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IT業界SES(客先常駐)のメリットデメリットとは?転職前に知っておきたい5つの真実

IT業界への転職を考えたとき、必ずと言っていいほど耳にするのが「SES(客先常駐)」という言葉ですよね。ネットで調べると「やめとけ」「ブラックだ」なんて過激な言葉も目に入りますし、正直不安になっている方も多いんじゃないでしょうか。

でも、実は多くのエンジニアがSESからキャリアをスタートさせているのも事実なんです。この記事では、SESの仕組みから現場のリアル、そして後悔しないための企業選びまで、私の視点で正直に整理しました。

私は”現場のリアルとキャリア形成”の視点でまとめます。


目次

SES(客先常駐)とは?IT業界の中の基本的な仕組みと派遣との違い

まずは、SESという言葉の正体をはっきりさせておきましょう。SESは「System Engineering Service」の略で、エンジニアの技術力を伝える契約のことです。

簡単に言うと、あなたの所属は「A社」だけど、実際に働く場所は「B社(客先)」になる働き方ですね。これ、初めて聞く人には少し不思議な感覚かもしれません。

でも、IT業界ではごく一般的な仕組みなんです。まずは、なぜこの形が主流なのか、派遣とは何が違うのかを見ていきましょう。

IT業界でSESという働き方が主流となっている理由

IT業界でSESがこれほどまでに広がっているのは、企業側にとって「必要なときに、必要なスキルを持つ人を呼びたい」というニーズがあるからです。システム開発には波があります。

忙しい時期もあれば、落ち着く時期もある。自社で全員を雇い続けるのはリスクが高いんですよね。

だからこそ、SESという柔軟な仕組みが重宝されているんです。

  • 開発の波に対応
  • 採用コスト削減
  • 専門スキルの補完

この3つのニーズが合致しているからこそ、SES企業は増え続けています。エンジニア側にとっても、一つの会社にいながら多くの現場を見られるのは、他にはない特徴ですね。

開発プロジェクトの「期間限定」という性質

例えば、新しいスマホアプリを作るとき。開発のピーク時には50人のエンジニアが必要でも、完成して運用フェーズに入れば5人で十分、なんてことがよくあります。

残りの45人をずっと自社で抱えるのは、経営的にかなり厳しい。そこで、プロジェクトの期間だけSESで人を集めるという判断になります。

これ、合理的だと思いませんか?

企業が「教育コスト」を抑えたいという本音

自社でゼロからエンジニアを育てるには、膨大なお金と時間がかかります。特に中小企業やスタートアップにとって、それは死活問題。

であれば、すでに一定のスキルを持った人をSESで呼ぶほうが、手っ取り早くプロジェクトを動かせるんです。エンジニアを「資産」ではなく「リソース」として捉える側面があるのは、否定できない事実ですね。

「客先常駐」と「一般派遣・請負契約」の決定的な違い

ここでよく混同されるのが「派遣」や「請負」との違いです。見た目は同じ「他人の会社で働く」ことですが、法律上のルールが全然違います。

ここを勘違いしていると、現場でトラブルに巻き込まれたときに自分の身を守れません。一番の違いは「誰があなたに命令を出すか」という点にあります。

  • SESは準委任
  • 派遣は指揮命令
  • 請負は完成責任

この違いを理解しておくことは、エンジニアとしての身を守るために必須です。特にSES(準委任)では、客先から直接指示を受けてはいけないというルールがあります。

準委任契約という「グレー」になりやすい境界線

SESの多くは「準委任契約」です。これは「完成」を約束するのではなく「業務を遂行すること」に対して対価が支払われます。

そして、あなたへの指示出しは自社の上司が行うのがルール。でも、現実の現場では、客先の人から「これやっといて」と言われることが普通にあります。

これ、実は「偽装請負」という法律違反になる可能性があるんです。現場の空気感に流されすぎないよう注意が必要ですね。

派遣契約との「責任の重さ」の差

一般派遣の場合、客先の担当者があなたに直接指示を出せます。これは法律で認められているからです。

一方、SESはあくまで「自社のチーム」として客先に乗り込む形。だから、責任の所在が自社にあります。

派遣の方が気楽に見えるかもしれませんが、SESの方が「自社の看板」を背負っている分、チームでの助け合いが期待できる場合も多いんです。

契約形態によって異なるエンジニアの立場と役割

自分がどの立場で現場にいるのかを把握していないと、無理な残業を押し付けられたり、責任外の仕事を振られたりしてしまいます。SESエンジニアは、あくまで「技術の提供者」であって、客先の「便利屋」ではありません。

自分の役割を明確に線引きすることが、長く働き続けるコツなんです。

  • 外部の専門家
  • 自社の代表者
  • 期間限定の助っ人

自分のポジションを客観的に見ることで、過度なプレッシャーから解放されます。あくまで契約に基づいたプロフェッショナルとして振る舞えばOKです。

プロジェクト内での「外様」という感覚

客先のプロパー(正社員)の人たちと同じデスクで働いていても、やはりどこかに壁はあります。会社の重要な会議には呼ばれなかったり、社内イベントには参加できなかったり。

これを「寂しい」と感じるか「面倒な社内政治に巻き込まれなくてラッキー」と感じるか。ここがSESに向いているかどうかの分かれ道になりますね。

成果物の所有権と責任の範囲

あなたが書いたコードの所有権は、基本的には客先にあります。また、もしシステムにバグが見つかったとき、請負契約なら「無償で直せ」と言われますが、SES(準委任)なら「修正作業の時間も稼働時間」として認められるのが一般的です。

この「責任の範囲」が明確であることは、エンジニアにとって精神的なセーフティネットになるんです。

IT業界SES(客先常駐)で働くメリット

ネットでは叩かれがちなSESですが、私はこの読者には、まず「キャリアの初期段階」としてSESを使いこなすことをおすすめします。理由は、圧倒的なスピードで「現場感」を養えるからです。

自社開発企業に入るのが難しい未経験者にとって、SESはIT業界への入り口としてかなり優秀なルートなんです。もちろん、会社選びを間違えなければ、の話ですが。

多様な現場を経験することで幅広いスキル・人脈が得られる

SESの最大の武器は、数ヶ月から数年単位で現場が変わることです。一つの会社にずっといると、その会社の「当たり前」しか知ることができません。

でもSESなら、A社ではJava、B社ではPythonといった具合に、環境を強制的に変えられます。これ、実はすごいことなんです。

  • 多彩な開発言語
  • 異なる開発手法
  • 業界ごとのドメイン知識

現場が変わるたびに新しい知識が入ってくるので、飽き性の人には向いているかもしれません。数年後には、どんな現場でも通用する「汎用性の高いエンジニア」になれる可能性があります。

開発の「お作法」をいくつも知る強み

コードの書き方一つとっても、現場によってルールはバラバラです。「この書き方はあっちの現場ではNGだったけど、ここでは推奨されるんだ」という経験の積み重ねが、あなたの引き出しを増やします。

どんな環境でもすぐに適応できる能力は、エンジニアとしてすごく高い市場価値になります。いわゆる「現場に強い人」になれるんです。

現場ごとに広がる「エンジニアの輪」

客先には、他のSES企業から来ているエンジニアもたくさんいます。現場が変わっても、以前一緒に働いた人とSNSで繋がっていたり、勉強会で再会したりすることも珍しくありません。

この人脈が、将来フリーランスになったり、転職したりするときに大きな助けになります。IT業界は意外と狭いので、この繋がりは一生の財産になりますよ。

大手企業のプロジェクトや最新技術に触れるチャンスがある

本来なら、倍率が何百倍もあるような超大手企業。その開発現場に、SESという立場ならスッと入れることがあります。

大手ならではの数千万人規模が使うシステムの裏側を見られるのは、エンジニアとしてワクワクしませんか?自社開発企業ではなかなか経験できない、巨大なインフラや最新のセキュリティ対策に触れるチャンスが転がっています。

  • 大規模トラフィック
  • 厳格な品質管理
  • 潤沢な開発予算

こうした環境で揉まれることで、プロフェッショナルとしての基準が上がります。一度「当たり前」のレベルが高まれば、その後のキャリアがぐっと楽になります。

誰もが知るサービスを「自分が作った」と言える喜び

例えば、あなたが普段使っている銀行のアプリや、コンビニのレジシステム。その一部に自分が関わっているというのは、大きなやりがいです。

家族や友人に「あれ、俺が作ったんだよ」と言える。たとえ下請けの立場であっても、社会を支えている実感は、日々のモチベーションを支えてくれます。

これ、意外と大事なポイントです。

最新ツールやフレームワークの導入ハードルが低い

資金力のある大手プロジェクトでは、効率化のために最新の有料ツールやクラウドサービスを積極的に導入することがあります。個人では手が出せないような高額な環境を、仕事として使い倒せる。

これこそSESの醍醐味です。最新技術を現場で学びながら、給料までもらえる。

ある意味、最強の勉強環境だと思いませんか?

未経験からでもITエンジニアとしてのキャリアをスタートしやすい

自社開発企業は、即戦力を求める傾向が強いです。一方、SES企業は「ポテンシャル採用」を積極的に行っています。

研修制度が整っている会社を選べば、1〜2ヶ月の勉強期間を経て現場デビュー、という流れが一般的です。まずは業界に潜り込む。

そのためのチケットとして、SESはすごく有効です。

  • 充実した社内研修
  • チームでの参画
  • 難易度別の案件保有

まずは簡単なテスト作業や運用保守から始め、徐々に開発へとステップアップしていく。この「段階的な成長」ができるのは、多種多様な案件を持つSESならではの強みですね。

「まずは現場に入る」という最大の壁を突破する

ITエンジニアにとって、最初の「実務経験1年」を作るのが最も大変です。SES企業は、その1年を確実に作らせてくれる場所。

独学で何年も迷走するより、まずはSESに入って現場の空気を吸ったほうが、成長スピードは10倍早いです。実務経験さえあれば、その後のキャリアの選択肢は一気に広がりますから。

先輩エンジニアとセットで配属される安心感

優良なSES企業なら、未経験者を一人で現場に放り出すことはしません。必ず自社の先輩がいるチームに配属してくれます。

わからないことがあれば、客先の人ではなく、まずは自社の先輩に聞ける。この安心感があるからこそ、未経験でも一歩を踏み出せるんです。

一人じゃない、というのは精神的に大きな支えになりますよね。

サービス残業が発生しにくく、ワークライフバランスを確保しやすい

これ、意外に思われるかもしれませんが、SESは残業代がしっかり出るケースが多いんです。なぜなら、あなたの残業時間はそのまま「自社から客先への請求額」に直結するから。

サービス残業をさせると、自社が損をすることになるんです。だから、会社側も「残業はほどほどにね」と管理してくれる傾向があります。

  • 契約による時間管理
  • 客先のコンプラ意識
  • 36協定の厳守

客先としても、外部の人間を長時間働かせるのはリスクです。結果として、自社開発企業のエンジニアよりも定時で帰りやすい、なんて逆転現象もよく起こります。

「稼働時間の精算」という明確なルール

SESの契約には「140時間〜180時間」といった精算枠があります。この枠を超えると客先は追加料金を払わなければならないし、下回ると自社の売り上げが減る。

この「数字」があるおかげで、無理な長時間労働は抑止されます。自分の時間がしっかり確保できるからこそ、空いた時間で副業をしたり、資格の勉強をしたりする余裕が生まれるんです。

面倒な社内会議や飲み会が少ない

自社にいないので、自社の細かい雑務や、強制参加の飲み会から物理的に距離を置けます。客先のイベントにも「外部の人だから」と断りやすい。

仕事が終わればさっと帰る。このドライな関係性は、プライベートを重視したい人にとっては大きなメリットです。

人間関係のストレスを最小限に抑えられる働き方なんですよね。

IT業界SES(客先常駐)で働くデメリットと懸念点

メリットがある一方で、SESには避けて通れない「影」の部分も存在します。ここを無視して入社を決めると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

特に「案件ガチャ」と呼ばれる運要素は、多くのエンジニアを悩ませる種。でも、ここで一つ別の視点を提案したいんです。

案件ガチャは、実はキャリア初期にはプラスに働くこともあります。なぜそう言えるのか、詳しく見ていきましょう。

現場が変わるたびに人間関係や職場環境を再構築するストレス

新しい現場に行くたびに、あなたは「新人」になります。挨拶回りから始まり、開発環境の設定、プロジェクト独自のルール把握。

そして何より、新しい人間関係の構築。これが数ヶ月おきにやってくるのは、人によってはかなりのストレスです。

人見知りの人や、一つの場所にじっくり腰を据えたい人には、かなり過酷な環境かもしれません。

  • 自己紹介の繰り返し
  • ツールの使い方習得
  • 暗黙のルールの把握

慣れた頃にまた次の現場へ。このサイクルを「新鮮」と捉えるか「疲弊」と捉えるか。

正直、ここが精神的なタフさを求められる部分です。

「常にアウェイ」という孤独感との戦い

客先のチームが仲良さそうにランチに行っている横で、自分は一人でコンビニ弁当を食べる。そんな場面も少なくありません。

仲間外れにされているわけではなく、単に「外部の人」だから。この疎外感に耐えられないと、精神的にきつくなってきます。

どこに行っても「自分はよそ者」という感覚は、常駐エンジニアの宿命とも言えますね。

通勤時間が現場によってコロコロ変わる

これ、地味ですがかなり効きます。これまでは電車で20分だったのが、次の現場は乗り換え3回で1時間半、なんてこともザラにあります。

引っ越しをして職場に近づけることもできません。生活リズムが現場の場所によって振り回されるのは、体力的にもきつい。

朝起きる時間が変わるだけで、自律神経をやられてしまう人もいるくらいです。

自分の意思で案件や開発言語を選べない「案件ガチャ」のリスク

SES業界で最も恐れられているのが「案件ガチャ」です。「最新のAI開発をやりたい!」と思って入社したのに、配属されたのは10年以上前の古いシステムの保守だった、なんて話はよくあります。

会社としてはエンジニアを遊ばせておくわけにいかないので、本人の希望よりも「今空いている案件」を優先せざるを得ない事情があるんです。

  • スキルが身につかない
  • 開発環境が古すぎる
  • 人間関係が最悪

こうした案件を引いてしまうと、キャリアが停滞してしまう不安に襲われます。でも、ここからが私の考えです。

条件次第では、ハズレに見える案件も別の選択肢になり得ます。

「ハズレ」が実は「チャンス」に変わる瞬間

例えば、技術的に学びが少ない現場。でも、そこが「定時で絶対に帰れる」現場だとしたらどうでしょう?現場での作業を淡々とこなし、浮いた時間で自分のやりたい言語をガッツリ自習する。

そうすれば、次の現場では希望の案件を勝ち取るためのスキルが身につきます。激務の「アタリ」現場より、実はキャリアアップの近道になることもあるんです。

要は、どう活用するか次第なんですよね。

案件を選べないストレスをどう解消するか

ずっと我慢し続ける必要はありません。優良なSES企業なら、一定期間(例えば1年など)頑張れば、次の案件の希望を聞いてくれる制度があります。

逆に、何年経っても「会社が決めた現場に黙って行け」というスタンスなら、そこは早めに脱出すべき場所。自分のキャリアを会社に丸投げしない、という覚悟が求められますね。

自社への帰属意識が薄れ、孤独感を感じやすい

1年のうち360日くらいは客先にいるわけですから、「自分の会社はどこだっけ?」という感覚になるのは当然です。自社の同僚とは月に一度の帰社日でしか顔を合わせない。

社長の顔すら忘れてしまう。そんな環境では、会社のために頑張ろうという気持ちはなかなか湧きません。

自分がただの「金稼ぎの道具」のように思えてくる瞬間、あるんですよね。

  • 自社のニュースが他人事
  • 評価基準が不透明
  • 相談相手がいない

この孤独感は、エンジニアの離職理由のトップクラスです。会社側がいかにフォロー体制を整えているかが、長く続けられるかどうかの鍵になります。

「評価されていない」という不安の正体

あなたのがんばりを一番近くで見ているのは客先の人です。でも、あなたに給料を払い、評価を下すのは自社の人。

自社の上司は、あなたの働きぶりを直接見ていないんです。この「評価のねじれ」が、モチベーションを削ぎます。

どれだけ客先で感謝されても、それが給料に反映されない。この虚しさは、SESエンジニア共通の悩みですね。

帰社日が「苦痛」になってしまう理由

月に一度の帰社日。久しぶりに自社に戻っても、知らない顔ばかり。

形だけの全体会議に参加させられ、その後は無理やりな飲み会。現場で疲れているのに、なぜわざわざ自社に行かなければならないのか。

そんな風に感じ始めたら、会社との心の距離はかなり離れてしまっています。帰属意識を強要されること自体が、ストレスになることもあるんです。

商流(二次請け・三次請け)によって給与や労働環境に格差がある

SES業界には「商流」というピラミッド構造があります。一番上が客先と直接契約する「元請け(一次請け)」。

その下が「二次請け」「三次請け」と続きます。下に行けば行くほど、中間マージンが抜かれるため、エンジニアの手元に残る給料は少なくなります。

それどころか、責任だけを押し付けられる「IT土方」のような状態になりやすいんです。

  • 給料が上がりにくい
  • 納期が厳しすぎる
  • 意思決定に参加できない

自分が今、ピラミッドのどこにいるのかを知ることは、生存戦略として極めて重要です。あまりに深い商流にいるなら、環境を変えることを考えたほうがいいかもしれません。

「中抜き」によって削られるモチベーション

あなたが月100万円の価値を生み出していても、商流が深いせいで自社に入ってくるのは60万円、あなたの給料は25万円……。そんな構造を知ってしまうと、やる気が失せるのは当然です。

自分の単価がいくらで、会社がいくら抜いているのか。これを知る権利はあなたにあります。

ブラックな会社ほど、この数字を隠したがる傾向にありますね。

下請けになればなるほど「断れない」立場に

商流の下位にいる会社は、上位会社からの無茶な要求を断れません。「明日までにこれやっといて」と言われれば、徹夜してでもやるしかない。

そんな歪みが、末端のエンジニアに集中します。労働環境の悪化は、個人の努力ではどうにもならない構造的な問題なんです。

だからこそ、入社前に「メインの商流」を確認しておくことが、自分を守ることに繋がります。

転職前に知っておきたい!SESの働き方に関する「5つの真実」

SESに対する不安を解消するためには、ネットの噂ではなく「真実」を知る必要があります。私も以前は「自社開発こそがエンジニアの正義だ」と信じて疑いませんでした。

でも、多くのエンジニアや経営者の話を聞くうちに、その考えは少しずつ変わっていきました。きっかけは、SESの「単価公開モデル」を採用している企業のデータを見たことです。

今は、条件さえ合えばSESはすごく合理的な選択肢だ、と考えています。

真実1:すべてのSESが「ブラック」なわけではない

「SES=ブラック」という極端な意見を信じすぎるのは危険です。確かに、劣悪な環境でエンジニアを使い潰す会社は存在します。

でも一方で、エンジニアのキャリアを第一に考え、残業管理を徹底し、高い還元率を実現している「優良なSES」も増えているんです。十把一絡げに否定してしまうと、せっかくのチャンスを逃すことになりますよ。

  • 平均残業時間が公開
  • 離職率が低い
  • 有給消化率が高い

こうした数字を堂々と出せる会社は、エンジニアを大切にしている証拠です。イメージだけで判断せず、事実を確認する癖をつけましょう。

それだけで、転職の成功率はぐんと上がります。

「ホワイト」の基準は人によって違う

定時で帰れることがホワイトだと思う人もいれば、バリバリ開発して稼げるのがホワイトだと思う人もいます。SESは案件が豊富なので、自分の「ホワイト」の定義に合った現場を選べる可能性があるんです。

自社開発だと、会社の方針に自分を合わせるしかありませんが、SESなら自分に合った環境を「探す」ことができる。これ、実は自由度が高いってことなんです。

真実2:スキルアップは「現場任せ」ではなく自学自習が必須

「現場に入れば自然とスキルが身につく」というのは大きな間違いです。現場で求められるのは、あくまで「そのプロジェクトを動かすための知識」だけ。

それだけでは、他の現場で通用するスキルは身につきません。SESで成功している人は、例外なく業務外で勉強しています。

会社は環境を提供してくれますが、成長のハンドルを握るのは自分自身なんです。

  • 毎日30分の技術学習
  • 資格試験への挑戦
  • アウトプット(ブログ等)

現場を「アウトプットの場」と捉え、家で「インプット」する。このサイクルを回せる人が、数年で一気に化けます。

逆に、現場の作業をこなすだけだと、10年経っても「使いやすい作業員」のまま終わってしまうかもしれません。

現場の技術が「古い」と感じたときの行動

もし現場の技術が古くても、嘆く必要はありません。そのシステムがなぜ今も動いているのか、設計の意図を読み解く力は、最新技術を学ぶのと同じくらい重要です。

その上で、家では最新のフレームワークを触っておく。そうすれば、次の案件面談で「今の現場はレガシーですが、個人ではモダンな環境をキャッチアップしています」と自信を持って言えますよね。

真実3:30代以降は「現場作業」以外の市場価値が求められる

20代のうちは、コードが書けるだけで重宝されます。でも、30代、40代になっても「指示された通りにコードを書く」だけだと、若くて安いエンジニアに取って代わられてしまいます。

SESという働き方を続けるにしても、その先を見据えたスキルを磨いておく必要があります。技術力に加えて、プラスアルファの武器が必要になるんです。

  • チームリーダー経験
  • 顧客との折衝能力
  • 特定分野の深い専門性

「この人がいればプロジェクトが円滑に進む」と思われる存在。そうなれば、年齢に関係なく、むしろ年齢を重ねるほど単価は上がっていきます。

現場作業員から、プロジェクトを成功に導くパートナーへと進化するイメージですね。

「マネジメントはやりたくない」という人へ

無理に管理職を目指す必要はありません。でも、SESという立場であっても「後輩の育成」や「技術選定のアドバイス」ができるようになると、単価は跳ね上がります。

技術を極める「スペシャリスト」の道を行くにしても、周囲に良い影響を与える能力は避けて通れません。それが、長くこの業界で生き残るための「大人のエンジニア」の嗜みなんです。

真実4:会社選びで「エンジニアの単価」を公開しているかは重要

ここが、私がSESへの考えを改めた一番のポイントです。ブラックなSESは、客先からいくらであなたを買っているかを隠します。

でも、優良なSESは「君の単価は月80万円。そのうち80%の64万円が君の原資(給料+社会保険料など)だよ」とオープンにします。

この透明性があるだけで、会社への信頼感は180度変わります。

  • 納得感のある給与体系
  • スキルアップの指標
  • 会社との対等な関係

自分の市場価値が数字でわかる。これほどモチベーションに繋がることはありません。

単価を上げるために何をすべきか、会社と相談しながらキャリアを作っていける。そんな会社を選んでください。

単価を知ることは、自分を「商品」として見る第一歩

「自分は月給30万円のサラリーマンだ」と思うのと、「自分は月80万円で契約されているプロフェッショナルだ」と思うのでは、仕事への姿勢が変わります。単価が上がれば、それは自分のスキルが市場に認められた証拠。

その喜びをダイレクトに給料で感じられるのが、高還元SESの最大の魅力です。不透明な評価制度にイライラするくらいなら、数字で語る会社の方がずっと健全ですよ。

真実5:客先常駐から自社開発・受託開発へのステップアップは可能

「一度SESに入ったら、一生客先常駐だ」なんてことはありません。むしろ、SESで多様な現場を経験したエンジニアは、自社開発企業からも高く評価されます。

なぜなら、彼らは「どんな環境でも、どんな人間関係でも結果を出せる」ことを証明しているからです。SESはゴールではなく、理想のキャリアへ向かうための「最強の修業期間」になり得るんです。

  • SESで3年実務経験
  • 難易度の高い案件の実績
  • 自社開発企業へ転職

実際に、私の周りでもSES出身の優秀なCTOやテックリードはたくさんいます。大事なのは「今何をしているか」ではなく、「次に行くために今の現場で何を盗むか」という視点ですね。

SES時代の経験が自社開発で活きる理由

自社開発企業は、技術選定や設計から自分たちで考えなければなりません。そのとき、SES時代に見てきた「他社の失敗例」や「優れた設計」の引き出しが爆発的な威力を発揮します。

「A社ではこうやって失敗していたから、うちはこうしよう」という判断ができる。これは、一つの会社しか知らないエンジニアには絶対にできない芸当です。

遠回りした経験は、決して無駄にはなりません。

後悔しないために!優良なSES企業を見極めるチェックポイント

さて、ここまで読んで「SESも悪くないかも」と思ったあなた。最後に、一番大事な「会社選び」の基準をお伝えします。

SESという働き方そのものが悪いのではなく、悪いのは「エンジニアを大事にしない会社」です。面接や求人票で、これから挙げるポイントを厳しくチェックしてください。

ここで妥協すると、せっかくのエンジニア人生が台無しになってしまいますから。

案件の選択権や「待機期間」の給与保証があるか

まず確認すべきは「案件を選べるか」です。完全に100%選べる会社は少ないですが、「NGを出せるか」「希望を考慮してくれるか」はとても重要です。

また、次の現場が決まるまでの「待機期間」に給料がカットされないかも必須条件。ここが保証されていない会社は、あなたを守る気がゼロだと思って間違いありません。

  • 案件選択制度の有無
  • 待機中も給与100%支給
  • 強制的な案件アサインなし

この3つが揃っていない会社は、正直おすすめできません。リスクをエンジニアに押し付けるような会社には、未来はありませんから。

「案件選択制度」の実態を深掘りする

面接で「案件は選べますか?」と聞くと、多くの会社は「はい、希望を考慮します」と答えます。でも、そこで引き下がってはいけません。

「具体的に、直近で希望が通らなかった事例はありますか?」「希望を通すために必要な条件はありますか?」と踏み込んで聞いてみてください。そこで言葉に詰まるようなら、その「考慮」は形だけかもしれませんよ。

評価制度が明確で、単価が給与に反映される仕組みか

先ほども触れましたが、単価と給与の連動性は最優先事項です。「がんばったら昇給します」という曖昧な言葉ではなく、「単価の〇〇%を還元します」という明確なルールがある会社を選んでください。

これがはっきりしていれば、現場でのがんばりが直接自分の財布に返ってくるので、モチベーションが全く違います。

  • 単価連動型の給与
  • スキル評価シートの公開
  • 定期的なフィードバック

自分がどうすれば給料が上がるのか、その地図が明確な会社。それこそが、プロフェッショナルとして働くにふさわしい場所です。

還元率の「罠」に騙されないで

「還元率80%!」と謳っていても、実はそこから社会保険料や会社の経費が引かれて、手取りは普通……なんてこともあります。大事なのは「還元率の定義」です。

何を含めての80%なのか。ここを恥ずかしがらずに聞けるかどうかが、運命の分かれ道になります。

誠実な会社なら、計算式を丁寧に教えてくれるはずです。

キャリアパスの相談に乗ってくれるフォロー体制があるか

あなたは現場で一人で戦います。でも、背後には頼れる存在が必要です。

キャリアコンサルタントや、経験豊富なメンターが定期的に面談してくれるか。現場での悩みを親身に聞いてくれるか。

この「伴走者」の有無が、エンジニアのメンタルとキャリアを左右します。放置されるのが一番怖いんです。

  • 月1回のキャリア面談
  • 技術学習の費用補助
  • 現場トラブルへの迅速対応

会社があなたの将来を一緒に考えてくれる。そんな安心感があれば、アウェイの現場でも堂々と戦えます。

会社は単なる「給料を払う場所」ではなく、あなたの「エージェント」であるべきなんです。

営業担当者との相性は生命線

SESでは、あなたを現場に送り出す「営業担当者」はかなり重要なパートナーです。彼らが技術を理解しているか、エンジニアをリスペクトしているか。

面接で営業担当者が出てきたら、よく観察してください。彼らの質が低いと、ブラックな現場に平気で放り込まれます。

営業とエンジニアが対等な関係にある会社。それが理想ですね。

面接で「具体的な主要取引先」と「商流」を確認する法

最後に、最も実践的なアドバイスです。面接で必ず「主要な取引先はどこか」「二次請け、三次請けの案件はどのくらいの割合か」を聞いてください。

曖昧にごまかす会社は危険です。一次請け(直取引)が多い会社ほど、給料も高く、現場での発言権も強い。

この「商流の浅さ」は、働きやすさに直結します。

  • 直取引の割合は?
  • 主なエンドユーザーは?
  • チーム参画の割合は?

これらの質問への回答で、その会社の「実力」が透けて見えます。ここで「フリーランスという選択肢」も候補に挙がりますが、未経験や若手のうちから商流の波に一人で立ち向かうのはリスクが高すぎるので、今回は優良なSESへの入社を優先して考えてみてください。

「大手企業との直接取引」という看板の重み

もしその会社が誰もが知る大手企業と直接契約を結んでいるなら、それはその会社が技術力や信頼性で認められている証拠です。そういう会社にいれば、あなたも「プロフェッショナルの集団の一員」として扱われます。

商流のピラミッドの上の方に陣取ること。これが、SESで幸せになるための鉄則です。

IT業界SES(客先常駐)のメリットデメリット、自分に合うかどうかの最終判断

ここまでSESの光と影を見てきましたが、いかがでしたか?正直、迷いが深まった方もいるかもしれませんね。でも、それでいいんです。

正解は人それぞれですから。ただ、この記事があなたの判断材料の1つになれば、それで十分です。

最後に、私が考える「SESに向いている人・いない人」の境界線を引いておきますね。

  • いろいろな現場を見たい
  • 自走して勉強できる
  • ドライな関係が楽

逆に、一つの場所で仲間と深く関わりたい、特定のプロダクトを愛着を持って育てたい、という人には、SESは少し寂しい場所になるかもしれません。

IT業界は変化が激しい世界です。どんな働き方を選んでも、100%の正解はありません。

でも、自分で納得して選んだ道なら、たとえ壁にぶつかっても乗り越えられます。SESを「使い倒す」くらいの気持ちで、まずは一歩を踏み出してみてはどうでしょうか。

一歩踏み出した後に見える景色は、今とは全く違うはずですから。最終的にはあなたの判断です。

この記事がその材料になれたなら嬉しいです。以上です。

何か1つでも参考になっていれば幸いです。

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