらどうしよう」と萎縮する必要はありません。
IT業界では「失敗は改善のためのデータ」と捉える傾向があります。
もちろん経理的なミスは防ぐべきですが、新しい試みについてはどんどん挑戦させてくれます。この心理的な安全性が、未経験者にとっての大きな支えになるんです。
転職成功のために、まず身につけるべきこと

結論から言うと、IT業界の事務・経理職に最も必要なのは「ITツールへの適応力」です。
簿記の知識や事務経験も大事ですが、それ以上に「新しいソフトを抵抗なく触れるか」が合否を分けます。
私は、未経験者こそまずここに注力することをおすすめします。理由は、現場で使われるツールの種類がすごく多く、使いこなせることが即戦力の証明になるからです。
「自分にできるかな?」と不安に思う必要はありません。これから紹介する5つのスキルは、どれも意識次第で今日から磨けるものばかりです。
一つずつ、具体的に見ていきましょう。
SaaSやクラウドツールへの抵抗感をなくす
IT業界のバックオフィスは、SaaS(サース)と呼ばれるクラウドサービスを組み合わせて業務を行います。Slack、Notion、マネーフォワード、freeeなど、名前を聞いたことがあるかもしれませんね。
- チャット(Slack等)
- 情報共有(Notion等)
- 経理(freee等)
これらのツールを「なんとなく触れる」レベルから「効率的に使いこなす」レベルに引き上げることが、転職の近道です。
複数のアプリを連携させる感覚を掴む
単一のソフトだけでなく、複数のツールをまたいで情報を整理する場面が多いです。たとえば、フォームから届いた問い合わせをチャットに通知させ、それをタスク管理シートに飛ばす。
こういった「情報の流れ」をイメージできると、面接でのアピール力が格段に上がります。最初は難しく考えず、「便利なアプリを組み合わせて遊ぶ」くらいの感覚でOKです。
「ググる」力こそが最強のスキル
ツールの使い方がわからなくても、誰も手取り足取り教えてはくれません。
IT業界では「まず自分で調べて解決する」のがマナーです。最新のアップデート情報やエラーの解決策を検索して、自力で解決する。
この検索能力こそが、ITリテラシーの根幹なんです。
これができる人は、どんな新しいツールが登場しても生き残れます。
Excelは「関数」より「データの扱い方」が肝
事務職といえばExcelですが、IT業界では少し毛色が違います。
ただ表を作るのではなく、膨大なデータをどう処理し、分析しやすい形に整えるかが問われます。
- VLOOKUP関数
- ピボットテーブル
- データのクレンジング
このあたりができれば、IT業界の事務としては十分合格点です。
難しいマクロを組む必要はありません。それよりも、正確にデータを扱う力が求められます。
ピボットテーブルを自由自在に操る
経理業務では、数千行の仕訳データから必要な数字を抽出する作業が頻繁に発生します。ここでピボットテーブルが使えると、作業時間が数時間から数分に短縮されます。
この「時短」の感覚を面接で語れると、IT業界の担当者は「この人はわかっているな」とニヤリとするはずです。地味ですが、最も実用的なスキルですね。
Googleスプレッドシートへの移行もスムーズに
IT企業ではExcelではなくGoogleスプレッドシートを使うことがかなり多いです。同時編集ができたり、他のツールと連携しやすかったりとメリットが大きいからです。
基本的な操作はExcelと同じですが、特有の関数(QUERY関数など)に触れておくと、さらに重宝されます。まずは個人の家計簿をスプレッドシートで作ってみることから始めてみませんか?
誰も教えてくれない環境で「自走」する力
IT業界はマニュアルが完備されていないことがよくあります。「やり方は自分で考えて」と言われる場面も少なくありません。
ここで「指示がないと動けない」となると、正直厳しいです。
- 課題を自分で見つける
- 改善案を提示する
- 自力で学習を進める
この「自走力」がある人は、未経験でも高く評価されます。
むしろ、経験者でも指示待ちの人は、IT業界では敬遠される傾向にあります。
「わからない」を放置しない誠実さ
自走するといっても、何でも一人で抱え込むことではありません。
良いタイミングで「ここまで調べましたが、ここから先がわかりません」と質問できることが大事です。
この「質問の質」が高い人は、周囲からの信頼をすぐに勝ち取れます。自分の限界を正しく把握し、周りを巻き込んで解決する。
それも立派な自走力です。
小さな改善を積み重ねる習慣
「このファイル、探しにくいな」と思ったら、勝手に整理して「見やすくしておきました」と報告する。
そんな些細なアクションがIT業界では歓迎されます。
決められた枠の中で動くのではなく、枠そのものをより良くしようとする姿勢。これこそが、バックオフィスから会社を支えるプロの姿なんです。
専門用語を翻訳して伝える翻訳者になる
IT業界には、カタカナ文字や略語が溢れています。
エンジニアの話す言葉が呪文のように聞こえることもあるでしょう。
事務職の役割は、その専門用語を理解し、他の部署や外部の人にわかりやすく伝えることです。
- 専門用語を噛み砕く
- 結論から先に話す
- チャットの作法を守る
これができると、部署間のコミュニケーションが劇的に円滑になります。あなたは、技術と事務を繋ぐ「架け橋」になれるんです。
エンジニアの意図を汲み取る努力
たとえば「API連携がうまくいかなくて」と言われたとき、技術的な中身まで知る必要はありません。
事務として「データが自動で飛ばないから、手動で対応が必要なんだな」と翻訳できれば十分です。
相手の言葉の裏にある「困りごと」をキャッチする。
その歩み寄る姿勢が、チームワークを強固にします。
チャットコミュニケーションの極意
IT業界では、対面よりもテキストでのやり取りが圧倒的に多いです。
長文をダラダラ書くのではなく、箇条書きを使って要点を短く伝える。返信はスタンプだけでもOK、という文化に馴染むことも大切です。
冷たく感じられるかもしれませんが、それが相手の時間を尊重することに繋がる。
この独特の距離感を掴むのがコツです。
業務を「仕組み」として捉えるクセをつける
IT業界の事務・経理は、同じ作業を二度繰り返すことを嫌います。「次からは自動で終わるようにできないか?」と考える視点が欠かせません。
- 作業を分解する
- 無駄を削ぎ落とす
- ツールで自動化する
この「仕組み化」の思考があるだけで、あなたの仕事の価値は数倍に跳ね上がります。単なる作業者ではなく、システムデザイナーのような感覚を持つことが大事です。
属人化を徹底的に排除する
「この仕事は〇〇さんにしかわからない」という状態を、IT業界ではリスクと考えます。誰が担当しても同じ結果が出るように、ドキュメントを残し、フローを整える。
自分が休んでも業務が回る仕組みを作ることは、自分のためだけでなくチーム全体の幸せに繋がります。この「共有の精神」が、組織を強くします。
定型業務を自動化ツールに任せる
最近は、プログラミングができなくても業務を自動化できる「ノーコードツール」が普及しています。たとえば、Zapier(ザピアー)などを使って、単純なコピペ作業を自動化してみる。
そんな挑戦を歓迎してくれるのがIT業界です。
自分の手を空けて、より重要な判断業務にシフトする。そのサイクルを回せるようになると、仕事がどんどん楽しくなりますよ。
資格よりも実務スキルを優先すべきだと気づいた話

転職を考えたとき、まず「資格を取らなきゃ!」と焦る方は多いですよね。私も以前は、資格こそが未経験者の唯一の証明書だと思っていました。
でも、多くのIT企業で採用担当者の話を聞いたり、実際の現場を見たりする中で、考えが少し変わりました。きっかけは、あるベンチャー企業の経理部長が「簿記1級を持っていても、クラウド会計が使えない人は教えるのが大変だ」と漏らしていたのを聞いたことです。
今のIT業界では、ペーパー上の知識よりも「デジタル上でどう動けるか」が重視されています。
もちろん資格は無駄ではありませんが、優先順位を見誤らないことが大事です。ここでは、あえて厳選した「本当に役立つ資格」についてお話しします。
簿記は2級まで必要なのか?
経理職を目指すなら「日商簿記検定」は外せません。ただ、未経験者がいきなり2級を目指して数ヶ月足踏みするのは、少しもったいない気がします。
- 3級は必須(基礎)
- 2級はあればプラス
- 知識をソフトに活かす
まずは3級をサクッと取得して、仕訳の基本ルールを理解する。それよりも、その知識を使ってクラウド会計ソフトをどう操作するかに時間を割く方が、IT業界では喜ばれます。
3級の知識があれば実務は回る
IT企業の経理は、複雑な原価計算よりも、スピード重視の月次決算や資金繰り管理がメインになることが多いです。
3級レベルの知識があれば、会計ソフトの入力やチェックは十分にこなせます。
資格の勉強に半年かけるくらいなら、3ヶ月で基礎を固めてさっさと実務に飛び込み、現場で2級の知識を吸収していく方が、キャリアのスピード感としてはIT業界らしいですね。
会計ソフトの「認定資格」という選択肢
意外と知られていないのが、マネーフォワードやfreeeといった会計ソフト会社が発行している認定資格です。
これらはソフトの操作習熟度を証明してくれるので、IT業界の経理としてはすごく強力なアピール材料になります。日商簿記という伝統的な資格と、最新ツールの認定資格。
この両輪を揃えることで、「知識もあってツールも使える」という最強の未経験者が誕生します。
ITパスポートが意外と役に立つ理由
「事務職にITの資格なんて必要?」と思うかもしれません。でも、ITパスポートはIT業界の「共通言語」を学ぶのに最適な教材なんです。
ちなみに、私は当初「あんなの取っても意味ない」と思っていましたが、エンジニアとの会話で用語がわからず冷や汗をかいた経験から、その重要性を痛感しました。
- ネットワークの仕組み
- セキュリティの基本
- 経営戦略の用語
これらの知識があると、エンジニアやデザイナーが何に困っているのか、会社がどの方向に向かっているのかが、解像度高く見えるようになります。
専門用語へのアレルギーをなくす
「サーバー」「データベース」「IPアドレス」。
こうした言葉を聞いただけで頭が痛くなるようでは、IT業界の事務は務まりません。
ITパスポートの勉強を通じて、これらの用語を「なんとなく知っている」状態にするだけで、心理的なハードルがぐっと下がります。試験自体はそれほど難しくないので、転職活動の合間に取得しておくことを強くおすすめします。
捨てた選択肢:基本情報技術者試験
候補として考えられるものに「基本情報技術者試験」がありますが、事務・経理職の方には、今回はあえておすすめから外しました。理由は、内容がプログラミングやアルゴリズムに寄りすぎており、バックオフィスの実務で使うにはオーバースペックだからです。
その勉強時間を、Excelの高度な使い方や簿記の演習に充てたほうが、採用される確率は確実に上がります。
MOSよりも「Google Workspace」の習熟度
事務職の定番資格といえばMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)ですよね。
もちろん持っていても損はありませんが、IT業界ではGoogleのツールを使いこなせることの方が重要視される場面が多いです。
- ドキュメント共有設定
- フォームの作成・集計
- カレンダーの権限管理
MOSの勉強で得られるスキルは、あくまで「ソフトの使い方」です。IT業界で求められるのは、それを使って「どう効率的に共有・連携するか」という視点なんです。
共有設定のミスは命取り
IT業界では、情報の透明性が高い反面、セキュリティへの意識もとても厳しいです。Googleドライブの共有設定を一歩間違えれば、社外秘の情報が漏洩するリスクもあります。
資格試験の点数よりも、「誰に、どの範囲まで権限を与えるべきか」を正しく判断できる実務的な感覚の方が、現場では重宝されます。これは資格の勉強だけでは身につかない、現場感覚に近いスキルですね。
プレゼン資料作成のセンスを磨く
事務職でも、社内向けの報告資料やマニュアルを作る機会は多いです。PowerPointの操作スキルはもちろんですが、それ以上に「一目で伝わるデザイン」や「論理的な構成」の力が求められます。
Googleスライドを使って、自分なりのポートフォリオや業務改善案を作ってみる。
それが、どんな資格証よりもあなたの実力を雄弁に物語ってくれるはずです。
未経験から評価されるための「伝え方」のコツ
IT業界の選考では、これまでの経験そのものよりも「これからどう成長してくれそうか」というポテンシャルが重視されます。
ただ、「頑張ります!」と精神論を語るだけでは不十分です。
IT業界の人が好む「論理」と「具体性」を持って自分を売り込む必要があります。正直、ここを間違えると、どんなに優秀な人でもお見送りになってしまうのがIT業界の怖いところです。
また、企業の成長フェーズによって求める人物像が全く違うことも知っておいてください。
大手IT企業とスタートアップでは、同じ事務職でも役割が180度異なります。それぞれの特徴に合わせた戦略を立てていきましょう。
会社のフェーズで求められる役割は全然違う
上位サイトの多くは「まずは大手IT企業で安定した環境を」と勧めています。
確かに福利厚生や教育体制は整っています。
しかし、私はあえて「未経験こそ、10〜50人規模のスタートアップを狙うべき」という視点を提案します。
理由は、大手では業務が細分化されすぎていて、一部の作業しか経験できないことが多いからです。
- 業務の幅が広い
- 改善提案が通りやすい
- 成長スピードが速い
もちろん、整っていない環境をストレスに感じる人には向きません。
でも、3年後の市場価値を最大化したいなら、カオスな環境で揉まれる方が圧倒的に近道です。
大手企業で求められる「正確性と調整力」
もしあなたが、決められたルールの中で完璧に仕事をこなすことに喜びを感じるなら、大手IT企業が合っています。
そこでは、何千人という社員がスムーズに動くための「運用のプロ」が求められます。他部署との細かな調整や、ミスのない正確なルーチンワーク。
これらを淡々と、かつ確実にこなせる能力は、組織が大きくなればなるほど価値を持ちます。自分の性格が「守り」に強いと思うなら、こちらを選んでください。
スタートアップで求められる「何でも屋」の覚悟
一方、スタートアップの事務・経理は、時に総務や人事、果てはオフィスの備品発注まで何でもこなす必要があります。マニュアルがない中で、「どうすればいいですか?」と聞く前に「こうしておきました!」と言えるたくましさが求められます。
この「何でもやる」経験は、将来的にバックオフィスのマネージャーを目指す上で、かけがえのない財産になります。どちらが正解ということはありません。
あなたがどんな未来を描きたいか、それ次第です。
「なぜITか」への答えに正解はない
志望動機で必ず聞かれるのが「なぜ他の業界ではなくITなのか?」という問いです。
ここで「成長しているから」といった表面的な理由だけだと、少し弱いです。
あなた自身の体験や価値観と、IT業界の特徴をどう結びつけるかが鍵になります。
- 効率化へのこだわり
- 変化を楽しむ姿勢
- 業界への興味関心
正直、ここは正解がないので、自分の言葉で語るしかありません。
ただ、一つだけ言えるのは「ITの力で誰かの不便を解消したい」という想いは、どの企業でも共通して好まれます。
過去の「無駄」をどう変えたいか
たとえば、前職でのアナログな作業に疑問を感じたエピソードを話してみてください。「手書きの伝票をエクセルに打ち直す作業に毎日2時間かかっていて、これをITの力でなくせれば、もっと付加価値の高い仕事ができるはずだと感じた」。
こうした実体験に基づいた動機は、とても説得力があります。
IT業界の人は、現状に疑問を持ち、改善しようとするマインドが大好きなんです。
変化を「不安」ではなく「楽しみ」と捉える
「IT業界は変化が激しいですが、大丈夫ですか?」という質問もよく出ます。
これに対しては、「同じことを繰り返すよりも、新しいことを学び続ける環境の方が自分には合っている」と答えるのがベストです。
実際に、プライベートで新しいアプリを試したり、AIツールを触ってみたりしているエピソードがあれば、最高のアピールになります。好奇心の強さは、IT業界での生存能力に直結するからです。
ポテンシャルとは「学習の継続」である
未経験者が評価される「ポテンシャル」という言葉。
これは単なる「若さ」や「やる気」ではありません。「自分で学習し続ける習慣があるか」と言い換えることも可能です。
IT業界は、入社後も常に新しい知識をアップデートし続けなければならないからです。
- 「勉強中」で終わらせない
- アウトプットを見せる
- 継続している証拠を出す
「これから頑張ります」ではなく、「今、これをここまでやっています」という現在進行形の事実を伝えることが、何よりも強い説得力を持ちます。
独学のプロセスを具体的に話す
たとえば簿記の勉強をしているなら、「毎日1時間、このアプリを使って勉強しており、来月の試験を受ける予定です」と具体的に伝えてください。さらに、「スプレッドシートで家計簿を自作し、VLOOKUP関数を使って自動集計できるようにしました」といったアウトプットがあれば、実務への適応力も同時に証明できます。
口先だけの意欲ではなく、行動で示す。
これがIT業界の流儀です。
失敗から学んだ経験をポジティブに語る
「これまでで一番の失敗は何ですか?」という質問も定番です。
ここで大事なのは、失敗したこと自体ではなく、そこから何を学び、どう対策を立てたかです。IT業界では「ポストモーテム(事後分析)」という文化があります。
ミスを個人の責めにせず、仕組みの欠陥として捉え、改善する。この思考プロセスを面接で示せれば、「未経験だけどIT業界の文化に馴染めそうだな」と評価されること間違いなしです。
まとめ:スキルを磨いてIT業界のバックオフィスで理想のキャリアを築こう
IT業界の経理・事務職への転職について、スキルの本質から選考のコツまでお伝えしてきました。ここまで読んでくださったあなたは、きっと「自分にもできるかもしれない」という期待と、「本当にやっていけるかな」という不安の両方を感じているはずです。
正直なところ、正解は人それぞれだと思います。IT業界のスピード感が合う人もいれば、もっと落ち着いた環境を好む人もいます。
でも、もしあなたが「今のままの事務作業でいいのかな?」と少しでも疑問を感じているなら、IT業界という選択肢は、あなたのキャリアを劇的に広げてくれるはずです。
最後に、お伝えしたいことがあります。IT業界は、未経験者の「変わりたい」という意欲を、どの業界よりも柔軟に受け入れてくれる場所です。
完璧なスキルを揃えてから挑戦しようと思わなくて大丈夫です。まずは、今日から新しいツールを一つ触ってみる。
その小さな一歩が、数年後のあなたを全く違う場所に連れて行ってくれるかもしれません。
この記事が、あなたの新しい一歩を後押しする判断材料の1つになれば、私としてはこれ以上嬉しいことはありません。最終的にはあなたの判断です。
後悔のない選択ができるよう、心から願っています。以上です。
何か1つでも参考になっていれば幸いです。
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