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IT業界のインフラとは何か?初心者向け解説|未経験でも5分でわかる基礎知識

今の仕事に不安を感じて、IT業界への転職を考えたことはありませんか?実は、未経験からIT業界に飛び込む人の約6割が、最初に「インフラ」という言葉の壁にぶつかっています。でも、このインフラの仕組みさえ理解してしまえば、ITの世界は驚くほど身近に感じられるようになるんです。

この記事では、元々文系職だった私がインフラエンジニアとしての一歩を踏み出した経験をもとに、専門用語を一切使わずにその全貌をお伝えします。読み終わる頃には、あなたも「インフラって意外と面白そう」と自信を持って言えるようになっているはずです。


目次

IT業界のインフラって何?未経験の私が驚いた「社会の裏側」

IT業界のインフラって何?未経験の私が驚いた「社会の裏側」

「インフラ」と聞くと、なんだか難しそうなイメージを持ってしまいますよね。私も最初は、真っ暗な部屋で緑色の文字が流れる画面を眺めるような、そんな特殊な世界だと思っていました。

でも、実際は私たちの生活を支えている水道や電気と全く同じ役割を持っているんです。

私たちが普段、当たり前のようにスマホでSNSを見たり、ネットショッピングを楽しんだりできるのは、その裏側で「ITインフラ」が休むことなく動いているからです。もしこのインフラが止まってしまったら、銀行のATMはお金を下ろせなくなり、電車の運行状況も分からず、病院の予約すら取れなくなってしまいます。

つまり、現代社会において最も欠かせない「命綱」のような存在なんですね。ここでは、そんなITインフラの正体を、初心者の方でもイメージしやすいように紐解いていきます。

まずは、私たちが毎日使っている身近なものに例えて、その本質を理解することから始めてみましょう。難しい技術用語を覚えるのは、そのあとで十分間に合いますよ。

蛇口をひねると水が出るのと同じ!ITの世界にもある「当たり前」

ITインフラを理解する一番の近道は、生活インフラと比較してみることです。

  • 水道の蛇口と配管
  • 電気のコンセント
  • ガスを運ぶパイプ

これらの共通点は、普段は存在を意識しないけれど、使えなくなると生活が成り立たなくなることです。ITインフラも同様に、ネットという蛇口から情報を出すための基盤です。

生活に欠かせない水道や電気との共通点

水道の場合、ダムに水が蓄えられ、浄水場できれいにされ、太い配管を通って各家庭の蛇口まで届きますよね。ITインフラもこれと全く同じ構造をしています。

データが蓄えられている場所があり、それがネットワークという「配管」を通って、あなたのスマホやPCという「蛇口」から出てくるのです。この「ダム・浄水場・配管」にあたる部分をまとめてITインフラと呼びます。

私たちがYouTubeで動画を見られるのも、この配管がしっかり繋がっているからこそ。目には見えませんが、物理的なインフラと同じくらい強固な仕組みがネットの裏側には張り巡らされているのです。

24時間365日止まらないのが当たり前の世界

蛇口をひねったのに水が出ない、スイッチを入れたのに電気がつかない。そんなことが起きたらパニックになりますよね。

ITインフラも同じで、「止まらないこと」が最大の価値とされています。大晦日の深夜でも、平日の朝のラッシュ時でも、常に安定して動き続ける。

この「当たり前」を維持するために、インフラエンジニアというプロフェッショナルたちが裏側で支えています。もしシステムが止まれば、企業の信頼は失墜し、多額の損失が出ることもあります。

だからこそ、インフラは非常に責任が重く、それゆえに社会から強く必要とされる、やりがいに満ちた分野と言えるのです。

インフラを形作る「ハード」と「ソフト」の役割分担

ITインフラは、大きく分けて「ハードウェア」と「ソフトウェア」の2つの要素で成り立っています。この違いを理解すると、ITの世界がより具体的に見えてきます。

  • 物理的なサーバー機
  • 通信用のケーブル
  • OSなどの基本ソフト

ハードウェアは「体」、ソフトウェアは「魂」や「知能」に例えられます。体がなければ動けませんし、魂がなければただの箱です。

この両方が揃って初めて、サービスが動き出します。

目に見える機械がハードウェアの正体

ハードウェアとは、実際に手で触れることができる「機械そのもの」を指します。例えば、データを処理する強力なコンピューターである「サーバー本体」や、情報を保存する「ストレージ」、さらにはそれらを繋ぐ「LANケーブル」や「ルーター」などがこれに当たります。

データセンターと呼ばれる巨大な施設に行くと、冷蔵庫のような大きな箱がずらりと並んでいますが、あれこそがITインフラの物理的な実体です。未経験の方は「機械に詳しくないとダメかな」と不安になるかもしれませんが、最初は「情報を処理するための頑丈な箱があるんだな」くらいの認識で全く問題ありません。

目に見えない仕組みがソフトウェアの役割

一方でソフトウェアは、ハードウェアという箱に「どう動くべきか」を指示するプログラムのことです。インフラの世界で特に重要なのが「OS(オペレーティングシステム)」です。

WindowsやMac、あるいはエンジニアがよく使うLinuxなどが有名ですね。これらのソフトがハードウェアを制御することで、初めて私たちはデータを保存したり、通信したりできるようになります。

他にも、セキュリティを守るためのソフトや、ネットワークの流れを制御するソフトなど、目には見えないけれど重要な役割を果たすプログラムが無数に存在しています。ハードとソフトが手を取り合うことで、快適なネット環境が作られているのです。

物理サーバーからクラウドへ、今の主流はどう変わった?

最近よく耳にする「クラウド」という言葉。これもITインフラの大きな変革の一つです。

以前は物理的な機械を自社で持つのが当たり前でしたが、今は少し状況が違います。

  • 自社設置のオンプレ
  • ネット経由のクラウド
  • 両方を混ぜたハイブリ

かつては「マイカー」を持つのが主流でしたが、今は「カーシェア」や「レンタカー」を利用する人が増えていますよね。クラウドはまさに、ITインフラのシェアリングサービスのようなものです。

自社で機械を抱えるオンプレミスの時代

自社の建物内に物理的なサーバーを設置して運用することを「オンプレミス」と呼びます。一昔前まではこれが標準でした。

自分で機械を購入し、組み立て、設定し、冷房の効いた専用の部屋で管理する。いわば「自分の家を建てる」ようなものです。

メリットは、自分の好きなようにカスタマイズでき、セキュリティも自分たちの手で完全にコントロールできること。しかし、機械を買うのに数百万〜数千万円の初期費用がかかり、設置までに数ヶ月かかることも珍しくありません。

また、故障した時の修理も自分たちで行う必要があり、運用には多大な労力が必要でした。

ネット越しに借りるクラウドが選ばれる理由

これに対して「クラウド」は、AmazonやGoogleなどの大企業が所有する巨大なサーバーの一部を、インターネット越しに借りて利用する形態です。これの凄いところは、マウス操作だけで数分後には新しいサーバーが使い始められること。

初期費用もほとんどかからず、使った分だけお金を払う「サブスク」のような仕組みです。メンテナンスもサービス提供側がやってくれるため、自分たちで機械を修理する必要もありません。

今のIT業界では、この「必要な時に必要な分だけ借りる」クラウドが主流となっており、未経験から学ぶ際も、クラウドの知識は非常に強力な武器になります。

ITインフラを支える4つの柱、これを知れば全体像が見えてくる

ITインフラを支える4つの柱、これを知れば全体像が見えてくる

ITインフラが社会の基盤であることは分かりましたが、具体的にどんなパーツで構成されているのでしょうか?実は、大きく分けて4つの主要な要素があるんです。この4つさえ押さえておけば、エンジニア同士の会話も「あ、あのことね!」と理解できるようになります。

これらは単体で動いているのではなく、お互いに連携しながら一つのシステムを作り上げています。例えば、あなたがスマホでメッセージを送る時、そのメッセージは「ネットワーク」を通って「サーバー」に届き、そこで処理されて「ストレージ」に保存される。

そしてその全ての過程が「セキュリティ」によって守られている、というイメージです。

一つひとつの役割は非常にシンプルですが、奥が深いものばかり。それぞれの「柱」がどんな仕事をしているのか、詳しく見ていきましょう。

全てのサービスが動く場所、司令塔としてのサーバー

サーバーは、ITインフラにおける「脳」のような存在です。ユーザーからのリクエストを受け取り、それに応じた結果を返す役割を持っています。

  • Webサーバー
  • メールサーバー
  • DBサーバー

サーバーには用途に合わせて様々な名前がついていますが、基本的には「何かを提供(Serve)するもの」という意味です。レストランのウェイターさんのような役割だと考えると分かりやすいですね。

WEBサーバーがサイトを表示する仕組み

あなたがブラウザにURLを入力したとき、最初に「このページを見せてください!」というお願いを受け取るのがWEBサーバーです。WEBサーバーは、保管されている画像やテキストデータをかき集めて、あなたの画面にきれいに表示されるように整えて送り返してくれます。

このやり取りはわずか0.1秒などの一瞬で行われますが、裏側ではWEBサーバーが猛スピードで働いているのです。人気アーティストのライブチケット販売などでサイトが重くなるのは、このWEBサーバーにお願いが殺到して、処理が追いつかなくなっている状態なんですよ。

アプリケーションサーバーが命令を処理する

WEBサーバーが「見た目」を整える担当なら、アプリケーションサーバーは「計算や判断」を行う担当です。例えば、ネットショッピングで「購入ボタン」を押したとき、在庫があるかを確認したり、ポイントを計算したり、決済の処理を行ったりするのはこのサーバーの役割です。

より複雑な動きが必要なサービスほど、このアプリケーションサーバーの性能が重要になってきます。WEBサーバーと連携して、ユーザーが求める「機能」を正確に実行する、まさにシステムの中心部と言える司令塔なのです。

情報をスムーズに届けるための通り道、ネットワーク

ネットワークは、サーバー同士や、ユーザーとサーバーを繋ぐ「道路」の役割を果たします。どんなに優れたサーバーがあっても、道路がなければデータは届きません。

  • ルーター(道案内)
  • スイッチ(中継所)
  • ファイアウォール(門)

ネットワークエンジニアの仕事は、この道路が渋滞しないように管理したり、データが迷子にならないように正しい標識(設定)を立てたりすることです。目に見えないデータの流れをデザインする、地図を作るような仕事ですね。

ルーターやスイッチが通信を交通整理する

インターネットの世界には膨大なデータが飛び交っていますが、それらがぶつからずに目的地に届くのは「ルーター」や「スイッチ」といった機器のおかげです。ルーターは、データがどの道を通れば最短で目的地に着くかを判断する「交通管制官」のような役割。

一方、スイッチは建物内などでデータを適切な端末に振り分ける「ハブ」のような役割をします。これらが適切に設定されているからこそ、私たちは動画が途切れることなく視聴でき、大容量のファイルもスムーズに送受信できるのです。

地味に見えますが、非常に高度な技術が詰まった領域です。

IPアドレスはネット上の住所のようなもの

ネットワーク上でデータをやり取りするためには、どのコンピューターがどこにいるかを特定する必要があります。そのために使われるのが「IPアドレス」です。

これは現実世界でいう「住所」や「電話番号」のようなもの。例えば「192.168.1.1」といった数字の羅列で表されます。

ネットワーク機器はこのIPアドレスを見て、「あ、このデータはあそこのサーバー宛だな」と判断して運びます。この住所の仕組みを理解することが、インフラエンジニアへの第一歩。

未経験の方でも、自分のPCのIPアドレスを調べることから始めると、ぐっと理解が深まりますよ。

大切なデータを安全に保管するストレージとデータベース

ストレージとデータベースは、ITインフラにおける「書庫」や「金庫」です。情報を溜め込み、必要な時にすぐに取り出せるようにしておく場所です。

  • 大容量のHDD・SSD
  • 情報の整理(DB)
  • バックアップ(予備)

ただ保存するだけでなく、「いかに速く、いかに安全に」取り出すかが重要です。銀行の口座残高や、大切な写真データが消えてしまったら大変ですよね。

それを防ぐのがこの要素の使命です。

膨大な情報を整理して取り出しやすくする

情報はただ闇雲に保存しても役に立ちません。図書館の本がバラバラに置かれていたら、お目当ての一冊を探すのに日が暮れてしまいますよね。

そこで活躍するのが「データベース(DB)」です。データベースは、情報を表形式などで整理し、検索しやすくするソフトウェアのこと。

例えば、ネットショップの会員情報や商品価格などが、整然と並べられています。ユーザーが検索窓にキーワードを入れると、データベースが瞬時にその場所を特定し、情報を差し出します。

この「整理整頓の技術」があるからこそ、私たちは膨大なネットの海から欲しい情報をすぐに見つけられるのです。

故障してもデータが消えないための工夫

ハードウェアであるストレージ(HDDやSSD)は、いつか必ず壊れます。しかし、インフラの世界では「壊れてもデータは消さない」ことが絶対条件です。

そのために、複数のディスクに同じデータを書き込む「RAID」という技術や、別の場所にデータをコピーしておく「バックアップ」が欠かせません。もし一つの機械が火を噴いて壊れても、隣の機械がすぐに代わりを務める。

そんな二重三重の守りがあるからこそ、私たちは安心してデータを預けられるのです。この「守りの設計」を考えるのも、インフラエンジニアの腕の見せ所と言えます。

安全な運用に欠かせない「セキュリティ」

セキュリティは、ITインフラ全体を包み込む「外壁」や「警備員」です。悪意のあるハッカーやウイルスから、システムとデータを守り抜きます。

  • 不正アクセスの遮断
  • データの暗号化
  • ウイルス対策ソフト

最近はサイバー攻撃が巧妙化しているため、セキュリティの重要性はかつてないほど高まっています。インフラを作る段階からセキュリティを意識することが、今の時代の常識です。

ファイアウォールが不正な侵入をブロック

「ファイアウォール」とは、直訳すると「防火壁」のこと。インターネットの世界では、外部からの怪しい通信を焼き払い、許可された安全な通信だけを通す関所の役割をします。

例えば、会社の内部システムに部外者が勝手に入ってこれないように、この壁が24時間体制で監視しています。設定一つ間違えると、必要な通信まで止めてしまったり、逆に穴だらけになってしまったりするため、非常に緻密な作業が求められます。

まさに、城の門番として誰を通すべきかを見極める、重要かつ緊張感のあるポジションです。

常に最新の状態を保つことが最大の防御

セキュリティにおいて最も基本的で、かつ最も重要なのが「アップデート」です。ソフトウェアには、時に「脆弱性」と呼ばれる弱点が見つかります。

攻撃者はその隙間を狙って侵入してくるため、開発元が配布する修正プログラムをすぐに適用しなければなりません。スマホのアップデート通知を面倒に感じることもあるかもしれませんが、あれは泥棒が入りやすい窓を修理しているようなもの。

インフラエンジニアは、管理している何百台ものサーバーに対して、このアップデート作業を計画的に行い、常に最新の「最強の状態」を維持する責任を負っています。

未経験から目指せる!ITインフラエンジニアの主な仕事内容

未経験から目指せる!ITインフラエンジニアの主な仕事内容

「インフラのことは分かったけど、実際にエンジニアは何をしているの?」という疑問が湧いてきますよね。実は、インフラエンジニアの仕事は、システムの「一生」に寄り添うようにいくつかのフェーズに分かれています。

未経験から入社する場合、まずは「運用・保守」という、出来上がったシステムを見守る仕事からスタートすることが一般的です。そこで現場の感覚を掴んでから、徐々に「設計・構築」という、ゼロからシステムを作り上げるクリエイティブな仕事にステップアップしていきます。

最近では、これら全てをクラウド上で行う「クラウドエンジニア」という職種も大人気。それぞれの仕事にどんな面白さがあるのか、具体的にご紹介します。

土台を設計・構築する「設計・構築エンジニア」

設計・構築は、家でいうところの「建築家」と「大工さん」の役割です。何もない更地に、どんなシステムを建てるかを考え、実際に組み立てていきます。

  • 要件定義(相談)
  • 基本・詳細設計
  • 機器の設置・設定

クライアントが「こんなサービスを作りたい」という夢を語り、それを技術的にどう実現するかを考えるのが設計。そして、実際にサーバーを並べて設定を流し込むのが構築です。

クライアントの要望を形にする設計の楽しさ

設計の仕事は、パズルのピースを組み合わせていくような面白さがあります。「ユーザーが100万人来ても壊れないようにしたい」「予算はこの範囲に収めてほしい」「セキュリティは最高レベルで」といった、一見矛盾しそうな要望を、技術の力で解決していきます。

どのメーカーのサーバーを使い、ネットワークはどう繋ぎ、OSは何を選ぶか。自分の書いた設計図が、巨大なシステムのバイブルになる快感は、この職種ならではの醍醐味です。

論理的に物事を考えるのが好きな人には、たまらない仕事と言えるでしょう。

ゼロからシステムを組み立てる達成感

構築のフェーズでは、設計図をもとに実際に手を動かします。物理サーバーならネジを回してラックに取り付け、ケーブルを一本一本繋いでいきます。

クラウドなら、画面上でコマンドを打ち込み、仮想的なサーバーを立ち上げます。設定を一つひとつ丁寧に入れ込み、最後に電源を入れて「正常に起動しました」というログが流れた瞬間の安心感と達成感は、何度経験しても格別です。

自分の手で命を吹き込んだシステムが、世界中の誰かの役に立つ。そんな実感が持てる、ものづくり精神に溢れた仕事です。

24時間365日の安定を守る「運用・保守エンジニア」

運用・保守は、システムの「お医者さん」や「警備員」のような仕事です。完成したシステムが健康に動き続けられるよう、日々メンテナンスを行います。

  • システム監視
  • トラブル対応
  • 定期アップデート

未経験者の多くはこのポジションからスタートしますが、実はここが一番「インフラの基礎」を学べる場所。現場で起きる生のトラブルに触れることで、教科書には載っていない知識が身につきます。

トラブルを未然に防ぐ監視業務の重要性

「何も起きないこと」が、運用エンジニアにとって最高の成果です。モニターに映し出されるサーバーの稼働状況をチェックし、「あ、CPUの温度が少し上がっているな」「通信量がいつもより多いかも」といった小さな変化に気づくことが求められます。

大きな事故になる前に芽を摘む、いわば未病を防ぐ名医のような役割ですね。地味に見えるかもしれませんが、この監視があるからこそ、私たちは夜も安心して眠れるのです。

ルーチンを正確にこなし、異変にいち早く気づく力は、エンジニアとしての基礎体力になります。

万が一の障害発生時に冷静に対応するスキル

もちろん、どれだけ気をつけていてもトラブルは起きます。突然サーバーが止まった、ネットが繋がらない。

そんな時、運用・保守エンジニアの真価が問われます。焦らず、原因がどこにあるのかを切り分け、適切な手順で復旧させる。

パニックにならずに「まずこれを試そう」と判断できる冷静さが武器になります。トラブルを解決して「繋がりました!ありがとうございます!」と感謝された時の喜びは、何物にも代えがたいもの。

現場で培った「修羅場をくぐり抜けた経験」は、将来どんなプロジェクトに行っても重宝される一生モノの財産になります。

需要急上昇中の注目職種「クラウドエンジニア」

今、最も求人数が多く、年収も上がりやすいのがクラウドエンジニアです。AWS(Amazon Web Services)などのクラウドサービスを使いこなす専門家です。

  • スピード感ある開発
  • 世界標準の技術力
  • リモートワーク適性

物理的な機械を触る必要がないため、PC一台あれば世界中のどこからでも仕事ができるのが魅力。最新の技術が次々と登場する、非常にエキサイティングな分野です。

AWSなどの最新技術に触れられる環境

クラウドの世界は、進化のスピードが異常に速いです。Amazon、Microsoft、Googleといったテック巨人が、毎日のように新しい便利機能を発表しています。

クラウドエンジニアは、それらをいち早くキャッチアップし、システムに取り入れていきます。昨日まで手作業で数時間かかっていたことが、新しい機能を使えば一瞬で終わるようになる。

そんな魔法のような体験が日常的にあります。常に新しいことを学び続けたい、知的好奇心が旺盛な人にとっては、これほど刺激的で飽きない仕事は他にありません。

場所を選ばない働き方が実現しやすい理由

物理サーバーを扱うエンジニアは、どうしてもデータセンターに行く必要がありますが、クラウドエンジニアは違います。管理画面は全てインターネット上にあるため、自宅からでも、カフェからでも、極端な話、海外からでも仕事が可能です。

実際に、フルリモートで働いているクラウドエンジニアは非常に多いです。「IT業界に入って自由な働き方を手に入れたい」と考えているなら、この職種は最短ルートと言えるでしょう。

スキルさえあれば、私生活と仕事を高いレベルで両立させることができる、現代的なキャリアパスです。

未経験者にITインフラ業界への就職・転職をおすすめする理由

「プログラミングの方が華やかそうだし、そっちの方がいいかな?」と迷っている方もいるかもしれません。でも、実は未経験者こそ、インフラ業界からキャリアを始めるメリットがめちゃくちゃ大きいんです。

私自身も、後悔しない選択をするためにインフラを選びました。

プログラミング(開発)は流行り廃りが激しく、昨日まで使っていた言語が明日には古くなることもあります。一方で、インフラの基礎知識は一度身につければ10年、20年と使い続けられる「普遍的」なものが多いのが特徴です。

さらに、未経験者を歓迎する土壌が整っており、着実にステップアップできる仕組みがあります。なぜ今、あなたがインフラを選ぶべきなのか、その具体的な理由を4つに絞ってお伝えします。

需要が安定しており「食いっぱぐれない」スキルが身につく

インフラは社会の基盤。景気が良かろうが悪かろうが、システムが動いている限りインフラエンジニアの仕事がなくなることはありません。

  • 全ITサービスの土台
  • 替えが効かない技術
  • 慢性的な人材不足

「手に職をつけたい」と考えているなら、これほど心強い分野はありません。一度このスキルを手に入れれば、将来の不安は一気に解消されるはずです。

社会のIT化が進むほどインフラの重要性は増す

今や、ITと無縁の仕事を探す方が難しいですよね。DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる中、あらゆる企業がシステムを導入しています。

システムが増えれば増えるほど、それを支えるインフラの需要も右肩上がりで増えていきます。AIやIoTといった最新技術も、全てはインフラという土台の上で動いています。

つまり、ITインフラエンジニアは、これからのデジタル社会において「最強の裏方」であり続けるということ。世の中の仕組みが進化すればするほど、あなたの価値も勝手に上がっていくような、非常に有利なポジションなのです。

一度身につけた技術は一生モノの武器になる

プログラミング言語には流行がありますが、ネットワークの仕組み(TCP/IP)や、OSの基礎(Linux)といったインフラの根幹技術は、ここ数十年ほとんど変わっていません。つまり、一度必死に勉強して身につけてしまえば、その知識がゴミになるリスクが極めて低いのです。

若いうちにこの「一生モノの基礎」を固めておくことで、将来他の分野(開発やAIなど)に興味が移ったときも、インフラの知識があることが強力なアドバンテージになります。土台がしっかりしているエンジニアは、どこへ行っても重宝されるのです。

学歴や経歴よりも「技術力」が評価される実力主義

IT業界のいいところは、過去を問わないところです。文系卒でも、前職が販売員でも、今のあなたが何ができるかだけを見てくれます。

  • 資格で実力を証明可
  • 未経験からの逆転劇
  • 公平な給与体系

特にインフラは「資格」という客観的な指標があるため、頑張りが目に見えやすいのが特徴。努力した分だけ、確実に市場価値が上がっていくのを実感できます。

過去の経歴よりも「今何ができるか」が重視される

「今までITとは無縁の人生だったから…」と引け目を感じる必要は全くありません。現場では「どの大学を出たか」よりも「このサーバーの設定ができるか」の方が100倍重要視されます。

実際に、元料理人、元自衛官、元アパレル店員など、多様なバックグラウンドを持つ人がインフラエンジニアとして大活躍しています。コミュニケーション能力や、トラブル時に動じない精神力など、前職で培った「人間力」が活きる場面も非常に多いです。

過去の自分をリセットして、新しい自分として勝負したい人にとって、これほど公平な土俵はありません。

資格取得がそのまま評価に直結する分かりやすさ

インフラ業界には「CCNA」や「LinuC」といった、世界的に認められた公的資格が充実しています。これらの資格を持っていることは、「私はこのレベルの技術を持っています」という強力な証明になります。

未経験者であっても、入社前に資格を取っておくだけで「やる気があるだけでなく、基礎知識も備わっている」と評価され、採用率が劇的に上がります。また、会社に入ってからも、資格を取るたびに手当が出たり、昇給したりする企業が多いです。

ゴールが明確なので、モチベーションを維持しながら成長していける環境が整っています。

未経験向けの研修制度が整っている企業が多い

「いきなり現場に放り出されたらどうしよう」という不安、ありますよね。でも安心してください。

インフラ業界は、未経験者を育てるノウハウが非常に豊富なんです。

  • 1ヶ月以上の基礎研修
  • メンター制度あり
  • 社内勉強会の開催

多くの企業が「未経験から一人前のエンジニアへ」という育成プログラムを持っています。給料をもらいながら勉強できる、最高に恵まった環境だと思いませんか?

研修期間で基礎をしっかり学べる安心感

未経験歓迎の求人を出している企業の多くは、入社後の1〜3ヶ月間を「研修期間」として設定しています。この期間は、現場の仕事はせず、会議室や専用のトレーニングルームでインフラの基礎をみっちり学びます。

PCの操作方法から始まり、ネットワークの仕組み、サーバーの設定方法まで、プロの講師が丁寧に教えてくれます。同じ時期に入社した仲間(同期)と一緒に学べるのも心強いポイント。

分からないことを教え合ったり、切磋琢磨したりしながら、不安を解消して現場デビューに備えることができるのです。

チームで動くからこそ先輩のサポートが厚い

インフラエンジニアの仕事は、基本的にチームで行います。一人で抱え込んで悩むことはほとんどありません。

特に未経験のうちは、必ず先輩エンジニアがペアになって指導してくれます(OJTと呼びます)。「この作業、やってみて。

横で見ているから」といった形で、実務を通して少しずつできることを増やしていけます。ミスが許されないインフラだからこそ、ダブルチェック体制が徹底されており、新人が一人で重大なミスをしてしまうリスクも回避されています。

先輩の技術を間近で見ながら学べる、最高の修行環境が用意されているのです。

キャリアパスが明確で将来の年収アップを狙いやすい

「将来的にどれくらい稼げるようになるの?」というのも大事な視点ですよね。インフラエンジニアは、経験年数とスキルに応じて年収が上がりやすい職種です。

  • スペシャリスト
  • プロジェクトマネジャ
  • ITコンサルタント

最初は年収300万円台からのスタートかもしれませんが、3年、5年と経験を積むことで、年収500万、700万、さらには1000万円超えも決して夢ではありません。

経験を積むごとに希少価値の高い人材へ

インフラエンジニアは、経験がモノを言う世界です。多くの現場を経験し、様々なトラブルを解決してきた実績は、市場価値に直結します。

特に「大規模なシステムの運用経験」や「最新のクラウド技術を駆使した構築経験」などを持つエンジニアは、引く手あまたの状態。企業側も優秀な人材を引き止めるために、高い報酬を提示せざるを得ません。

若いうちに苦労して身につけたスキルが、30代、40代になったときに「高年収」という形で返ってくる。そんな、将来の自分への投資として非常に効率の良いキャリアと言えるでしょう。

フリーランスやマネージャーなど多様な選択肢

ある程度スキルが身につけば、働き方の自由度も一気に広がります。特定の技術を極めて「スペシャリスト」として高単価なフリーランスになる道もあれば、チームをまとめる「マネージャー」として出世する道もあります。

また、インフラの知識を武器に、企業のIT戦略を支える「コンサルタント」に転身する人も。どの道に進むにしても、インフラという「ITの根っこ」を知っていることは、最強の強みになります。

自分の性格やライフスタイルに合わせて、柔軟にキャリアをデザインできる。それがインフラエンジニアという職業の大きな魅力です。

初心者がITインフラの基礎知識を効率よく学ぶ3ステップ

「よし、インフラエンジニアを目指してみよう!」と思っても、何から始めればいいか迷いますよね。闇雲にネットの記事を読み漁っても、情報が多すぎてパンクしてしまいます。

そこで、私が実際に試して「これが一番早かった」と思う学習ルートを3つのステップでご紹介します。

大切なのは、完璧主義にならないこと。ITの世界は広大すぎて、ベテランでも全てを知っているわけではありません。

まずは「全体の地図」を手に入れ、次に「実際に触れてみる」。最後に「プロの意見を聞く」。

この流れが最も挫折しにくく、着実に前に進める方法です。

特別な機材を買う必要はありません。今あなたが持っているPC一台で、今日から始められるステップです。

一つずつ見ていきましょう。

まずはIT資格(LinuC・CCNA)の学習から始める

インフラの学習で最も効率が良いのは、資格試験のテキストを読み込むことです。なぜなら、現場で必要な知識が体系的にまとめられているからです。

  • LinuC(OS基礎)
  • CCNA(ネット基礎)
  • ITパスポート(一般)

まずは「LinuC(リナック)」か「CCNA」のどちらか興味がある方を選んでみてください。これらを学ぶことで、インフラの共通言語が理解できるようになります。

Linuxの基礎が学べるLinuCの重要性

世界のサーバーの多くは「Linux(リナックス)」というOSで動いています。Windowsとは使い勝手が全く異なり、基本的にはマウスを使わず「コマンド」と呼ばれる文字を打ち込んで操作します。

LinuCの学習を始めると、「ディレクトリの移動」「ファイルの作成」「権限の設定」といった、サーバー操作の基本が身につきます。最初は「黒い画面に文字を打つなんて怖い」と思うかもしれませんが、慣れてくるとマウスよりも速く正確に操作できる快感に目覚めるはず。

このLinuxスキルは、インフラエンジニアにとっての「読み書きそろばん」のような必須技能です。

ネットワークの登竜門CCNAで基礎を固める

CCNAは、世界最大手のネットワーク機器メーカー「Cisco」が認定する資格です。これを学ぶと、インターネットがどうやって繋がっているのか、データがどうやって世界中を駆け巡っているのかという仕組みが、手に取るように分かるようになります。

「IPアドレスの計算」「ルーティングの仕組み」「セキュリティの基礎」など、ネットワークエンジニアとして一生使い続ける知識のオンパレードです。試験範囲は少し広いですが、ここを乗り越えれば「ネットワークのことが分かる人」として、業界で一目置かれる存在になれます。

基礎固めには最高の教材です。

クラウドサービス(AWS等)の無料枠で実際に触れてみる

本を読んでいるだけでは、本当の意味で理解したことにはなりません。今の時代、個人でも無料でプロと同じ環境を触ることができるんです。

  • AWS無料枠の登録
  • 仮想サーバーの構築
  • Webサイトの公開

AWSなどのクラウドサービスには、1年間無料で使える「無料利用枠」があります。これを使って、自分だけのサーバーをインターネット上に公開してみましょう。

AWSの無料利用枠を使って自分だけのサーバーを作る

世界シェアNo.1のクラウドサービスであるAWS。アカウントを作れば、数クリックで自分専用のLinuxサーバー(EC2と呼びます)を立ち上げることができます。

自分で立ち上げたサーバーにログインできた時の感動は、座学では絶対に味わえません。「あ、これがさっき本で読んだOSの設定か!」と、知識と体験が結びつく瞬間が必ず訪れます。

実機を買うと数万円しますが、クラウドなら無料。失敗してもボタン一つで消して、何度でもやり直せます。

この「試行錯誤できる環境」を自分で持っているかどうかが、成長スピードを決定づけます。

実際に動かしてみることで理解が10倍深まる

例えば、WEBサーバーをインストールして、自分のPCからブラウザでアクセスしてみる。あるいは、わざと設定を間違えてみて、どうして繋がらなくなったのかを調査してみる。

こうした「実体験」こそが、面接で語れるあなたの武器になります。「本を読みました」という人と、「実際にAWSでサーバーを立ててみました」という人、どちらを採用したいかは一目瞭然ですよね。

エラーにぶつかり、それをググって解決する。その繰り返しこそが、エンジニアとしての本物の実力を作ります。

楽しみながら、自分だけの実験場を動かしてみましょう。

未経験特化型の転職エージェントで市場価値を確認する

ある程度基礎が分かってきたら、早めに「プロの視点」を取り入れることをおすすめします。一人で悩んでいるよりも、市場のリアルを知る方が近道だからです。

  • 未経験専門を選ぶ
  • キャリア相談をする
  • 非公開求人をチェック

転職エージェントは、無料であなたのキャリア相談に乗ってくれます。「今の自分でも入れる会社はあるか?」「足りないスキルは何か?」を客観的に教えてもらいましょう。

未経験に強いエージェントが持つ非公開求人の価値

世の中には、一般的な求人サイトには載っていない「非公開求人」がたくさんあります。特に未経験者を一から育てる余裕のある優良企業は、ミスマッチを防ぐためにエージェント経由でしか募集を出さないことも多いのです。

エージェントは、企業の内部事情(研修の充実度や実際の残業代など)を詳しく知っています。自分一人で探すと「ブラック企業」を引いてしまうリスクがありますが、プロのフィルターを通すことで、安心して長く働ける会社に出会える確率が格段に上がります。

まずは情報収集のつもりで、気軽に登録してみるのが得策です。

今の自分に足りないスキルを客観的に指摘してもらう

「自分はまだ勉強不足だから、もっと完璧になってから相談しよう」と考えるのは、実は一番もったいないことです。エージェントとの面談は、今の自分の立ち位置を知るための「健康診断」のようなもの。

プロのカウンセラーに「この資格を取れば、年収がこれくらい上がりますよ」「この分野の経験を積めば、将来こんなキャリアが描けますよ」とアドバイスをもらうことで、学習のモチベーションも劇的にアップします。自分では気づかなかった「自分の強み」を言語化してくれることもあるので、自信を持って就職活動に臨めるようになりますよ。

まとめ:ITインフラは未経験から人生を変えられる最高のフィールド

IT業界のインフラについて、その正体から仕事内容、そして目指すべきステップまでお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

インフラは、派手なWEBサービスやアプリの影に隠れがちですが、それら全てを支える最も重要で、最も安定した「社会の心臓部」です。未経験からでも、正しいステップで学習を始めれば、確実にその一翼を担うエンジニアになることができます。

過去の経歴や学歴に縛られず、自分の努力がそのまま「技術力」という資産になり、将来の安定と高年収に繋がっていく。そんな魅力的な世界が、あなたのすぐ目の前に広がっています。

まずは、今回ご紹介した「資格の学習」や「クラウドの無料体験」から、小さく一歩を踏み出してみてください。その一歩が、数年後のあなたの人生を劇的に変えるきっかけになるはずです。

IT業界という新しい世界で、あなたが「当たり前を支えるプロフェッショナル」として活躍される日を、心から応援しています!

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