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銀行窓口業務の将来性は?AIに奪われ無人化する現状を30代のOLが語る

30代女性です。パートですが子どもが学校に行っている時間を利用して、大手都市銀行の事務のお仕事をしています。

1年くらい勤めていますが、時給は1,400円。月収に直すと、毎月20万円くらい、手取りだと16万円くらいの収入があります。

銀行の事務の仕事といえば、ローンセンターでの仕事・クレジットカード系の仕事など色々ありますが、私がおこなっているのは「支店での後方事務の仕事」。窓口を訪れた人の免許証のコピーをおこなったり、預入の状況をパソコンで確認する仕事です。

それほど大きな支店でもないので、働いている女性スタッフの数は5名くらい。

私と同じようにパートなど非正規で働いている人が多い印象です。長い人だと10年くらいパートを続けているおばさんもいます。

目次

AIで銀行の受付は無人化してなくなる可能性もある

銀行で働いていると、定期的に支店の飲み会に誘われます。子どもがいるため頻繁に参加することはできないのですが、たまに主人の帰りが早そうな日は参加することも…。

飲み会の席でパートの女性同士や、正社員の男性行員と最近話題になっているのが、この頃のAI化。

本社ではすでに一部の業務が、アナログ式の仕事からAIによる自動コンピューターの仕事にかわってきていて、時代の波を感じています。

「あと10年後には、私たちも、お払い箱かもね…」なんてギャグを交えて会話することもしばしば。

10年ものロングキャリアのある先輩スタッフも「最近の流れには、ついていけないわ」とこぼしています。

個人的にも、銀行の事務の仕事はAIにとって代わられるのでは…?と思っています。その理由は次のとおりです。

受付の仕事がAIでなくなる3つの理由とは?

◇ミスが少なくなる

銀行で長時間働いていると、たまに自分でも「集中力が切れたな」と思う時間帯があります。とくに感じるのが、休み明けの月曜日やハードワークが続いた金曜日の昼下がりなど…。

仕事なのでミスしないように気を付けていますが、それでも上司に怒られるような失敗を繰り返すこともあります。

疲れを感じやすいヒトに比べて、永遠にモチベーションを維持できるのがAI。小さなミスが少なくなるため、経営者にとってはさぞかし嬉しい環境だろうなと思います。

◇人権費が抑えられ、将来性もアップ

AIに仕事を任せられるようになると、パートやアルバイトに支払うマネーが少なくて済みます。

数名の正社員のみで運営できるようになるため、かさむ人件費は大幅にカット。少ない初期投資で、やりたい仕事に大胆に取り組めるようになります。

◇文句を言わない

当たり前ですがAIは愚痴や不平不満を言いません。どんなに深夜まで働かせても、ぐうの音をあげないため、経営者にとっては扱いやすい環境に。人間関係も穏やかでいられます。

AI時代に受付業務で生き残れる人間とは?

AIの進化によって、受付業務の仕事をはじめ、会社に残れる人・残れない人の2極化がますます進むと思います。今の仕事をAIに乗っ取られないようにするためにできることは、次のような点です。

◇ヒトにしか出来ない仕事をおこなう

AIはロボットのため、過去のパターンに基づいて「優等生の仕事」をおこないます。

反面、過去のパターンにはない仕事、イレギュラーの仕事には弱いという特性があります。私たちヒトが活躍できるのは、そんなイレギュラーな仕事。

その場の空気を上手によんで、臨機応変に対応できるのがヒトの良さです。

「AIに取って代わられたくない」と感じたのなら、まずは自分にしかできない仕事を模索してみること。出来ないと諦めるのではなく、自分に出来るプラスのことを見つける姿勢が大切です。

◇時代の流れに逆行しない

AIが活躍する社会になっていくと、AIとどう共存していくのかも大きなカギになってきます。時代に取り残される残念な人にならないためにも「AIを認めてあげる、柔軟な態度」も成功のキーワード。

時代の流れに逆行するのではなく、いまの状況をみずから受け入れていく姿勢が大切です。

例えばAIと上手に仕事を区分けできるようになれば、細かな計算問題はAIに任せ、自分は目の前にある大きな仕事に集中して取り組むことができます。

誰でもできる仕事はAIにお願いし、そうではない仕事はじっくり考えることができるため、考えようによっては「仕事がとても楽になる」と思います。

AI化を敵対視するのではなく、どうウマく共存していくか本気で考えてみること…それがこれからの時代を生き抜くための大きなポイントになるのではないかと思います。

時代が大きく移りゆく今の世の中、AIをラッキーと思うのか・そうではないかが、分かれ道になると思います。

今から転職や就職を考えている人へのアドバイス

インターネットの発展が進んでいく今、10年前とは比べものにならないくらい大きな時代の変貌を迎えています。「変化が怖い」と感じている方にむけて、伝えたいアドバイスは次のような点です。

◇絶対に「消えない仕事」はない

AI化が進むと、銀行の事務や病院の事務、デスクワーク全般の仕事がなくなると語る人がいます。けれども、事務の仕事すべてをAIに任せることができるには、まだまだ今のプログラムでは不十分。それを支えるヒトの存在が必要になります。

先の読めない今の時代を生き抜くうえで知っておきたいのは、絶対に無くならない仕事はないのだということです。

例えば今は売り手市場のプログラマーという仕事も、数年後には海外への委託が中心になるのでは…?と読まれています。時代の先端にいそうなプログラマーの仕事にも、いつかは「終わり」が訪れるのです。

反対にどんなにAIが進んでも、ロボットでは成し遂げられない仕事もあります。飲食業や接着業などは、その主たるもの。

心のこもったおもてなしが出来るのは、人より他にいないからです。時代の流れについていけないと感じたら、こうした別の分野に目を向けてみることも大切です。

◇時代が変わることを恐れない

20年前の日本では考えられないくらいのスピードで、刻々と技術が進化しています。

「変わらないもの」はたやすく受け入れられるものですが、「変わってしまうもの」には嫌悪感を感じてしまうのが、私たち日本人の特性です。

何かが大きく変わることで失うものもありますが、生まれることも多いもの。ゆとりある時間やサービス・ノー残業デーなど、これまで以上に「イイこと」も増えてきます。

変わってしまったことをなげくのではなく、変わることを楽しんでみる…そんな発想の転換がこれからのAI化を渡りゆく大きなカギになると思います。

単なるOLのままでは10年後が危ない!

私はすでに、転職活動も含め10年後に向けて準備をしています。今副業をとしてライターの仕事やっているのも、その一環です。

人生100年時代、女性の平均年齢は80代後半になっているし、後最低でも40年働かないといけないう危機感は強烈です。

銀行業務は今のところ公務員のようなかんじで、周りはほのぼのしている人もいるのですが、時代の大きな変化は近づいていると思います。

突然のリストラ、失業でパートのおばさんにもどるわけにも行きません。女性は35歳を過ぎると天職が一気に厳しくなるといいます。

みなさんもAI時代をみこして新しいスキルを探してください!

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