webの制作会社に約2年間勤めています。23歳で年収は250万前後です。私はこの仕事について数年ですが、この仕事はAIではなくならず、未経験者にもチャンスがあると現場で強く感じています。
まず、AIにとって代わる仕事かどうかというのは、その仕事は「人間がする必要があるか」ということがポイントになってくると考えます。とても当たり前のことですが、重要なことです。
みなさんも自動化された仕事を毎日目にすると思います。
例えば、スーパなどのレジがあります。
現在、セルフレジという形で着々と数を増やしていますよね?
レジ業務で必要なものは、主にお金の計算のみ。商品の合計金額を出して、おつりを計算する。100人やって100人とも同じ動きをするかと思います。
そしてweb業界ですが、一見するとAIにとって代わられそうですが、「人間がする必要があるか」の点で考えるとその心配はなさそうです。
むしろ、ニーズが増えてくるとも思っているので、将来性は間違いなくあります。未経験者でも今はチャンスがあるのです。
web業界が未経験者にも将来性があると思える理由
現状でも、ディレクション、デザイン、構築、マーケティングにいたるまで、人の手で行っています。
では、なぜ「人間がする必要があるか」というと、web業界で最も重要視されるのは「柔軟性」だと思います。これは若い人に有利に働くことが多々あります。やっぱり年を取ると固定観念に縛られやすくなるのです。
私たちは同じテーマ、同じコンテンツ、同じターゲットであっても、何に重きをおくかで中身はかわっていきます。そのため繰り返しクライアントとすり合わせ、納得のいくものを作っていきます。
AIでの作業は確かにスピード感はでるでしょう。しかし、クライアントの内容に沿ったものはできるでしょうか。私はそうは思いません。
最悪の場合、修正には人の手を使うことになってしまうことになり、二度手間、三度手間になってしまうリスクもあります。AIを活用する際はあらかじめ妥協点をもつことになるでしょう。
また、デザインもそうです。デザインに正解はありません。100人いて100人が好むデザインはこの世に存在しません。ベテランだけが活躍できるというものでもないのです。
AIがいくら豊富な知識と、膨大な計算力をもっていたとしても、人の「感性」の部分には匹敵するとは思えません。webデザインは代表ですが、この感性の部分は若い未経験者に有利なのです。
さらに、web業界に限らず、コミュニケーションが問われる現場ではなかなかAIが及ぶことはないでしょう。
クライアントとのコミュニケーション、社内でのコミュニケーション。要所要所でAIの技術を使うことはあっても、メインがAiにとって代わることはないと断言します。
webの業界では、AIに限らずさまざな分野で常に進化しています。
ブラウザやos、cmsはなど、めまぐるしい速度でアップデートを繰り返したり、新しいものが生まれたりしています。我々はその流れについていかなければなりません。年上だからと言って、現状に甘んじるわけにはいきません。
我々も常に進化する必要があるのです。
AIの進化ははやい!情報収集しなければ仕事はなくなる
常に進化するにはなにが必要になってくるのか?それは情報収集です。
AIではできない仕事をしなくてはいけない、技術を身につけなければならない。と考えると思いますが、まずそれがなんなのかを知らなければ何もできませんよね?
ツイッターやブログサイトなどでは、日々新しい情報が更新されています。それらを吸収し、自分の脳もアップデートすることが極めて重要です。
また、私はセミナーへの参加も積極的に行っています。ディレクション、コーディング、デザイン、cms関連、様々なセミナーに参加しています。
講師の方々は時代の流れに先頭を行く、先駆者ばかりです。もちろん、AIのことも意識した話もよくききました。
その方達の考えやアイデアをインプットすることが、AIにとって代わられない最大の対策といえます。また、講義を受けるだけでなく、実際に講師の方とコミュニケーションをはかり、最新の情報を得られるルートを開拓するのが大事です。
AIにとって代わられないように自分の技術を磨くのはもちろんですが、逆にとらえ、AIを有効活用すればいいのです。
人工知能の活かせる部分、人間の活かせる部分はそれぞれ違っています。
「人間がする必要のない」仕事に時間を費やしてしまうのとてつもなく無駄です。それぞれの強みを把握しないと、生産性かけてしまい、あっという間に食われてしまうことでしょう。
web業界の仕事は将来性あり!需要は現場で増えている!
これからの時代、web業界はAIに取って代わられるどころか、ますます需要があがってくる業界だと思っています。これは未経験者にとってチャンスでしょう。
それは、AIを利用する側にまわることもあり、我々にしかできないことが増えてくるからです。
ですが、そこに甘え、安心するのではなく、時代に追いつくことができなくなればすぐに需要がなくなってしまうというリスクと隣り合わせということも認識しておかなければなりません。
果たしていま何を求められているのかを知り、知識を蓄えましょう。私は主にフロントを担当していますが、入社してからすでに進化がおきています。それだけweb業界の発展速度は早いのです。
私もいまだに勉強の毎日です。そしてこれからもずっと勉強の日々が続くでしょう。
そして何度も言いますが、情報収集がとても重要になってきます。常にアンテナをはりめぐらせ、少しでも身になることはインプットしてみてください。簡単なことから始めてみましょう。
web関連のツイッターのアカウントをフォローしたり、興味のあるブログ記事を1日1ページ読んでみたり、情報はいたるところに転がっています。
そしてさらに大事なのが、それらをアウトプットすることです。アウトプットする機会を見つけ、技術を自分のものへとしていくのです。
web業界はAIに取って代られそうなイメージがあります。実際に私も業界に入る前まではそう考えていました。
ですが、web業界に身を投じて2年になりますが、まだまだ人間が活躍できる現場です。そして確実にこれからも活躍できることでしょう。
AIの仕事と人間の仕事を見極めて自分のやるべきことを見つけましょう。そこをさえ見誤らなければ間違いなく我々の業界の将来性はあると思います。
若い人はどんどんこの業界に飛び込めばいいと思います。周りでも一気に年収が増えたり、そのまま独立している人もいる世界です。迷ったらまず行動!それを心がけてください。
あなたの業界の意見お待ちしています!