私はアプリ開発をする会社にITエンジニアとして勤務している28歳です。今年で勤続7年目で年収は700万円ほどになります。
仕事内容はアプリを動かすためのプログラミングをすることが主です。
ただ、それ以外にもチームリーダーとしての役割もあるので、クライアントと直接やり取りをすることも仕事の一部となっています。
【 現在アプリ開発業界が抱えている問題点 】
- プログラミングをするだけなら今すぐにでもAIが代替できる
- 残業規制が厳しい風潮にも関わらず一向に職場環境が改善されない
- 新しいスキルを学ぼうとしない上司が多すぎる
- クライアントのいわれるがままに仕事をすることがすべてだと思い込んでいる社員が多い
以上が現場で顕著です。
アプリ開発の仕事はAIでなくなる可能性は十分にある
世間一般では「エンジニア業界はAIが発展しても安泰」との声もあるようです。
しかし、私は他の仕事と同様にエンジニアの仕事もなくなると考えています。
例えば、エンジニアが一般的に行っているプログラミングの仕事ですが、あれは現在のAIが代替することは十分可能です。
その証拠にアメリカでは簡単なアプリのプログラミングであればAIが人間の代わりに自走しているケースも出てきているからです。特に金融会社では顕著です。
アメリカで起こっていることは近い将来日本でも起こるのが今までの通例なので、エンジニアの仕事が奪われ始めるのは時間の問題だと思っています。
とはいえ、ルーティンワーク化したプログラミングに限った話です。
クライアントと話し合ったうえでプロトタイプを実装し、期待するデータが出るまで試行錯誤する仕事は現在のAIでは難しいでしょう。
現在のAI技術はインプットデータを膨大につぎ込んで機械学習させるのが常だからです。
そのため、10年以上のスパンで見たら一部のエンジニアの仕事はなくなっていくはずですが、それでも他の仕事に比べれば将来性は十分だと考えます。
分野によりけりですが、エンジニアの給料はこれからも上がり続けるはずです。
特に日本では慢性的なエンジニア不足なので、年齢に関わらず今からエンジニアを目指すのは悪くないと考えます。
エンジニアの人手が足りていないというのを一般的に実感するのは難しいかもしれません。しかし、2020年から小学校でプログラミングの授業を必修化する動きを見ても、国全体がエンジニアの人手が足りていないことを重く見ているのは間違いないはずです。
ニーズが増え続けるのは明らかでしょう。
しかもエンジニア不足は日本に限った話ではないので、国を選ばなければ就職するのはより容易になるはずです。
英語が話せればいうことはないですが、最近ではAIが翻訳してくれるデバイスも登場しているので、英語を学ぶ必要性すらなくなるかもしれません。
そのため、確実に必要になるのはエンジニアとしてのスキル一択です。
エンジニアの仕事がAIに取って代わられないようにすべきことは?
残酷な話ですが、アプリ業界がAIにとって代わられないために個人がすべき対策は何もないように思えます。
AIの技術革新は想像以上に早いからです。
今後10年は勝てないといわれた囲碁棋士にAIが勝ってしまうのが現代です。
今ではプロの囲碁棋士がこぞってAIの一手を研究する時代です。
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そのため、エンジニア業界でもすぐにでもそういった波が来る可能性は十分にあります。
とはいえ、個人単位でAIに仕事を奪われないためにすべきことは2つあると考えています。実際に私が実践していることです。
まず一つは、スキルを学び続けるということです。
エンジニアが行うプログラミングには言語がありますが、その言語は一つではありません。
有名所だとJavaやRuby、Pythonなどがあります。
そのすべてを使えるようになる必要はないですが、少なくとも学ぶ姿勢は大切です。
「私はJavaしか使ったことがないのでRubyは使えません…」というエンジニアと、「Rubyは使ったことがないですが、やってみます!」というエンジニアでは圧倒的に後者の方が生き残れます。
当然のような話ですが、私が働いている会社内には圧倒的に前者が多いのが現実です。
かくいう私も多言語に精通したエンジニアではありませんが…。
しかし、エンジニアは技術職である以上いつまでも学ぶ姿勢を持つことはとても大切です。
そしてAIに仕事を奪われないための二つ目の対策は、人間の強みを出すことです。
私が思う人間の強みというのは、感情豊かにコミュニケーションがとれるということです。
エンジニアの仕事はプログラミングの前にクライアントとのやり取りが発生するのが常なので、クライアントを満足させられるようなコミュニケーション能力を磨くことは必須になります。
感情を持ったAIは確かに登場してくるはずですが、ロボットだと味気がないと犬猿する層がいるのは事実です。
そのため、人間味あるコミュニケーションはエンジニアの仕事においても必須になると考えます。
これからアプリ業界のエンジニアになりたい人へ
エンジニア業界は長期的に見ればAIに奪われ始める仕事です。とはいえ、数ある仕事の中では最も安泰といえるのも事実です。
これからエンジニア業界に足を踏み入れる方は、今の内にスキルを磨いてエンジニア業界で生き残る術を見つけていきましょう。
もちろんエンジニアは技術職である以上、スキルは一生学び続けなくてはいけません。
いつになっても探究心を持ち続けることを忘れずに、自分のスキルを磨いていって下さい。
そのためにアメリカの動向に目を光らせることをおすすめします。
今までの傾向から見ても、アメリカの技術革新が世界のスタンダードになることは多かったからです。
アメリカの動向を追いつつ、将来性を加味した上で自分が身に付けるべきスキルを磨くことが何より大切です。
さらに人間としてのコミュニケーション能力を磨くことも大切になります。
いまどき機械のように黙々とプログラミングをしているだけではAIに代替されるだけです。
機械にできない人間の強みを存分に活かしていくことも忘れてはいけません。
また、よく聞かれる話ですが、エンジニアの仕事をするのに必要は資格は一切ないです。
情報技術検定などの資格もありますが、職場ではほとんど認知されていません。
資格を取るならプログラミングスクールなどに通って先輩エンジニアからプログラミングのレビューを貰うなどした方が有益です。
未経験からIT業界へ転職なら【WebCampPRO】 ・・・お勧めです。
エンジニアの仕事は海外の方が年収が高い傾向にあるので、興味があるならTOEICを受けるのも効果的です。
何点必要かの基準はありませんが、できるだけ高得点をとっておいた方が評価はされやすいです。
最低700点、できれば800点以上が欲しいです。
どちらにせよ広い視野を持って、自分のスキルを絶えずに磨いていく努力は怠らないようにして下さい。
あなたの業界の意見お待ちしています!