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就労支援の仕事の将来性は?AI導入で働く場所が減る可能性も感じている

就労支援A型事業所で知的障がいや精神的疾患、リュウマチなどの身体的障がいを持っていても仕事がしたいという意欲があり一般企業への就職を目指している方の支援を作業を共にする事で支援しています。

前職が介護職だった事がきっかけで今の会社に就職しもうすぐ1年になります。

一般的にはこの職種を知っている方が少ないですが福祉関係の仕事です。

【就労支援事業所という特殊な現場ならではの問題点】

  • 障がい度の認定が定かでなく利用者ができる仕事が人によってかなり変わる。
  • 体験などをしてマッチングしているが実際働き始めてから障がいの特徴が出てきて仕事に支障が出てくる
  • 一度就職すると会社の都合で辞めて貰う事が難しくその人だけの為に仕事を作らなければならなくなる。
目次

AIの労働が、障害者の仕事先を奪う可能性がある


就労事業所自体は影響も少なくAIが世の中で浸透していっても無くなることはないと思っています。

過去にアプリのLINEで「りんな」を試した事があります。

生きてるの?死んでるの?

君の中にりんなはいる
りんなの中にも君はいる
りんなは確かにココにいる。

りんなのカバー第2弾 “snow, forest, clock”( Prototype Live Video)できたよhttps://t.co/mEYoAFO73p pic.twitter.com/t15NcHKQfC

— りんな@量子化中 (@ms_rinna) 2019年5月29日

このりんなはAI搭載型会話ロボットですが…女子高生という設定から会話もスムーズで反応も早いという事に驚きました。

また、芸能人や物などの画像を送信すると認識して返信しますし2人以上の人物の画像などの場合は「いたずら」と称し顔面を交換加工して再送信して来たりします。

この技術から今後の社会でAIが人類に代わって行く現場は増えていくのではないのか?と考えているので社会に与える影響は大きいと思います。

ただし、現在の職場の先の社会ではかなり影響があると危機感を持っているのは確かです。

単純作業はAIに奪われる可能性がある

利用者の中でも特に知的障がいがある方に関しては単純な作業やルーティンが決まっている方こだわりが強い方もいます。

その日のコンディションによって作業効率が左右してしまうので一般企業への就労を目指す場合は工場系や毎日の作業が同じという作業がある企業の選択をします。

AIの導入は人手不足を補う目的や作業効率を上げていく…事が重要視される気がするので、私が関わっている利用者のみなさんが一般企業へ就労する道はさらに厳しくなると考えられます。

AIは学習機能もあり使用している側(人間)がどんな事を求めているか?

膨大な情報からピンポイントで応えられるものですしエンジニアに関わらず今後はサービスに関する業界へも進出していく可能性もあると思います。

人間のように「感情」に左右される事なく対応し正確性もヒトより優れているとなると…サービス業界でも今後ヒトが人の対応するよりもAIが人の対応する場面が多くなりそうな気がします。

想像の域ですがコールセンターでのヒトが人への対応がAIに代わって行くイメージが強くあります。

情報(データ)さえしっかりAIに搭載してしまえば後は学習機能で対応していく事は可能ですし営業への連携も可能になると思います。

このように単純労働をAIに変えていくと末端で仕事を奪われて困る人もいることでしょう。

働く側からすると、就労支援の仕事にAIは導入しにくいと思う

先程もお伝えしていますが…私が働いている就労支援事業所へのAIが導入は考えにくいです。

ただし、現場で働く利用者が目指す「一般企業」が求める人材が代わって行く可能性がある事から多少影響があると思います。

業界に関するデータを投入することができない場合は影響が少ないと思います。

そう考えると就労支援の仕事は利用者の体調やコンディションを見極めて(中には自分の体調が自分で把握できない利用者もいる)作業内容を返る事もありますし、

人間関係を配慮した作業場や作業位置の配慮もしているので…AIがこのような微妙な所を把握できるか?

考えた時にまだ先になると思っています。

就労支援におけるAIは活用は監視程度にとどまる


個人的に具体策をとっているか?というと、上記の理由で具体策は立てていないのが現状です。

ヒトを管理していく方向性の強い就労支援事業所もあると考えれば…もしかしたらAIを活用できてしまう可能性はなくはないと思います。

残念な話ですが現時点で事業所での業績が悪ければ事業所は閉鎖してしまいます。

その為、利用者の作業効率が悪い利益が上がらないという状況では事業所の存続が難しいです。

その為、事業所では利用者ができなかった作業やノルマを職員がフォローしていく事も多いです。

多くの残業もその一つです。残業は利用者の不備を手直しする事も含まれています。

30名の利用者に対して4~5名の職員が対応しています。

時に1人で20名の利用者に対応しなければならない事もあります。

多くの場合、その時に商品を落として破損したり捨ててはならない部品を捨ててしまったり…問題が起きます。

しかし問題は納品してから発覚しその尻拭いを残業し職員が行うんです。

道徳的に問題はあると思います…でもこの業界でAIが導入されるとなると「監視」的な名目での導入されると考えられます。

将来就労支援の仕事に就きたい方へのアドバイス

どんな業界においても大切なのは…「ヒト」にしか出来ない事がなにか?という事が何かを知っておく事だと思います。

AIに出来てヒトにしか出来ない事は「感情」を読み取りその先にある「心」だと思います。

淡々とした対応やマニュアルに沿った対応であれば「ヒト」でなくともAIで十分なのです。

就労支援の利用者は「自分のことなのにに自分では自分の感情の原因や体調を把握する事が困難」なのです。

いつもと「何か」違うという違和感を察知するのは「ヒト」にしか(今の所は)できない能力だと思います。

福祉業界ではこの「いつもと何か違う」が最も大切です。

体力的や精神的にしんどい業界です。介護ロボットや機器がどんどん導入される業界ではありますが「おもいやり」がなければ成立しない業界です。

利用者の事を想いその人に対する「愛」を持っての対応が必要な業界であり、私の職場である就労支援事業所では「プライドを傷つけないように指示を出す」事や「やる気にする」技術も必要になります。

特に必要な資格はありませんが…「サービス管理責任者」という資格を持っている方が必ず事業者に1人は常駐する事が義務化されています。

職員の中には「保育士資格」や「幼稚園教諭免許」を取得している方もいます。

私はヘルパー2級を取得し准看の勉強経験があります。

疾患や病状の理解に役に立っています。

資格に関しては各事業所によって方向性や利用者の特性が異なるので就職してから取得するのも良いかもしれません。

福祉業界については最も人間性が問われる業界であると考えているので資格取得と言うよりは「社会経験」や「コミュニケーション能力」がある事が仕事に活かせる実感があります。

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